JGC修行で行ったインドで、ダブルツリーbyヒルトン・グルガオンNCRに宿泊

JGC修行

ホテルのグレードと周辺環境

YouTubeはこちらからどうぞ👇

デリー近郊の新興都市であるグルガオンは外資系企業のオフィスが集積していることから、ダブルツリーbyヒルトン・グルガオンは出張のビジネスマン向けのホテルかと思っていたのですが、意外にもフルスペックのホテルでした。

ホテル内には会議スペース、宴会場、アスレチックジム、SPA、屋外プール、ヒルトン上級会員用のエグゼクティブラウンジもあります。

滞在期間中、地下1階(Lower Grand Floor)では、企業の製品発表会のパーティーが開かれていたり、老夫婦の記念日を祝う為に親戚一同が集まる会食が行なわれていたりして、その地域においては格式のあるホテルであると認識されているように感じました。

一階にはレストランとバーがあり、特にバーは静かに飲むバーではなくディスコに近いもので夜遅くまで賑わっていました。

朝食会場やラウンジの食事は、可もなく不可もなくですが、レストランのアラカルトの料理はシェフの気合いが入るのか非常に美味しかったです。

建物は新しいものでは無く、20年以上は経っていると思われますので、元々は別のブランドのホテルとして営業していたものをヒルトンにリブランドしたものと思われます。

内装は大理石とダークブラウンの木材で仕上げられており重厚な感じです。

新しいヒルトンホテルの建物は、内装材などは樹脂系の貼物を使っていますが、このホテルの建具などは本物の木を使っています。

強いて言えば、沖縄のダブルツリーbyヒルトン那覇首里城の雰囲気に近いものがあります(あそこまで古くはありませんが)。

立地的には、グルガオンの中心からは外れており、グルガオンでイメージされる近代的な新興都市という環境では無く、埃っぽい街道沿いの地方都市的な周辺環境です。

上の写真は917号室からの眺めですが、眺望を楽しむという立地ではありません。

右手遠方には、森林がありますがインド軍隊の用地だそうです。緑が少ないわけではありませんが、全体的に雑然とした景色です。

高架のメトロの線路上にある白い屋根は「sector55-56」という駅ですが、向こう側の駅前には、一瞬廃墟かと思えるような建築中のビルがあります。

幹線道路の中央分離帯には、牛の群れが寝そべっています。

左手に目をやると、幹線道路から少し奥まったところには、現地の方々が住む集合住宅が立ち並ぶエリアとなっています。

ヒルトンの直ぐ隣は、低層のオフィスビル兼店舗かと思われますが、屋上には野生のサルの群れが住みついており、空調ダクトを揺さぶって壊す勢いで暴れまくっておりました。

建物の屋上には高架水槽が設置されておりますが、賢いサルたちはその上蓋を外して頭を突っ込んで水を飲んでいます。

つまり、インドの水道水は野生動物と一緒の水瓶の水を飲んでいる事になりますので、やはり免疫のない日本人としてはミネラルウォーター以外は口にしてはいけないのだと改めて肝に銘じました。

地上の高架を走るメトロの駅はホテルから徒歩2分程度ですが、電車は頻繁には走っておりませんので、使い勝手の良い交通機関はUberかタクシーという事になります。

道路自体は比較的新しいので悪くはないのですが、歩道部分の舗装が不完全で、土がむき出しになっている部分も多いので、街中に土埃が舞い上がり、環境を悪化させている様に思いました。

また、このホテルの所在は幹線道路沿いでもあり、夜遅くまで車通りが絶えない事と、こちらの人は日常的にクラクションを鳴らすので、若干うるさいのが気になりました。朝も割と早くから車のクラクションは響いてきます。

