カウベルの熟成牛ヒレステーキ

千葉県内に3店舗あるステーキチェーン店で「カウベル」というお店がある。このお店の売りは「弾力ハンバーグ」という赤身肉を使ったレアでいただくハンバーグなのであるが、実はステーキが美味しいので、サーフィン後の海帰りに少々回り道しても立ち寄ることがある。

ところが、最近はコスパ最強と言われる「いきなりステーキ」に行くことが多くなり、足が遠のいていた。ところが、カウベルから自宅にバースデーのDM届いたことから、あの味と食感を思い出し、今回の海帰り久しぶりに立ち寄ってみた。車のダッシュボードに入れていたカウベルのスタンプカードを見ると去年の暮れに訪問したのを最後に今年に入ってからは一度も訪問していなかった。

久しぶりであるが、メニューについては以前と変化は無いようである。私がいつも注文するのは「熟成牛ヒレステーキ」で、その日の食欲により、150g、200g、300gをチョイスする。これ一本槍である。妻は日によっていろいろと試しているが、やはり「熟成ヒレステーキ」が一番良いと言っている。

他のステーキ店と同様、鉄板の上に乗せられてテーブルに運ばれてくるが、レアの状態を保ちつつ食べるには、熱い鉄板の上に載せたままにしておくわけにはいかない。鉄板から一度外すために白いお皿が同時に運ばれてくるので、一度そちらに乗せ換えるのが正解である。

サイドセットを注文すると、ステーキの前に先ずサラダとミネストローネスープが運ばれてくるのであるが、いつもサラダを食べ終わらないうちにアツアツのステーキが来てしまうのである。もう少し時間を空けてからステーキを焼き始めてほしいのであるが、ここは高級レストランではないので、致し方ないと諦めている。私の場合、ステーキが運ばれてきたら、一度お皿に乗せ換えて、先にサラダと付け合わせの野菜を食べ、鉄板の熱が下がってきたところでステーキを鉄板に戻して食べるようにしている。ステーキソースは別に運ばれてくるのであるが、肉の味をストレートに感じるよう、ソースは付けずに胡椒と塩だけでいただく。

ヒレステーキの味については、「いきなりステーキ」と比べて甲乙付け難いが、私の好みは「カウベル」である。どちらのヒレステーキもオーストラリア産なので、アメリカ産牛肉の様なホルモン剤投与の心配は無い(はずである)。カウベルの方は熟成牛である分、「いきなりステーキのヒレ」とは違う柔らかさとコクがある。そして何より良いのは、筋の部分が取り除かれているので、提供される肉の重さが正味で食せるのである。「いきなりステーキのヒレ」については、筋の部分がかなり入っているので、注文したグラム数より正味は2割ダウンと考えた方が良い。

また、この店の接客については、ホスピタリティがあって非常に好感を持っていたのであるが、今回訪問した時には少々劣化したように感じた。

席に案内する手順、皿をテーブルの上に置く際の動作、会計時のレジで、少々イラっと来る部分があった。偶然かどうか全て同一人物だったので、そのスタッフだけの資質の問題なのか、店全体のオペレーション劣化なのかどうかは分からない。

今回は偶然前日のランチで「いきなりステーキ」のヒレステーキを食べたので、味の記憶が鮮明で、「カウベル」と比較することが出来た。イオンモールの中のフードコートでは「いきなりステーキ」が売り上げ的に独り勝ちのようである。他の店に比べて、客単価は2倍から3倍以上あると思われるのに、若いサラリーマンを中心に客数的にも1・2を争う勢いであった。

私の場合、今後は、食欲マックスの時は「いきなりステーキ」、肉を味わいたいときは「カウベル」という使い分け方で、どちらにも通い続けたいと思う。