ヒルトンダイヤモンドメンバーになって初のヒルトン福岡シーホーク宿泊。アップグレード&ラウンジ

ヒルトン福岡シーホークは以前良く利用していたが、当時はヒルトンオーナーズゴールドカードの特典により、ゴールド会員としての宿泊であった為、エグゼクティブフロアへのアップグレードは1度経験しただけであった。

過去の経験から言えば、ゴールド会員の場合、そのホテルへの最初の宿泊時だけエグゼクティブフロアへのアップグレードをしていただけるが、次回以降はかなり良い部屋までアップグレードしていただけることもあったが、エグゼクティブフロアまで到達する事は無かった。

これだけ大きなホテルだから、エグゼクティブフロアの部屋が満室という事は考えにくいので、おそらく最初だけは超優遇してあげるが、次回以降は予約した部屋のグレードを基準にしたアップグレードに留めるというルールなのだろうと思われる。

私の場合は、必ず一番安いツインルームを予約するので致し方ない。

海外も含めて各地のヒルトン系列ホテルにひと通り宿泊したら、初回だけは良い思いが出来るのだろうから、ある程度行き尽くす迄はゴールドのままで良いと思っていた。

そこへコロナ禍が来て、旅行を控えるようになり、そのタイミングで特典カードが終了し、アメックスの提携カードに切り替えることになったのである。

クレカで各種の特典を得ようとするとカードが増えすぎて年会費が嵩んで際限が無くなるので、当初はアメックスヒルトンの普通カードで良いと考えていたのであるが、カード申込の段階になり、折角ならダイヤモンドメンバーが取得できるプレミアムカードに申込する事にした。

カード到着後は、暫くの間、アメックスヒルトンプレミアムカードに決済を集中させて極力短期間で200万円決済してダイヤ資格、その勢いで300万円決済して無料宿泊の追加1泊で計2泊の権利を得た。

その決済の引落し後、ダイヤモンドメンバーに切り替わるのには3か月程度を要したので、非常に待ち遠しい思いをしたものである。

予約完了後、数日でアップグレードの連絡が入ったのであるが・・・

今回の滞在は平日の2泊であるが、一番安いヒルトン・ゲストルームで、1泊当たり税込み22,800円となった。

予約前に初年度会費無料のヒルトン・プレミアム・クラブ・ジャパンに入会して、そのサイトから予約したのであるが、謳い文句は「宿泊料25%OFF」としているのに実際には10%OFF程度であった。

これは通常価格より25%OFFという意味で、ヒルトンオーナーズ割引価格と比較すると10%程度の差になるという事だと思う。

予約を完了して数日すると、アップグレードされたとのメール連絡が来た。アプリで確認してみると上記写真の通り、上層階に一段階アップグレードされている。これは昨年あたりから始まったらしい自動アップグレードシステムによるものかと思われる。

アップグレードの連絡が早く来たのは嬉しいのであるが、金額を確認してみると2,000円の差しかない。

その部屋に宿泊するとしてもダイヤモンドメンバーの資格によりエグゼクティブラウンジへのアクセス権は保証されているので、それでも充分と考えたが、部屋の指定はせず、当日のさらなるアップグレードを期待して放置しておいた。

チェックイン当日のアップグレードでエグゼクティブフロアまで昇格

ヒルトン福岡シーホークの場合エグゼクティブラウンジでチェックインするのではなく、4階のフロントでチェックインをする事になる。

福岡空港からはタクシーで直行したので、当日3時半にはヒルトン福岡シーホークに到着した。

その時間、ヒルトンオーナーズ専用レーンには、チェックイン客が1組並んでいてフロントには若い女性の担当者が対応していた事と、一般レーンは空いていてそちらの前のフロントデスクには年配の人が立っていたので、あえて一般レーンを通ってチェックインしてみた。

役職者の方が裁量があるからアップグレードの可能性が高いという説があるからである。

その結果では無いと思うが、フロント担当者から「エグゼクティブツインにアップグレードさせていただきました。」との嬉しいお知らせをいただいた。

料金をチェックしてみると9,000円程度の違いがある。アメックスヒルトンプレミアムカードのおかげで9,000円×2=18,000円程度お得になったわけである。

翌日はペイペイドームで野球の試合があるので夕方のチェックイン時はフロントが混みあう見込みのようだが、この日は未だお部屋の方も空いているのだろう。

既に部屋の準備は出来ているとの事であったが、スーツケースを部屋に入れておいて貰う間に「先にラウンジで休憩します。」と伝えてエレベーターで33階に向かった。

宿泊する3051号室はエグゼクティブフロアの中の最下階であると思われるが、エグゼクティブラウンジは33階にある。

夕方5時迄がリフレッシュメントタイムで、夕方5時から7時がカクテルタイムとなり、ドリンクと料理は下げられるが8時迄はラウンジを利用できる。

この日の夕方4時前後はラウンジの利用者は数組だけであったので、窓際の景色の良い席でゆっくり寛ぐことが出来た。

リフレッシュメントタイムで提供されているのは各種ドリンク類とクッキー・ナッツ・ドライフルーツである。

前回エグゼクティブラウンジを利用した時は、33階から階段を下って32階の宴会場の様な大きな会場であったが、33階のラウンジはホテル全体の規模の割にはこじんまりとしている。