ホテル内の各施設の営業時間は次の写真の通りです。👇

ホテルにチェックイン

インデラ・ガンディー国際空港からUberを利用して、途中渋滞はあったものの約45分でホテルに到着する事が出来ました。

ホテル前には、簡易なゲートがあり警備員が立っていて、セキュリティチェックが行われました。

荷物のX線検査とボディチェックもあります。

到着するとドアマンがスーツケースを預かってくれて、チェックインフロントに案内されました。

ヒルトン・オーナーズのアプリにより、大抵の場合、前日にはアプリ上でチェックインが可能となり、ダイヤモンドメンバー特典としてのアップグレードが提示されます。

従って、私が予約する際はいつも一番安い部屋を予約して、そこからのアップグレードを期待しております。

しかし、今回の場合、前日にチェックイン可能としてアプリ上で選択できる部屋は5階の部屋でした。

部屋が埋まっているからアップグレードがされないのかなと思いましたが、メールとアプリ上ではしきりに有償でのアップグレードを勧めてきます。

アプリ上は英語表記である事と文字が小さいので、有償アップグレードである事を見落としがちになります。

前日にアプリ上で部屋を選ぶ際には、最上階の部屋が選択できるものと勘違いして、ついうっかりポチっとボタンを押しそうになりましたが、寸前で右下にある「+13,201ルピー/泊」という小さな文字に気が付き難を逃れました。

円換算で言えば、1泊当たり23,700円の追加支払いでのアップグレードなので、2泊で47,400円の追加となります。

部屋が広くなるわけでも無く、単純に上層階になるというだけで、この追加費用を支払う価値はありません。本当に危ないところでした。

フロントでチェックイン手続きをする際に、ダイヤモンドメンバーである事は認識していただいていたようですが、アサインされたのは6階の部屋でしたので、今回はアップグレードは無かったものとして諦めました。

一方で、ドアマンは感じの良い方で、フロントデスクで手続きをしている時に、「ウェルカムドリンクです。」という事で、冷たい紅茶のようなものを持ってきてくださったのですが、飛行機を降りてから一切水分を取っていなかったので、グイッと一気に飲み干しそうになりました。

しかし、グラスに口を付ける瞬間に「これは危ない。」との考えが頭をよぎり、同じく飲もうとしていた妻のグラスを遮り、フロントデスクの上に置きました。

ミネラルウォーターで水出ししたお茶なら良いですが、万が一、水道水で淹れたお茶であったり、水道水の氷を使っていたら、お腹を壊す危険性があります。

本当に美味しそうで、飲みたかったのですが、口を付けずにデスクの上に置いて、そのまま手続きをして飲むのを忘れてしまった風にして、その場に残しておきました。

また、ダブルツリーbyヒルトン恒例のクッキーもいただきましたが、これも食べるのは憚られたので、申し訳ないと思いつつ紙にくるんで処分しました。次からは受け取る前にお断りしようと思います。

部屋のアップグレードが無いのは残念に思いましたが、その時は、部屋のグレードの事よりも、チップ用の小額紙幣が足りない事で頭が一杯になっており、それを調達する事がプライオリティでした。

荷物を運んでくれるドアマンにチップを渡したり、ルームサービスやベッドメーキングに渡す分はあるとしても、翌日の現地ツアーのガイドさんとドライバーさんに渡す分などは完全に不足している状態でした。

フロントマンにATM機械がある場所を尋ねると、隣のビルの1階にあるとの事でしたので、部屋のカードキーを受け取ると、荷物を部屋に入れておいてもらうよう依頼して、大急ぎで隣のビルに向かいました。

お隣は小奇麗なオフィスビルで1階にはポルシェのショールームが入っておりましたが、金曜日の夕方5時過ぎという事もあり、建物内は閑散としておりました。

1階エントランスを入ったところで清掃員らしき人に尋ねると、すぐ右手の銀行の看板を指さされ、その脇にATMコーナーあるのを見つけました。

ああ助かったと思い、早速クレジットカードを入れてみましたが、空港のATMでエラーになったのと同じ様に何回やっても、どのクレジットカードで試しても上手くいきませんでした。

そうこうするうちに後方に列が出来たので、一旦退散しましたが、銀行窓口のシャッターが半開きになっていて、その中のデスクで人が談笑していたので、現金で両替できないかを尋ねてみました。

しかし、既に時間外との事で、「明日はどうですか?」と食い下がってみましたが、土日は休業との事でした。

万事休すで、どっと疲れが出たので、一旦ホテルに戻り部屋で休んでから対策を考える事にしました。

ホテルに戻り、フロントを通り過ぎてエレベータホールに向かおうとすると、先ほどのフロントマンから呼び止められて、手続き上の間違いがあった事を告げられました。

もう一度チェックイン手続きをし直す事になり、今度は917号室にアサインされましたので、1~2ランク程度はアップグレードされたようです。

ベッドについてもキングサイズベッドが1台のタイプとツインベッドとどちらが良いか確認されツインを選びましたので、この部屋になりました。

その後、マネージャーさんが出て来て挨拶をされ、手続き上の行き違いのお詫びと共にウェルカムレターを渡されて、何かお困りごとなどがあったらお申し付けくださいとの事だったので、早速両替の件を依頼しました。

