診療予約のキャンセルで、キャンセル料発生???

鎌倉にドクタードルフィンという診療所がある。治療法は、薬や手術などではなく、この先生が患部を手で触ることにより、患者自身が修復する能力を最大限発揮させるというものである。

この診療所に通ってくる患者さんほどの症状ではないが、腰・肩・足裏などに痛みがあり、整形外科に通ってもずっと改善しないでいた。もしかすると、この先生の施術で体が本来のパフォーマンスを取り戻すのではないかと考えた。

全国から患者が予約が数年待ちという事なので、先ずは予約を入れてみた。

予約はインターネットからの受付のみである。その後、先方の受付担当から確認の電話を貰って予約時期の説明などを受けた。

1年が経過し、すっかり忘れていたのであるが、キャンセルがでて枠が空いたので3か月後に受診できるという連絡があった。一応、日時を決めて予約したのであるが、この時には既にその施術に興味を失くしていた。

もう一度、診療所のHPを読んでみたのであるが、よく理解が出来ない。

初診は約30分で45,000円、2回目以降は10,000円、7回以上は通わないと効果が無いという事である。

やはり、キャンセルさせて貰おうと思ったが、HPにはキャンセル料が発生すると書かれている。

ここに通った経験者のブログなどをチェックしてみると、初診のキャンセル料で30,000円を支払ったという人がいた。

本当にキャンセル料を支払う必要があるのか、診療所に電話連絡をする前に予備知識を得ておかなければいけないと思い、区の消費者センターに電話をして相談してみた。

消費者センターは区役所の中に入っており、各自治体毎に窓口があるようだ。

担当の方に概略を説明すると、具体的なクリニックの名称を聞かれたので、それを伝えると先方でもそのHPを開いて確認してくれた。

HPにキャンセル料の件が記載されているので、ある程度のキャンセル料を支払う必要があるが、3か月前にキャンセルを行うのであれば、次の客を見つけられない時期ではない。従って損失としては、電話代と職員が連絡と事務処理に使った時間である。3万円のキャンセル料は、いくらなんでも法外であると主張できるとの事であった。

また、診療所の住所地を管轄する「鎌倉保健福祉事務所」に相談する事や、無料の弁護士相談に問い合わせをする事を勧められた。

そこで、早速無料弁護士相談に電話をかけてみた。

電話で事情を説明すると「消費者契約法9条1に反するのでキャンセル料を支払う必要は無い」と明快に回答をいただく事が出来た。

通常発生する損害ではないので、HPに記載されていようが、それらは全て無効であり、請求されても無視すればよい、督促状が届いても無視すればよいとの事だった。

お礼を言って、電話を切って、早速googleで「消費者契約法9条」を検索した。内容を確認して安心する事が出来たので、ドクタードルフィンに電話を架けた。

先ほどの文言を頭に浮かべながら、「予約をキャンセルしたい」旨を伝えると、「分かりました。また何かありましたらお問い合わせください」と拍子抜けするようなあっさりした返答であった。

取り越し苦労であったが、消費者センターと弁護士の先生にお話を聞く事が出来て、いろいろと勉強になった。

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