タイムシェア考 買うべきか?

私が持っているのは、ヒルトンハワイアンビレッジのタイムシェアで年間7日間宿泊出来る権利だ。一応不動産として持分を登記されているが、実体としては利用権のようなものであると割り切って考えている。

20年間使い倒せば、物件価値がゼロになったとしても利用出来た事で元が取れると考えて買ったのである。とは言え元が取れるかどうかなど20年経ってみなければ分からない。管理費値上げ、物件価値下落、宿泊料金相場、為替、ブランド価値、などなどリスク要因は数々ある。負の資産となる可能性も無くはない。
逆に、コンドミニアムを1戸買うとなると総額が大きいのでリスク大であるが、タイムシェア1口なら損はしても傷口は小さいと考える事も出来る。
購入前には自分なりに調べて検討したが、予約の確実性、ポイント交換制度の使い勝手、部屋の管理状況など実際に使ってみないと分からない事だらけである。
ヒルトンハワイアンビレッジの販売マネージャーが言った言葉が印象に残っている。「タイムシェアのシステム自体が複雑なので、買う前に全部を理解してから契約をするのは難しいです。皆さん買って使いながら少しづつ理解されて行くんです」との事だった。
その時は、「アメリカ方式なのか?さすが押しが強いなぁ、日本で不動産売買するなら契約前に全てを説明すべく重要事項説明をするのに」と思ったものである。
しかし、今は「マネージャーさんの言う通り」だったと思っている。
現在の方針としては、今後買い増しをして、エリートステータスの資格を得る方向で考えている。

私がヒルトンのタイムシェアを気に入った主な理由は、洗濯機乾燥機がある事、キッチンで調理ができる事、部屋が広い事である。特に前の2つがメリットとして大きい。この快適さを味わうと、ハワイ旅行ではもう普通のホテルに戻ることは出来ないだろう。

タイムシェアの目的となるクラブ(コンドミニアム)の部屋タイプはスタジオ、1BED~3BED、さらにはペントハウスまで様々ある。
年間管理費は部屋の面積に比例して決まるが、販売価格は、階数、眺望、宿泊するシーズンなどの条件を加味してカテゴリー分けされ決められている。
また、タイムシェア1口には年間ポイントが割り当てられ、これは販売価格を加味してポイント高が決められる。
自分が権利を持つ部屋に宿泊しないで、毎年付与されるこのポイントを別のヒルトンのクラブ(コンドミニアム)やホテルの部屋に交換したり、RCIという交換会社を通じて他社物件に交換して使う事が出来る様になっている。
従って、販売価格が割安な部屋を買ったから単純にお買い得とは言えず、面積が同じでビューが良いため販売価格が高い部屋を買った場合は、年間管理費が同額であっても毎年付与されるポイントが多いので長い目で見るとこちらの方がお得かもしれないのだ。
シミュレーションの単純な方法としては、保有期間を10年、20年、30年と設定して、初期投資費用+(年間管理費×年数)を計算し、年間ポイント×年数との比較をして見る事である。
こうすると長く保有するつもりであれば、初期投資費用が割高になる部屋であっても眺望が良くて付与されるポイントが多い部屋を選んだ方がお得になる事が分かる。
販売価格としては、「ガーデンビュー」 < 「パーシャルオーシャンビュー」 < 「オーシャンビュー」となる訳だが、初期費用の問題もあるので、どこで決着をつけるかは、自分のリゾートの使い方を考えれば良い。
宿泊予約の取り方として、1年前から予約可能となるホームウィーク予約、9ヶ月前からのクラブ予約、1ヶ月前からのオープン予約という方式がある。オープン予約は、ヒルトン側が空室を埋める為、1ヶ月前になっても空いている部屋を全会員が予約出来る様にオープンにするものなので、自分が所有する部屋タイプとは無関係に現金を支払えばどの部屋タイプでも何泊でも宿泊出来る。旅行の予定を決めるのが1ヶ月前という人であれば、オープン予約の権利を得る為に一番割安な部屋を買おうと割り切ってしまう考え方もある。ただオープン予約の場合、時期により部屋の埋まり具合は違うが、予約表を見ると宿泊可能日が歯抜けになっている。自分の希望する旅程数日間の部屋が連続して宿泊出来る様に取れなかったりする事も多い。そう考えると一回のハワイ旅行が短期間で、回数多く行く人に向くのかもしれない。
グレードの高い部屋を買った場合、もしくは複数購入して、毎年付与されるポイントが14000を超えた場合、エリートステータスの資格を得る事が出来る。これによりクラブ予約の際にかかる手数料が無料になったり、オープン予約の際の料金が10%割引になる。宿泊するクラブ(コンドミニアム)によってはエリート専用のチェックインカウンターもある。またヒルトンホテルグループの会員組織であるヒルトンオーナーズのゴールド会員資格が付与されるのでヒルトン系列のホテルに宿泊する際にも様々な特典を得られる。これも良く出来たシステムで利用頻度が高くなれば更にお得になるのだ。
エリートステータスの上にはエリートプラス、エリートプレミアがある。上を見ればキリがないが利用価値があると思えば、突き進むのもありかもしれない。