44番札所「大寶寺」~45番札所「岩屋寺」 <思い立って四国お遍路八十八ヶ所>⑳

44番札所「大寶寺」は、43番「明石寺」から95kmの距離にある。大洲松尾ICから松山自動車道に乗り、内子五十崎ICまで走る。国道56号線から国道389号線を経由して380号線にに入り、ひたすら山を登って行く。車お遍路なら景色を眺めながらの快適なドライブであるが、歩きお遍路の場合は相当な難所であることは間違いない。駐車場は山門のかなり手前左側にあるが、ここは主に団体のマイクロバス用である。ここで車を停めるとかなりの距離を歩かなければならないので、運転に自信があるならさらにズンズンと登って行った方が良い。境内のすぐ横まで行くことが出来る。ただし途中の道は狭く、クイックターンがあってすれ違いが出来ずに立ち往生する事もあるので、先を見通しながら注意して運転する必要がある。運転の下手な車とすれ違うと大変なことになってしまうので用心して進んだ方が良い。我々が登る時は最後のクイックターンの場所で何台も車が重なってしまい、数分間足止めを食らってしまった。夕方の終盤の時間帯で、あと一件進みたいという時に気をもむ事態となった。出来れば午前中の早いうち、混雑の前に通過していきたいお寺である。

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第44番<菅生山 大寶寺 大覚院> すごうざん だいほうじ だいがくいん
本尊:十一面観世音菩薩
開基:明神右京・隼人
真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
宗派:真言宗豊山派
駐車場:仁王門手前と境内横 納経所:仁王門の先
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45番札所「岩屋寺」は、44番「大寶寺」から約9kmの道のりである。車で走るには遠くない距離であるが、歩きお遍路の場合は峠越えになるので大変な道のりである。途中、四国の山脈を見渡すことのできる絶景ポイントがあるのでドライブには良い。岩屋寺に到着した時には5時15分前であった。ここまで来てタイムアップでは悲しいので、何とか滑り込もうと参道の坂道を駆け上がる。しかし、これが結構な距離と勾配があり中々厳しかった。ギリギリ到着したのであるが、お寺はご家族で運営されている様で、奥様が未だ大丈夫ですからゆっくりお参りして下さいと声を掛けて下さった。しかし甘えるわけにはいかないので本堂と大師堂にお参りして、早々に納経所に向かった。その後でもう一度境内をゆっくり見学させていただいた。このお寺は名前の通り、山の岩肌をくり抜いてそこにはめ込むように御堂を建築している。こんな山深い場所に良く建てたものだと驚愕する。四国八十八ヶ所を廻った後でも一番印象に残っているのはこのお寺である。本堂の右隣りには仙人堂という場所があり、木製の梯子を伝って登るスリリングなスポットである。上に登ってみると遥か下界を見渡すことが出来、かつての仙人の修行の場であったのだろうと想像される。境内の一角には建築家の設計によるものと思われるモダンな住宅がある。ご住職はここで暮らしていらっしゃるのだろうか。小さいお子様がいらっしゃるようで境内で遊んでいたが学校などはどうされるのだろう。日用品や食料はどうするのだろう。一般人には想像できないような環境である。帰り道の階段を下りていくと、5時を回っているが年配の女性がお参りの為に休み休み登っている。こんなきつい坂道を自力で登ってくるのを見ると頭が下がる思いである。

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第45番<海岸山 岩屋寺> かいがんざん いわやじ
本尊:不動明王
開基:弘法大師
真言:のうまく さんまんだ ばさらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うん たらた かんまん
宗派:真言宗豊山派
駐車場:駐車場から境内まで徒歩20分 納経所:本堂手前右手
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