到着~入国審査
無事ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に到着し、名残惜しくもファーストクラスのフライトは終了しました。
ゲートは機首側のドアに取り付けられるものと思っておりましたが、今回はビジネスクラスの後ろ側に取り付けられました。
そうなると先頭では降りられないのかなと思っておりましたが、CAさんが私達を誘導して下さり、ビジネスクラス座席を抜けて降機するドアの一番手前に並ばせていただく事となりました。
機体の左舷側に抜ける際にギャレーの中を通りましたが、機内食を温めるのであろう機械類が壁に収められている様を興味深く眺めることが出来ました。
ゲートを機体に接続するまでの間、チーフCAさんと雑談しながら待っておりましたが、ゲート接続担当の地上スタッフさんと指サインで安全を確認してドアを開ける作業を見られたのも初めての事でした。
偶然一番乗りで降機して歩き始めたのですが、スーツを着た女性スタッフが寄り添って来られて「ご案内いたします。」と声を掛けられたので不審に思い「人違いでは無いですか?」と聞いたところ、やはり間違いでした。
私達夫婦と間違える様なグループなどは見当たらないので不思議でしたが、やはりグループ1で搭乗しておられた男性グループが顧客だったのだろうと思います。
今回の旅行ではニューヨークの後、ハワイのタイムシェアで2週間の滞在となる為、日本から食材を大量に持ち込んでおります。
アメリカ入国時の税関申告の為、事前にwebから申請書をダウンロードして記入したものを持参するつもりだったのですが、ダウンロードが何度もエラーになるので諦めて機内で用紙を貰って記入するつもりでおりました。
そこで、CAさんに聞いたところ、現在は取扱いが変更になり機内では申告書を配布しないようになったとの事でした。
では、どうすれば良いのかを聞きましたが、CAさん達は一般の旅行客と入国の方法が違う為、正確には分からないという前置きのうえで、入国審査の前にキオスクの機会があるので、そこで登録をしてから入国すれば良いと教えられました。
降機してから、ずっと先頭を歩いていたのですが、「キオスク・キオスク」と表示を探しながら歩いていたところ、入国審査フロアの入り口右手にその機械を発見しました。
ただ、そこはグローバル・エントリーの窓口側だったので、何か変だなとおもいつつ、そのまま通過して税関で面倒な事になると嫌なので、機械を操作して登録を試みましたが、何度やってもエラーになってしまいます。
私達の後に歩いていたグループ1の男性グループはキオスクの機械には立ち寄らず、アテンドを受けながら既に一般の入国審査へ向かっておりました。
機械の前で悪戦苦闘していたところ、それに気づいた男性係員が寄って来たので、機械がエラーになると訴えたところ、「貴方はグローバル・エントリーか?」と尋ねられました。
最初は意味が分かりませんでしたが、頻繁に入出国する人が別途登録する制度がある事を思い出し、だからCAさんたちはこれを使っているのかと合点がいきました。
どうすればいいのか聞いたところ、一般の入国審査へ行くように言われたので、そちらへ向かいましたが、その時には既に乗客の大半が降機して先に進んでおりました。
折角ファーストクラスの恩恵により先頭で出てきたにもかかわらず、長い列の最後尾に着く事になってしまい、妻から苦情を言われる羽目になりました。
結局、紙での税関申告は必要なく、簡単に口頭で聞かれて終わりとなりました。
手持ちのバッグに食品など入っていないか聞かれましたが、「ここには入っていないが、預け入れのスーツケースに入っています。」と答えたところ内容物を聞かれましたが、肉や果物類が無い事を言うと、すんなりOKとなりました。
つまり、単純に申告書が不要となり口頭での申告だけで済んだので、以前より簡素化されたという事かと思います。
Uber乗場&空港wi-fiと楽天モバイル海外ローミング
入国審査の長い行列に並んでいる間に、wi-fiのセッティングをしましたが、JFKの空港wi-fiは広告動画を10秒視聴する事により無料で使用できるようになります。
楽天モバイルの海外ローミングは、やはりニューヨークでも激遅でした。
その後のUber移動時にGoogle mapで位置情報を確認する際には機能しましたが、Uber画面は乗車時に空港wi-fiで拾ったデータから更新される事は無く固まったままでした。
JFK国際空港は大きな空港ではありますが、ターミナルがいくつにも分かれているので、到着したロビーはどこかの地方空港かと思えるほど簡素な雰囲気でした。
その分、各交通機関の乗り場などは分かりやすいので、Uber乗場も直ぐに分かりました。
出口を出て右手に歩き、目の前の道路を渡ってその先の島にUber乗場があります。
楽天モバイルの電波の信頼性が無い為、wi-fi電波の入る空港出口辺りでUberの配車予約を完了して、車のナンバーとドライバーの名前をスクショしてから乗り場へと移動しました。
乗り場には数名の先客がおりましたが、予約したUberは直ぐに到着しました。
ハワイ・香港・インド・ベトナムとUberやGrabを利用して来ましたが、過去にないスムーズさです。
ドライバーはドミニカ出身の青年でしたが、非常に綺麗な新車に近い車に乗っていました。
野球選手を目指していたのかと思われるほど立派な体格で、3個のスーツケースのうち1個は35㎏あるにもかかわらず軽々と持ち上げておりました。
彼は、マンハッタンまでの約1時間の運転中、ずっとBluetoothのイヤホンで恋人か奥様と思われる女性と会話しておりました。
気楽に稼げる良い職業なのだと、その時は思ったのですが、帰国後にニューヨークでのUber・Liftのドライバーへの賃金未払い訴訟のニュースを見て、彼らが苦しい立場にある事を感じました。
Uberに2度乗車しましたが、2人ともドミニカ出身の若者でしたが、記事によると多くのドライバーが移民出身で家族の生活をライドシェア収入に頼っているとされていました。
物価の高いニューヨークで、特段のスキルを持たない人が家族を養う事は大変だろうと思いますが、追い打ちをかけるように賃金の不正な未払いや法定の有給休暇などの福利厚生を提供されていなかった事などを知り、気楽な商売では無かったのだなと思いました。
Uberの乗り心地に関して言えば、彼の運転も帰りのドライバーの運転もそうでしたが、車は新しくて清潔ですし、運転も極度に飛ばす事も無く、安心して乗っていられました。
東南アジアのドライバーとは、かなり雰囲気の違いがあり、やはりニューヨークは洗練されているなと感じました。
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