LCC&レンタカーの旅(龍安寺)⑭

龍安寺は今回の旅で必ず行こうと思っていたお寺である。前回いつ行ったのか覚えていない位、久しぶりである。当初予定では京都観光2日目に訪問するつもりであったが、急遽予定変更してこの日夕方の最後の目的地にした。明日土曜日は混雑するので、このタイミングで訪問した方がゆっくり静かにお庭を鑑賞出来ると思ったのである。平安神宮からは、ほぼ西方向へ一直線のルートであるので、渋滞は無かった。ナビを頼りに目的地近くまで来ると、記憶の中では街中にあるお寺のイメージを持っていたが、裏手にこんもりとした山を背負った立地である。到着した夕方の時間帯は一般車用である第二駐車場はガラガラであった。車を停めて、スロープを下り山門に向かうと、もうそこにある庭が美しい。緑の庭園である。山門前で入場料を支払い、中に入ると今度は左手に蓮池が広がっている。鏡容池だ、これも美しい。寺務所で靴を脱いで板敷の堂内に上がると、直ぐに方丈につながり石庭が見えた。見学客は20人位で丁度全員縁側に腰掛けられる程度の人数である。これが土日だったらこうはいかないだろう。後ろで立って庭を眺めていると縁側の真ん中あたりに座っていた人が退いたので、そのスペースに座る事が出来た。このお寺の訪問客も半数以上が外国人である。しかも日本人は庭を眺める時間も短く、1-2分で立ち去ってしまうが、欧米人の中にはかなり長い時間じーっと眺めている人もいる。日本文化が好きだと言う欧米人は、より思いが強いのかもしれない。我々も長く居るつもりであった。当初は1時間、いや30分は眺めていようと思っていたのであるが、時間的に金閣寺にも行けるのではないかという下心が芽生え始めていたので、結局3分程度で立ち上がった。方丈の周りを一周する様に石庭以外の庭も見学し、元来た道を戻る。時間を気にして足早になりながらも、鏡容池など美しい庭園の風景を目に焼き付ける。駐車場を出て、金閣寺に向かうとやはり龍安寺脇の街並みは普通の住宅街である。過去の記憶は半分間違っていなかったようだ。

 

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