SFC修行2019エアチャイナ北京⇒シンガポール

北京国際空港 沖留め

この記事は、ANAのSFC修行でのエアチャイナでの北京⇒シンガポールフライトとラウンジについての感想・評価・コスパなどについて、口コミ的に書いています。

北京国際空港からシンガポールのチャンギ国際空港に向けてのフライトが、予定出発時刻00:10の2時間前になったので、ラウンジのフロントにフライトインフォメーションが届いていないか確認してみた。搭乗ゲートはE51に決まったという事であるが、ラウンジからは徒歩20分かかるとの事である。

本日今まで何歩歩いたか、ラウンジ内で歩数計を見ると、この日の歩数は7500歩になっていた。ここから20分歩けば、多分1万歩達成する。空港を歩くと歩数が自然と稼げるのである。

しかし、疲れがピークに達して来た。早く飛行機に乗って横になりたい。次は爆睡かもしれない。妻も寝られると良いのだが。

北京国際空港

今度は早めに飛行機に乗り込みたいと思い、搭乗開始となる30分前より早くゲートに到着する様、ラウンジを出た。場内は夕方到着した時は閑散としていたが、深夜となるこの時間帯は、逆に人が増えている。待合のソファは殆ど満席状態で、歩き回っている人も多い。

E51は、E05のゲートから、下に降りるという事であったが、やはりそのパターンの番号の場合は、ブリッジからの搭乗ではなく、飛行機は沖留めで、そこまでバス移動であった。E51ゲートの階にたどり着くとLCCの乗り場を思い起こさせるような感じで、人がごった返している。

E51 バス乗り場

間もなく搭乗のアナウンスが流れて、人々がバスに乗り込む為の列を作り始めた。ビジネスクラスの入り口から男性が1人入って行ったタイミングで、妻がお手洗いから戻ったので続いて入った。係員から「1番バス」に乗るように言われた。

バスの車内

人民とは別れて、別のバスに乗れたのでよかった。人民クラスはバスもギュウギュウ詰めである。ビジネスクラス搭乗者はゆっくり来る人も多いので、バスの中で結構待たされた。結果、人民バスの方が先に飛行機に向かって発車した。

沖留めといっても、空港敷地が広いので、途中トンネルを抜けて、どこまで行くのかというくらい走る。

バスが飛行機の横にピッタリ着けないので、降車してから数十メートル歩かされる。ここで初めて外気に触れた。特に排気ガスで臭いということは無かった。

少し距離を置いて飛行機を眺めると機体の全体が見えて新鮮だった。タラップは1台なので、人民の皆さんと一緒に機内に乗り込む。入口で左右に分かれた。

ビジネスクラスの席

ビジネスクラスのシートは先程と同じレイアウトである。同じ型の機材で、今度は右側のシートである。少し座席数が多いかなと感じたが多分錯覚である。この便は、ビジネスクラスも満席に近い状態である。この飛行機にも日本人らしき人は見当たらない。

搭乗から離陸まで左程時間がかからず、定刻通りに飛び立った。非常にテキパキとした印象だ。

今度のCAさんも笑顔が素敵な人であった。自然な感じの笑顔である。中国の人でも、こんな丁寧な接客をするのかと感動してしまう。

日本のエアラインとの違いは全く感じられない。デルタエアラインのCAさんがぶっきらぼうなのは、あれが世界のスタンダードかと思っていたが、そうでは無いのだと思えてきた。しかし、エコノミークラスだと、また違うのかもしれない。

朝食メニュー

搭乗後は、オシボリが来て、ウェルカムドリンクが来て、朝食のオーダーを確認しに来る。私用には、ちゃんと低脂肪食のオーダーが通っていた。一般用には、中華と洋食の二択である。妻は無難にウェスタンスタイルを選択した。

離陸すると、シートベルトサインがついているのに直ぐにフルフラットにして寝ている人がいる。布団もガチの就寝を考えて、日中のフライトとは違い厚めの毛布である。グッスリ寝られそうだ。ロクシタンのロゴが入ったポーチも置かれていた。

着陸2時間前に朝食で起こされるので、正味4時間弱しか寝る時間がない。さっさと寝ることにした。モニターをつけっぱなしにして、シートをフルフラットにして寝てしまったところ、CAさんがモニターに布を掛けて灯りをカットしてくれていた。気配りが素晴らしい。

水分を沢山採っているので、二度トイレに起きたが、夢を見ながらも良く寝られた。やはりフルフラットは最高である。しかし、妻は睡眠導入剤を飲んだが寝れなかったという。神経が昂ぶってしまっているようだ。ホテルに到着したらマッサージでもしてやらないと。

低脂肪食

朝四時半になり、何となく起こされて、朝食の時間となった。私用の低脂肪食が先に運ばれてきた。オムレツが卵の白身だけのようだ。見た目は良くない。その他、茹で野菜の付け合わせだったが、これは不味かった。

しかし、一般食洋食も不味かったらしい。朝食は、こんなものなのだろうか。でも、パンは美味しかった。ふと、お隣のオジサンが食べている中華を見るとそちらの方が、美味そうだった。お粥をお代わりしていたから、多分美味しいのだろう。朝から中華というのはどうかと思ったのだが、朝食向けのあっさり系の中華の様である。でも、八角の香りは強めであった。

