この日の夕飯は、モアナサー・フライダー・ホテル１階のレストラン「ビーチハウス・アット・ザ・モアナ」に行った。ラストオーダーギリギリの時間である。予約はしていないが開放感のあるラナイの席に案内された。シンボルのバニアン・ツリーがある中庭を見渡す事が出来、ライブをやっているステージを斜め方向にみる事が出来た。少し距離があるので、うるさ過ぎず丁度良いBGMとなる。一流ホテルでライブを任されるだけあって、なかなか歌の上手い人である。魚料理も良かったが、ステーキも美味しいお肉であった。この雰囲気、この開放感の中で食事が出来るのはハワイならではだと思う。ここに来ただけでもハワイに来た甲斐があると思える。充実した１日であった。
４日目もサーフィンからスタートである。朝は簡単にバーガー・キングでセットを注文してホテルの部屋に持って帰って食べる。妻の化粧と着替えなどの準備があるかだ。この日も波は小波だが私はミッドレングスの板を選択した。ドナルドタカヤマのDT２と比べてもテイクオフに遅れは無く扱いやすいボードであった。連日小波が続いているがこの日は微妙にサイズが上がって気持ち良いライディングが１本出来た。ただ「ファンクション・サーフ」の店員さんによると一週間前はワイキキで頭サイズあってショートボードでサーフィンできたという事であった。それを聞いてしまうと残念だがサーフィンは自然相手なのでこんなものである。午後はアラモアナショッピングセンターに買い物に出かけた。ブランドショップを見て回ったが、日本での価格と大差ないのであまり魅力を感じない。もっと円高の時に狙おう。この日の夕飯は、アウトリガーワイキキ１階にあるレストラン「デュークス・ワイキキ」に行った。予約をしていないのでリモコンを渡され３０分位待たされた。オープンエアであるが、丁度屋根があるテーブルだったので、小雨が来た時の心配もなく安心して食事が出来た。モアナサーフライダーの「ビーチハウス・アット・ザ・モアナ」とハレクラニの「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」と比べてお値段が少しお得な分、料理の質も少し落ちる感じで、ステーキの肉は少々固めであった。前の二者よりはずっとカジュアルなお店でウェイトレスの接客もラフで、バンド演奏も賑やかで少々うるさいと感じる程であった。この店はグループで来てワイワイ食事をする時に向いていると思う。夫婦２人だけで来る事はもう無いだろう。
５日目最終日も午前中に軽くサーフィンをして、午後からは「ホールフーズ・マーケット」に買い物に行った。サプリ、歯磨き、ナッツ、ココア、蜂蜜などオーガニックのものをお土産を含めて買い込んだ。５日間宿泊した「シェラトン・プリンセス・カイウラニ」は豪華ではないが貧相ではなくオープンエアでハワイらしいホテルである。立地は最高で非常に居心地が良かったので、この日はホテルに滞在しながらゆっくりと休んだ。夕飯は、面倒になってまた「チーズケーキ・ファクトリー」に行ってしまった。料理は少し抑えめにしたが、その場で直ぐにデザートを食べるには満腹なので、チーズケーキは持ち帰りにしてホテルの部屋に戻ってからゆっくりと頂いた。
最終日の朝、オプションの空港送迎を頼んだので早朝にベルキャプテンがスーツケースを部屋に取りに来る。また荷物だけは別送という方式である。名残惜しいので朝のワイキキビーチを散策してみる。未だ太陽が顔を出す前のほの明るい海岸である。無人のビーチに黄色いビーチパラソルが並んでいる横をビーチボーイがチェアを運んだり忙しく働いている。５泊だとあっという間だなぁ、また近いうちに来たいと思う。空港送迎のバスはハイアットリージェンシーの裏手の道路から出発する。集合場所で並んでいると５日間ボードを借りた「MOKUサーフ」の日本人女性スタッフが目の前を歩いて通り過ぎた。丁度出勤時間の様である。ハワイに滞在してワイキキの最高の立地で仕事が出来るのは最高だろうと思う。声を掛けそびれたが、また来た時にハワイ生活はどうなのか、聞いてみたいと思う。送迎バスはいくつかのホテルに散らばって滞在している日本人客を集め出発した。途中他のホテルでも日本人客ををピックアップして空港に向かう。荷物は空港のJTBデスクに到着していたのでピックアップして各自チェックインする。オプションの送迎料金２人分を考えるとチャーリーズタクシーを利用した方が良かったが、何事も試してみないと分からない。今回の旅行ではツアーと言うものの面倒くさいところを学んだ。旅行の申し込み段階では一発で済むので楽であるが、現地での行動に制約が出てくるところが難点だ。旅行の計画時点であれこれ手配するのも旅行の楽しみの一つなので、やはり個人で個別手配する方が良いという事が分かった。今後はパックの激安ツアーとか、未開の地へ旅行に行くなどという時だけツアーを利用してみようと思う。
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