2番札所「極楽寺」~5番札所「地蔵寺」 <思い立って四国お遍路八十八ヶ所>⑥

1番札所「霊山寺」を車で出発し、2番札所「極楽寺」までは、県道12号線「撫養街道」を約1km・5分走れば右手に見えてくる。少し街道から奥まっているので近づいたら速度を緩めて右折するタイミングを注意して計った方が良い。道路の上には「極楽寺⇒」という右折場所の看板が出ているので、気を付けていれば見逃すことは無い。

2番札所「極楽寺」は朱色の仁王門が印象的なお寺である。県道からも駐車場の先にそれが聳えているのを見ることが出来る。本堂は参道を登った丘の上にある。阿弥陀如来像は国の重要文化財である。本堂の左手に弘法大師が植えたと言われる長命杉がある。

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第2番<日照山 極楽寺 無量寿院> にっしょうざん ごくらくじ むりょうじゅいん
本尊:阿弥陀如来
開基:行基
真言:おん あみりた ていせい からうん
宗派:高野山真言宗

駐車場:境内に隣接(県道沿い) 納経所:仁王門横
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3番札所「金泉寺」は県道12号線を西へ走って約2kmの位置にある。高松自動車道の板野IC入り口を右手に見ながら通り過ぎると直ぐに「金泉寺⇒」という右折の看板が出てくる。ただし、このお寺は先ほどと違って県道沿いではなく住宅地を奥に入った場所にある。

こちらの仁王門も立派な朱塗りの門であり、中に入ると正面に本堂、右手に大師堂がある。こちらの納経所の担当の女性がお遍路の私たちに優しい言葉をかけてねぎらってくれたのが印象的である。その為、私はこの第3番金泉寺が心に残っている。
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第3番<亀光山 金泉寺 釈迦院> きこうざん こんせんじ しゃかいん
本尊:釈迦如来
開基:行基
真言:のうまく さんまだ ばだなん ばく
宗派:高野山真言宗

駐車場:境内に隣接 納経所:駐車場から本堂を見て左側
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4番札所大日寺は、3番から車で15分ほど走る事になる。山の奥まったところにあり、辺りは人気が無い。我々が到着した時間は4:30位だったが既に駐車場の入り口は棒で塞がれており、営業終了の雰囲気が漂っている。ああ今日はこれで終わりかぁ残念っと思ったが、念のためお寺に入るだけでもいいので行って見ようと車を駐車場の手前の道路に停めた。駐車場の柵を乗り越えて横切り境内に入っていくと納経所から片付けの作業中のお坊さんが出てきた。「お参りさせて貰ってよろしいですか」と尋ねると、「火は使わないでくださいね。片づけたから」とチョット恐い感じの人である。しかし未だ5時前なので、大急ぎでお経を上げ、納経所に戻ってくると御朱印をいただくことが出来た。

あぁ良かった。これで今日の予定のお寺まで進むことが出来た~と安堵したが、少し欲が出て、5番札所が直ぐ近くにあるはずで、ここへ来る途中に看板が出ていたのでダメもとで行くだけ行って見ようという事になった。
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第4番<黒巌山 大日寺 遍照院> こくがんざん だいにちじ へんじょういん
本尊:大日如来
開基:弘法大師
真言:おん あみらうんけん ばさら だどばん
宗派:真言宗東寺派

駐車場:鐘楼門の手前(境内まで徒歩1分) 納経所:本堂手前左手
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5番札所地蔵寺は4番から1km強、坂を下ったところにある。駐車場に車を止めて山門をくぐると正面左手に納経所がある。5時丁度の時間だったので、先に納経所に寄って、納経帳を渡して朱印を押して置いてもらい、お参りしてから取りに戻ろうと思ったのだが、「どうぞ、ゆっくりお参りして下さい。お待ちしておりますから」と優しいお言葉をいただいた。確かにお参りする前に納経だけ先にお願いするのは手順としてよくない。スタンプラリーのような気分になってしまっていた自分を恥じた。
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第5番<無尽山 地蔵寺 荘厳院> むじんざん じぞうじ しょうごんいん
本尊:勝軍地蔵菩薩
開基:弘法大師
真言:おん かかかび さんまえい そわか
宗派:真言宗御室派

駐車場:境内に隣接(仁王門手前) 納経所:仁王門をくぐって右前方
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