オンショアのガタガタ波でパドルしまくりのサーフィン <ハワイの風に吹かれに行く>⑫ 

4日目、この日も部屋で朝食を食べた後、もう一回サーフィン行っとこう!という事になった。部屋から海の様子は見られないのであるが、窓から外の様子を見下ろすと道路の並木が風に揺れている。風があれば波もあるのではないかと、良い方向に期待する。
今回は別のレンタルボード屋のサーフボードも試しに借りてみたいので、フォート・デルッシー・ボードウォークにある「コア・ビーチ・サービシーズ」を訪ねてみる事にした。ネット情報でボードのバリュエーションが豊富という評判通り相当数のボードが立てかけてあり、ショートボードも数本置いてある。今日は風波で波の面はガタガタであるが、たまに入るセットならショートでも乗れそうに見えるので、ショートボードを1枚選んだ。これを借りたいと申し出ると、ショートボードはレンタル用では無い、レンタルはロングボードのみとのこと。だったらここで借りなくてもポイントまでの距離が近いショップで借りた方が良いので、ここはお断りして一つ手前のショップに戻る。
そこはキャッスル・ワイキキショア・ホテル前の「ワイキキ・ショア・ビーチサービス」であるが、若いスタッフが沢山いて皆フレンドリーだ。女性スタッフがポイントまでのパドルルートなど細かく教えてくれる。ただここでもショートボードのレンタルは無いとの事。それに今日のコンディションだとショートでは厳しいという。ハワイアンは大きな波でないとやらないかもしれないが、日本人はこんなコンディションの日でも短いボードでシコシコとサーフィンするんだよ~と思いつつ、仕方がないのでロングを2枚借りる。
ところが支払いの段になって、アメックスが使えなくて、VISAかMASTERカードのみ取り扱いとの事。ホクラニまで取りに戻ろうかとも思ったが、やはり面倒なので心苦しいがお断りする。受付の女の子が親切でいい子だったのに申し訳ない事をしてしまった。
結局、一昨日借りたショップでもう一度ロングを2枚借りた。
例によって妻を引っ張りながらパドルアウトして行くと、先程より東からのサイドオンショアが強く吹き始めている。
何とか沖のポイントまで到着したが、波待ちしているとカレントと風でヒルトンハワイアンビレッジ方向に流されてしまう。場所をキープするのに常にパドルが必要な状況だ。「やばいなぁ~。妻がこう言う状況嫌がるんだよな~」と予感すると案の定、妻がぐずりだした。
仕方がないので、妻のボードの後ろに回って東方向にプッシュを続けてポジションをキープさせる。「早くセットの波が来てくれー」と祈るしかない。
波も風波で纏まりが無く、妻が何度もテイクオフを試みるが中々乗れない。
周りを見るとローカルの上手い女性ロングボーダーが1人だけ入っていて、たまに入るセットを捉えてレギュラー方向に何度もライディングを決めている。彼女がテイクオフしたピークに移動して、次のセットを待つが、その間に流されて、またパドルで戻るという連続だ。結局この日は妻がショートライドを数本出来ただけで終了となった。私はと言えば、責任を感じて、妻をパドルでプッシュし続けてポジションをキープさせる係に徹したのでノーライドである。
ポップスポイントから戻る際、適当な波が来るたびにテイクオフを試みつつパドルしていると、気が付いた時にはワイキキ・ショアホテル前の堤防よりさらにフォート・デルッシー側に流されていた。

多分、ポイントから岸までの直線距離の2倍近くをパドルしたに違いない。ハワイ旅行でなまりがちなパドル筋を鍛える事が出来たので、私としてはこれも良しと思って陸に上がったが、妻は「こんな思いはもうイヤだ」との事で、「今回の旅行ではもうサーフィンしない」という事になってしまった。

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