コオリナ・ビーチ・リゾートの開発 <何もしないハワイ旅行>⑭

この記事は、コオリナ・ビーチリゾートの開発区域についての感想・評価・コスパについて、口コミ的に書いています。

 

バスから降りた見学者全員が景色に見とれて一所懸命写真を取り始めた。そこへ現地の案内係がやって来て全員の名前を確認しタイムシェア説明会の会場へ誘導をする。ホテルのフロントデスクまでのアプローチはオープンエアで庭とラグーンが見渡せるようになっており、所々に配置されたカヌーのレプリカなどが古代ハワイの平和な世界を演出している。ヒルトンハワイアンビレッジのグランドワイキキアンを初めて見学した時も感動したが、ここはそれ以上である。フロントデスクを通り越してエレベーターに分乗して説明会フロアに上がる。受付でパスポートを提示したあと、暫くはロビーで営業担当が現れるまで、セルフで珈琲などを淹れて飲みながら待つ。満員御礼でソファ席に空きが無いので端っこの窓際の椅子に座って10分程待った。朝食のパンケーキを「ロンギース」でいただいてから説明を受けるというコースもあるのだが、それを選択している人は居なさそうで、ほぼ全員がラウンジで待機している。私達の営業担当は優しそうな女性であった。担当の部屋で雑談をしながら簡単に私達のバケーションスタイルを説明した。タイムシェアについては知識があるので、ヒルトンとマリオットのタイムシェアのシステムの違いについて説明を受ける。事前にネットで調べた情報によると所有権で販売するのは2LDKのみであるが、利用時は区分して1LDKのみ、またはストゥディオのみ別々に予約する事が出来る様だ。その他に所有権ではなく数十年間の利用権だけの販売もあるという情報だった。ところが現在は、この販売形態ではなく、完全にポイント制になっており、ポイント高に応じて所有権の登記を行なうという方法になっていた。従って、予約時はストゥディオから3LDKまで間取の制限はなく、自分のポイント高に応じて部屋の大きさと宿泊日数を決めて予約する事になる。以前のシステムよりフレキシブルになって利用しやすい形にアレンジされた様だ。ただ少し疑問に思うのは、色々な形態のオーナーが混在しているのでオペレーションに混乱が生じないだろうかという事である。その後、マリオットホテルの歴史や施設全体の様子を模型を見ながら説明して貰い、次にモデルルームを見学する事となった。 マリオットの敷地には現在「モアナ」「コナ」「ナイア」の3棟の建物が建っており、近々4棟目の建物が着工されるそうだ。元々はハワイの王族が所有していたサトウキビ畑を日本航空が購入してリゾート開発する予定だったのであるが、持ちきれずに売りに出され最初の安い時期にマリオットがその一画を購入したそうである。安い価格で土地を仕入れることが出来たので、マリオットのタイムシェアがこの価格帯で販売出来るとの事であるが、現在提示されている販売価格が適正なのかは私には分からない。ただマリオットとしては先に購入した方が損にならない様に時間の経過とともに販売価格をスライドして上げていく方法を取っているとの事である。また、リセールについてもマリオットが請け負うというので、価格を維持する力が働く様に見える。それを聞くと良心的に思えるが販売する権利形態の変更は消費者側としては引っかかるところである。ディズニーはモノレールの計画が決まってから土地を購入しているのでタイミングは良いのであるが、土地価格がかなり上がってから購入しているので販売価格が割高になっているそうだ。 開発されていない更地が現在3ロットあるが、そのうち1つはリッツカールトンが開発する事が確定しており、もう1箇所はドバイのアトランティス・ザ・パームを開発した事で有名なアトランティス・リゾートが手掛ける事が有力になっている様である。またマリーナ側の区画についてはショッピングセンターが開発される話が進んでいるらしい。これら全てが実現すれば、さらに素晴らしいリゾートになり資産価値が上がる事は間違いないだろう。その点でも妻は購入に乗り気になっている。

続きはこちら「マリオット・コオリナ・ビーチリゾートのお部屋」

コメント

タイトルとURLをコピーしました