バランスの良い食事と投資

最近、夜のゴールデンタイムには毎日必ずどこかのチャンネルで「健康番組」が放送されている。そこで推奨される食材は翌日のスーパーの棚からは綺麗になくなるという現象からすると高視聴率が取れている事は間違いない。我が家でもほぼ毎日観ているし観られないときはビデオをセットしている。しかし毎日いろいろな情報を流されるので、その食品が何に良いのか、結局忘れてしまい、体に良いからと惰性で摂り続ける状況になっている。今ではあまりに種類が増えて、結局は、あらゆる食材をまんべんなく食べなさいという事だ。

食品の成分には片寄りがあるので、満遍なく食べる事により栄養のバランスを取ることができる。また、産地や生産者も片寄りなく、いろいろな物を食べた方がリスク分散になるという説もある。
調理の仕方や栄養効果については、以前の常識が完全にひっくり返る事もあるし、専門家でも人によって正反対の説を唱える事も多々ある。

これは投資についても非常によく似ていると最近思うようになった。
マーケットの先行きについては、常に正反対の見通しを立てる専門家がいるし、片寄った投資をすると、儲かる時は大きいが、外れると損失が大きくなる。
最近はマーケットの先行きを予測せず、専門家の意見を信用せず、値動きが違う動きをする商品に分散して投資する方法が良いと考える様になった。
片方に含み益が出ている時は、それを売却して利益を確定し、逆に値が下がっているものは追加購入していく。これを機械的に行う方法が一番である。
投資で難しいのは売り時であると言われるが、自分が最初に決めた水準まで値が上がったら、さらに上値を追うという欲をかかずに売却する事が重要である。値が下がり続ける時は、下値を追って買い続けるのは怖くなるが、頑張って買い続けないと、反転した時に儲ける種がない事になる。

食事も投資もバランスを重視して、健全な生活を送れるよう精神修行していきたいと思っている。

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