LCC&レンタカーの旅(荷物重量との闘い)①

LCCの旅では、いつも荷物の重量との闘いになる。前回の沖縄旅行ではチェックイン時の荷物の預け入れで、長蛇の列に並ばされ時間の余裕をもって空港に到着したにも拘らず、搭乗がギリギリになり走らされるという目に遭った。それにより多少学習したので、今回は預け入れの手荷物を無くす為、事前に宿泊先まで荷物を宅急便で送っておいたのである。今回の旅程は、成田⇒関空(ヴァニラ)、成田⇒福岡(ジェットスター)、福岡⇒成田(ピーチ)で予約をした。フライト時間と料金の兼ね合いで3社利用する事になった。ヴァニラとジェットスターの機内持ち込み荷物は7キロまでであるが、前日の夜になって、妻があれもこれもと追加するので、重量オーバーになってしまった。午前中に既にヴァニラのwebチェックインを済ませてしまっていたので、今から預け入れの手荷物をオプション追加する事は出来ない。やるとすれば空港カウンターで大幅追加料金を支払って預けるしかないのである。金額はともかく、またチェックインカウンターで並ばされるのだけは我慢出来ないので、強制的に荷物を削除することにした。予備の洋服とか靴は外し、ウォーターボトルなど不要な物も外した。それでも少々オーバーするのは、ネットで購入した安いLCC用のスーツケースが2.1キロある為だ。これを外して、スーツケース1個とリュックサック2個に纏めた。身につけたものは重量にカウントされないそうなので、後は着替え用の洋服は重ね着して、小物はポケットに突っ込むしかない。なんとか7キロ以下に収めたが、重量チェックがあるとすれば、その前に小物と洋服を荷物から取り出して、身につけなければならない。過去数回LCCに搭乗した時には機内持ち込みと重量チェックをされたことはなかったが、バニラエアでは昨年10月に持ち込み荷物の重量制限を10キロから7キロに変更してからチェックを厳しくしているとHPに記載されている。出来ればノーチェックですんなり搭乗出来ると有り難いのであるが、挙動不審にならないように気を付けてサラッと通過しなければならない。

当日、自宅を出るのが少し遅れたのは誤差の範囲だと思っていたが、朝の通勤渋滞が予想より酷くて、成田空港到着が予定より30分遅れた。

ゆっくりしている時間が無くなったので、第2ターミナルのIASSラウンジでコーヒーだけ頂いて、朝の定期便だけ出したら第3ターミナルに向かおうと考えた。この日は空港自体は左程混雑していないように感じたのだが、このラウンジの横のトイレはいつも混んでいる。前回同様個室は満席で並ばなければならなかった。やっと用を済ませて第3ターミナル行きのシャトルバスに乗ったのは出発30分前である。カードラウンジで寛いでいると第3ターミナル行きのシャトルバス乗り場が1階の一番端にあるので歩きで10分位見ておかないといけない。さらにバスの待ち時間も考慮に入れる必要がある。第3ターミナルを利用する場合は何かと時間がかかる。結局今回もバタバタの出発となった。LCCで安く旅行するには、もっと旅慣れしないとダメだなと思い知らされる。保安検査場は思ったより混雑が無かったのと、飛行機が沖留めだったので、バス乗り場の手前の売店で飲み物を買う時間は充分あったのであるが、それまでの色々な出来事で気が急いてしまって、売店に寄らずに搭乗ゲートを通過してしまった。妻が喉が渇いたので、何か飲み物を買いたいとスタッフに申し出たが、もう戻らせてくれない。あとは出発して上空での機内販売が始まるまで待つしかない。成田空港は離陸する迄飛行場内を長く移動するので、上空まで到達するには1時間くらいかかる。妻に気の毒な事をしてしまった。

バスで沖留めの機体の前まで来ると見るからに小さくて軽そうな機体である。シートの配列は3ー3で今回は窓際から2席を予約してある。肘掛けを上げたままにしていたら、特に狭いとは感じなかった。ただトイレに立つのは通路側の席の人に対して気がひける。機内販売で飲み物を飲んでしまったので最後はトイレを我慢する必要があった。機内販売は前と後ろの両方からスタートするが、いちいち会計するので進みが遅く、買えたと思ったら直ぐに着陸態勢に入りますというアナウンスが入り販売終了となった。これなら無料にして配った方が良いのではないかと思う。

機体が軽量で、エンジンの出力を上げると原付きバイクがアクセルをふかした時のようなビーッという軽い音が機内に響く。
上空に上がると、この日は窓から見える範囲全ての地上が雲で覆われている。太陽の照り返しが眩しい。


箱根を過ぎるあたりから雲に切れ目が出てきて、富士山は頭を雲の上に出していたので、雪が少し残った綺麗な姿を見ることが出来た。
知多半島上空まで来ると雲が少なくなり、このまま晴れるかと思ったが、関空上空では雨となってしまった。この日の天気は不安定ということである。
着陸態勢に入っても気流は安定していたので不安は感じなかったが、着陸してからの逆噴射が強烈で前のめりになるくらいのGがかかった。関空は広いのにそこまで急ブレーキをかけなくても良いだろうという感じである。

関空ではゲートに横付けなので降機後の移動は楽であった。成田の第3ターミナルは虐げられすぎていると思う。この日、駐車場のサンパーキングで会計をしている時に初めて知ったのであるが、ピーチ航空だけは、LCCでも第1ターミナル発着なのだそうだ。そうと知っていれば、往復をピーチで予約したのに残念である。また次の機会があればピーチを選ぼう。バニラエアに関してはチェックインカウンターにも寄らなかったのでスタッフの対応などよく分からないが、運行の遅れはなく、CAさんの対応も良かったので、全く不満はない。これからも乗ることがあるだろう。私にとってはジェットスターの印象が良くないので、出来るだけ避けたいと思っている。ところが今回の旅行でも第2行程のフライトスケジュールの都合で利用せざるを得ない状況になってしまったのである。

続きはこちら「関空から法隆寺」

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