ホノルル国際空港のデルタスカイクラブで寛ぐ <ハワイの風に吹かれに行く>㉑最終章

8日目帰国日、ヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブが提携しているチヤーリーズ・タクシーに前日に電話予約をしておいた。ホノルル国際空港までチップ込みで35ドルである。7時10分位前にフロントでチェックアウトを済ませると、タクシーはもうホテルの出口エスカレーターの下で待機しているとの事。ホノルル国際空港までの道中も渋滞無くスムーズに到着出来た。
ウーバーを使う事も考えていたのだが、朝の時間帯で台数が少ないと配車されなくてイライラする可能性もあるので無難にタクシーにしておいたのである。
空港のチェックイン・カウンターまではスムーズだったのであるが、スーツケースの重量が1個だけオーバーしていた。係員によると追加で100ドルを支払うか、もう一方のスーツケースが軽いので中身を移し替えれば23kg以内に収まるという。100ドルは法外なので当然ながら中身の移し替えをした。デルタ航空は重量制限が厳しいのが難点である。今回のフライトはエコノミーで予約をしたが、デルタ航空のゴールドメダリオンの特典でコンフォート・プラスの席にアップグレードされていたので荷物重量制限も緩和されていると思い込んでいたが勘違いだった様である。

そんな事をやっているうちにチェックインをする人達があっと言う間に増えて来て、出国審査のゲートは長蛇の列になってしまった。ホノルル空港ではスカイ・プライオリティのゲートが無い。仕方なく最後尾に付くと列の途中から他のゲートに行く様に指示される。係員が先頭に立ち、JALのカウンターのある方向まで延々と歩かされた。結果的にはこちらのゲートは空いていて早く制限区域内に入る事が出来た。
そして海外旅行の最後の楽しみである空港ラウンジに立ち寄る。この日の出発ゲートを確認するとデルタ・スカイクラブ・ラウンジの直ぐ近くなので、ギリギリまでラウンジで過ごす事が出来そうだ。中に入ると日本行きの便の前である為、半分以上が日本人客である。空いているテーブル席に腰掛けて、先ずはドリンクとサラダ類を取ってくる。我々が食べ始めると、隣の席に年配の男性と若い女性の二人組が腰かけた。席の距離は離れているが、我々の席とその席が周囲をパーテーションで囲われている為、会話の内容は聞かずとも聞こえて来てしまう。最初は親子だと思っていたのだが、会話の雰囲気として訳ありの二人の様だ。そうなると二人の会話が気になってしまうものである。妻もその様であり、耳がダンボになっているのが分かる。我々の会話は少なくなり、隣の会話を聞いているだけになって来た。そのうち先方にもそれを悟られたかのような雰囲気になったので、席を外そうと思って料理を取りに行った。やれやれ中々やってくれるオヤジである。週末のグァムあたりに2泊とかだと、そんなオヤジも多いかと思っていたが、ハワイ旅行だと少なくとも5泊位はするんだろうなぁ、良く来れるなぁ、まあ来ようと思えば来れるかなどと色々余計な事を考えた。ラウンジは成田空港のデルタ・スカイクラブ・ラウンジと多少内容は違うが同等レベルであると思う。私にとっては充分満足出来るのでここに立ち寄るのが楽しみの一つになっているのである。

ラウンジで朝食をしっかり食べたので、機内食は殆ど手を付けずにやり過ごした。帰りの便は日中の時間帯のフライトなので、映画を観て過ごす。大抵は2~3本観てしまうので、寝ないまま成田に到着する事になる。寒がりの我々夫婦は機内では厚着してさらにブランケットを掛けて万全の体制で過ごすのだが、隣に座った若い欧米人の男性は半袖のTシャツに短パンである。それでいてゴホゴホと咳をしているのだ。こういうタイプの人は日本人でもありがちだが、迷惑なんだよなぁと思いながらフライト中出来るだけ顔を背ける様にしていた。しかし多分その人からウイルスを貰ってしまったのだろう、自宅に到着した頃から少し寒気を感じる様になり、翌朝起きたら鼻水が出る様になってしまった。結局夫婦共々1週間風邪で調子悪い日々を過ごす事になってしまった。自分の油断もあったのかもしれない。今後は免疫力高める様に体の調子には気をつけよう。最後はこんな結末になってしまったのである。

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