マーコウテンプルを訪問 <マカオ・香港トリップ>⑨

マーコウテンプル前の広場は沢山の人でごった返していた。殆どが中国からの観光客の様である。

この寺は、マカオの名前の由来となった寺という事なので、一度は行っておかないといけないと思い、ここから世界遺産巡りをスタートする事にした。

中国では以前と比べて仏教が廃れているという認識を持っていたが、皆さん線香を焚いて熱心にお参りをしている。

でも中国の人が、熱心にお参りをしているのを見ると、ここは金運アップに御利益があるスポットなのかなと、つい考えてしまう。これは偏見だろうか。

門をくぐると、まずは正面にお堂があるが、その横の道は、山の上へと続いており、途中にもいくつかお参りスポットがある。

超大型の蚊取線香の様なものを天井から吊るして、重みで円錐形に垂れた形状の線香らしきものが群をなしていて、アジア的な風景だなぁと思う。

 

前日の雨に濡れて足元が悪い中、折角来たのだからと、急坂を登っていく。

ようやくここが、この寺の一番高い所と思われる場所まで来ると天然の大きな岩に「太乙」と彫られた赤い字が目に飛び込んで来た。

岩の下には仏像があり、線香が供えられている。

 

意味は分からないが、これが伝説の女神に関するものかなぁと思い、記念写真を撮って、世界遺産巡り1件目クリアとする。

 

ここからは、徒歩でセナド広場を目指す訳であるが、幸いまだ雨は降って来ない。

お寺の脇の逆一方通行の細い道路を歩いて、次の「港務局大楼」に向かうが、我々はこういう時、歩きが早いので、狭い歩道をノンビリ歩いて塞いでいる観光客を車道側から次々に抜いて行く。

日本人的というか、東京人的なせっかちさだなぁと、お互い気がついて、顔を見合わせて笑ってしまう。

でも、足は止めない。

 

直ぐにそれらしき建物が見えて来た。この間隔で世界遺産があるなら、半日でセナド広場までなら余裕で行けそうである。

港務局大楼は、クリーム色の旧ポルトガル領時代の建物である。ロビーが公開されている様であるが、外廊下をぐるっと回り込まなければならない様なので、時間の都合上割愛した。

 

おおよそ雰囲気は分かるので、新聞の見出しだけ眺めて読み飛ばす感覚である。

この通りを歩いていると、車の修理屋さんが多い。小さな古いビルがひしめき合って建っている中、一階部分が車1台だけ入る様な工房になっている。

どの店にも修理中の車が入っていたので、繁盛しているのであろう。大きなディーラーが車産業の川上から川下まで押さえてしまうのでは無く、街場の修理屋さんが生きていくシステムが残っているのが、なんかほっこりとして、いい感じである。

次のスポットは、リラウ広場、一見何でもない街角の公園である。山からの湧水が出る場所で、古くからここの井戸水が良いとして市民に愛されている場所らしい。地盤面はタイル貼りで、そこに何本かの南国の大木が植えられ、ビルの谷間の空を覆い尽くしている。多分、夏の暑い日には程良い木陰を市民に提供してくれるのだろう。

ヨーロッパ風のキオスクの様なスタンドがあるので、ミネラルウォーターを買って、早めの水分補給をする。

 

ここに佇んでいると、パリの街角にでもいる様な気になった。