窓の外を見ると未だ真っ暗で、月がくっきりと綺麗に出ていた。上空で見ると輝きが違う。時間を見ると5時であった。珈琲を2杯飲んで目を覚ました。

その後もフライトは順調に進んで定刻通りの到着予定である。気がつくとベトナム、カンボジアを通り越して、南シナ海の上空を通過中であった。エアチャイナは、常に遅れるのが普通だと思っていたが、このフライトも遅延がなくてラッキーであった。

高度が下がってくると耳に違和感が生じる。また欠伸を連発して副鼻腔を拡げて対処する。シンガポールの街が窓の外に見えてきた。未だ太陽は登っておらず、真夜中である。シンガポールの朝6時半は、この時期未だ夜明け前なのだ。

飛行機は、一度南に行き過ぎてから、右に旋回して着陸態勢に入った。海上には沢山の船が浮かんでいて、その灯りが綺麗である。海上交通の要所であることが分かる。街の灯りはオレンジ色が多い。ヨーロッパ的な感じである。

未だ夜中の空港に着陸した。住民は騒音がうるさいだろうにと思う。チャンギ国際空港も北京国際空港に負けず劣らず大きい空港である。今回も着陸はスムーズであった。到着はブリッジに着けてくれたので良かった。今度は前方から降りられるので、人民の皆さんとは別に移動できる。

チャンギ国際空港

チャンギ国際空港内の雰囲気はヨーロッパ的で落ち着く。窓の外を見ると薄っすらと夜が明けてきた。この日宿泊する予定のコンラッドホテルの予約が、エグゼクティブルームまでアップグレードされていれば、コンラッドのラウンジが利用できるので、即ホテルへ向かうつもりであった。

ところが、前日夜、北京国際空港のラウンジで、コンラッドのウェブをチェックした際は、選択できる部屋はワンランクだけのアップグレードに留まっていたのである。その部屋をホールドする事もできたのだが、当日現地に行くと、もっと良い部屋が取れているかもしれないので、WEBチェックインせずにサイトをクローズしていたのである。

ダイナースクラブのサイトでチャンギ国際空港の利用可能ラウンジを検索した際は、到着時に利用できるラウンジが使えるのかどうか分からなかった。誰かのブログには、プライオリティパスで到着時に利用できるラウンジは、The Haven by Jetquay だけと書いてあり、ダイナースカードで利用できるラウンジリストにそれは載っていなかった。

ラウンジの案内板

フロアを歩いていると、ラウンジの案内板が現れた。空港内でラウンジの案内板を見る事が少ないので、これは親切である。その案内板にラウンジの種類が5個記載されており、航空会社ラウンジの他、SATSラウンジがあるようだった。

ダイナースクラブのラウンジリストにSATSが載っていたのは記憶していたので、到着時にも利用できるのだと知り安心した。早速そちらに向かった。

その後の案内表示も分かりやすくて、簡単に見つける事が出来た。

SATSラウンジは、エスカレーターで一階上がったフロアで、エアラインラウンジなどが集まっている場所にある。

通常、クレジットカードラウンジは混んでいる事が多いが、SATSラウンジは早朝の為か、空いていたので落ち着く事が出来た。利用できるのは3時間という事である。従って仮眠室は無い。コンラッドのエグゼクティブラウンジが望めないので、ここで着替えをして、一休みした。

食事もそれなりにあるので、機内食を食べずにここで食べた方が良かった。トイレは男女の区別なく個室で、シャワーもその中にある。不潔ではなかった。

中国からの旅行者もいるが、静かなグループであった。アールグレイをいただき、せっかくなので、少し食事の味見もしてみた。まあまあ美味しい。ここでもお粥は美味い。鶏の出汁と塩味が丁度良かった。ずっと食べてばかりである。

トイレは、便器が四角なのでお尻がはまりそうだった。そのゴツさの割りに水の流れは貧弱である。紙を使いすぎると詰まりそうだ。

早朝到着の客が一通り食事したら、ガラガラになった。なんだかんだと1時間半も滞在してしまった。飛行機とラウンジで過ごす旅である。

後は、入国検査を通って、預け入れ荷物をピックアップするだけであるが、時間が経過しすぎてしまって、荷物がちゃんと届いて、その場所に残されているか、急に心配になってきた。

入国審査エリア

入国審査エリアには、もう既に到着客は一人もいない。そこを抜けると、バゲージクレイムまで妻が走って取りに向かった。綺麗に片付いた荷物のレーンの脇に我々のスーツケースだけがポツンと置かれていた。この国も安全な国だと実感した。

タクシー乗り場

その後、タクシー乗り場まで向かったが、ここにも待っている客は無かった。タクシーの待合スペースは広く取っているので、込み合う時間帯は一杯になるのだろう。今回の旅程では、列に並ぶ事がなく、その点は楽であった。

しかし、チャンギ国際空港も広いので、歩数はかなり稼いだと思う。

続きはこちら「コンラッド・シンガポール」

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