エグゼクティブフロアが満室になったら会場を変更するという運用方法なのだろう。

炭酸水とコーヒーをいただき、その後部屋にチェックインした。

3051号室はペイペイドーム側の部屋である。ラウンジの窓と同じ向きであるが3階降りるだけで随分ドームの屋根が迫って見えた。

3051号室からの眺望

3年ぶりなので記憶は薄れているが、部屋の造りは、通常フロアとエグゼクティブフロアで左程の違いは無いように思う。

部屋の内容だけを考えた場合、下層階のヒルトン・ゲストルーム、2,000円アップの上層階、9,000円アップのエグゼクティブフロアも個人的感想としては快適性に変わりはないと思う。

このホテルに宿泊する場合は、下層階でも充分である。エグゼクティブフロアのメリットはラウンジアクセスという事になる。

もし将来ダイヤモンドメンバーの特典が改悪されてラウンジアクセス権が無くなるようであれば、私の場合ホテルステイタスは不要となるのでカードは解約するだろう。

荷物をほどいて部屋で休憩していると寝てしまいそうになるので、少し早いがラウンジのカクテルタイムを覗いてみることにした。

ヒルトン名古屋でもそうであったが、ラウンジの内容次第では夕食をラウンジだけで済ますつもりで、内容が今一つであれば、近隣のMARKIS内のレストランで食べようという腹づもりであった。

夕方6時前にラウンジに入ると満席に近い状態であったが、皆さん早くから来ていたようで一巡して直ぐに席が空いてきた。

食べ物の数は少ない。ホットミールは3種類のみである。以前に大きな会場で運用していた時にはもう少し種類があったような気がする。

内容は①チキンのカレー、②冬瓜とベーコン、③鶏肉の炭火焼きと野菜炒めであった。カレーは食べなかったが、冬瓜と鶏肉の炭火焼きは美味しかった。

その他にチーズやハム類、小鉢などがあり、パンは3種類である。

デザートのケーキも2種類あった。

利用客の人数を考えれば、この程度で十分だろう。

結局それなりにお腹が満たされたので、この日もラウンジで夕食を済ませる事にして、デザートのフルーツなどを食べたいので散歩がてらMARKISまで歩いてスーパーのハローデイで買い物をした。

MARKISでは以前に入っていたロンハーマンが無くなっていたので残念であった。

翌日は4階のレストラン・シアラがオープンする時間に合わせ6:30に降りて行くと既にヒルトンオーナーズ専用レーンに数名が並んでいた。

落ち着いて食事ができるエリア

直ぐに案内され、ヒルトンオーナーズ専用エリアの静かな席に着く事が出来た。

このホテルは団体客も多い為、ビュッフェ台に近いテーブルだと落ち着いて食事が出来ないのである。

割ってから温泉卵だと気が付いた

カフェラテと炭酸水をオーダーして、その間にビュッフェ台をひと廻りしてみると、ゆで卵が無く温泉卵だけとなっている。私の場合は卵の白身しか食べないので温泉卵は食べにくいのである。以前は置いてあったし、先日宿泊したヒルトン名古屋にもあったのに、非常に困る。

エッグステーションで焼いてくれるのは、基本的にフライパンにバターをひいて焼くので脂質があってNGであるし、既に卵黄も合わせてといだ液体状でスタンバイしているので白身だけ焼いて貰う事が難しいのである。

また、ヒルトンオーナーズ専用エリアのエッグステーションの担当の方はご年配のご婦人なので、あまり面倒な事を依頼するのは気が引けた。

また、サラダにミニトマトが無い。かわりにトマトジュースでリコピン補給しようかとも考えたが、少し飲んでみたら塩分が入ったトマトジュースであった。

パンも種類が激減していた。バゲットさえ置いていなかった。脂質のあるパンは食べられないのでせめてバゲットをいただきたかったが、パンはやめてご飯を頂く事にした。しかし、このご飯が水分が少なすぎてばさばさで、タイ米かと思う様なご飯であった。

ホテルの宿泊客数が戻っていない事もあるのかもしれないが、3年前のクオリティを取り戻してもらいたいと願う。

2日目の夕方、エグゼクティブラウンジのカクテルタイムは大混雑であった。

飲食メニューは3品とも前日とは違うものだったので配慮を感じた。前日は鶏肉メイン、この日は豚肉中心であった。

テーブルはほぼ満席であったが、ウェイティングなどは無かったように思う。キャパは計算されているのだろう。

7時でフードとアルコールは終了となり、8時でラウンジはクローズとなるのだが、その日の夜10時頃、我々が外食から戻って来た時に、ラウンジの受付のお嬢さんが制服のままエレベーターで降りて来たところロビーフロアで会ったので、その後の片付けなど随分遅くまで仕事をしているのが分かった。

宿泊客は快適に過ごさせて貰って居るが、ホテルスタッフのお仕事は大変なんだろうと思う。

3日目の朝食はエグゼクティブラウンジでいただこうと考えていたのであるが、朝起きたらお腹が空いていたので、やはりメニュー豊富な4階のシアラでいただく事にした。

この日は、8時位にロビーフロアに降りたので、シアラのヒルトンオーナーズ専用エリアが満席となっており、しばらく一般席で待ち、空いたら移動させて貰えることとなった。

その一般席もこの日は団体客が朝の早い時間に入っていて、丁度食事が終わって出て行かれた後らしく、一般席の大半は食事が終わったままで未だ片付けに手が回らない状態で放置されていた。

レストランスタッフの人数も足りていない様に思われた。宿泊客数が元に戻らないとスタッフの数も増やせないのだろうからホテルの運営も大変である。

ヒルトン名古屋のアップグレード記事はこちらからどうぞ

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