翌日の9時にホテルを出発する予定なので、それまでに日本円1万円分をインドルピーに両替をしたいのですが出来るだけ少額の紙幣にしたいという希望を伝えました。

連絡用に私の携帯番号を聞かれましたが、私のスマホは楽天モバイルなので、海外でこちらから掛ける分にはデータ通信で済むのですが、かかって来た電話を受ける場合にどれくらいの料金が発生するのか不明なので、携帯電話は通じないから部屋に電話して貰う様に頼みました。

もしかしたら、ラウンジか1階のレストランに行くかもしれない事も伝えておきました。

エグゼクティブラウンジ

部屋に入って一息ついて、時間も19時を過ぎたので、食事に出かける事にしましたが、1階のレストランは23時まで営業していますが、エグゼクティブラウンジは20時でクローズという事だったので、先にラウンジを覗いてみる事にしました。

ラウンジは13階にあり、清潔で、広くてゆったりしており、落ち着ける空間でしたが、その日は私達以外に客は居ませんでした。

ラウンジを独り占めというのも贅沢ですが、スタッフさんが3名おり、特に男性スタッフさんが色々と気を使って下さるので恐縮でした。テーブルに着席していれば、スタッフさんが料理を取り分けて運んで下さるというのですが、食べられないものも多いので、自分で見て選びたいというのが本音でした。

丁重にお断りして、自分でビュッフェ台を見て回りましたが、タンドリーチキン、ラム肉、その他、タンパク質系もあり、内容は悪くないと思います。

しかし、これは美味しいというものはありませんでした。

また、どの料理もスパイスが効いていたので、妻にとってはやはり味付けが辛すぎるという事でした。

それでも、サンドイッチなどは普通に美味しく、パンも問題なく食べられるレベルです。

サラダやフルーツもそこそこ種類がありましたが、生水を使って洗っているに違いありませんので警戒してパスしました。

興味をひかれたのは、テニスラケットの様なもので、ハエ取りをしていた事です。

これはハエを叩くのではなく、ラケットに電流が流れていて、ハエをミートするとビビッと音がして感電して落ちるというものです。どこかお店で売っていたら買って帰りたいと思いました。

ビビッという音が、昔よく使われた誘蛾灯の様な音なので、食事をしているのに近くでハエが焦げると嫌だなと思って見ておりましたが、煙は出ていなかったので焦げはしないのだと思います。

ひと通り食事を食べ終わる頃、先ほどのマネージャーさんがやって来て「両替屋さんと連絡がつきました。」と報告してくれました。

明朝6:30にホテルに来てくれるという事で、両替レートは0.55という事でした。

その時はこのレートが良いか悪いか判断がつきませんでしたが、他に選択肢が無いので承諾するしかありません。しかし、後から確認したら良心的なレートである事が分かりました。

承諾する事を伝えると、マネージャーさんはその場で両替屋さんに電話を入れてくれて、手配して下さいましたが、これからホテルへ来ることも可能という事になったので、30分後にロビーで待ち合わせをする事になりました。

時間になり1階のロビーに降りて行くと、フロントからマネージャーさんが出て来て、一緒にソファエリアに歩いていくと、待機していた身なりのきちんとした40代くらいの男性が立ち上がり、こちらに挨拶をされました。

マネージャーさんから紹介され、こちらの習慣というものが良く分かりませんが、特に名刺を差し出されるわけでも無く、身分証を提示されるわけでも無く、握手をするわけでも無く着席を促され、直ぐに取引となりました。

先方は、両替レートを説明し、500ルピー札9枚と200ルピー札5枚を差し出しました。

100ルピー札は無いのか、200ルピー札は10枚無いのか尋ねましたが、手持ちではこれしか用意が無いとの事でした。

急な呼び出しに対応してくれたので、それ以上望むわけにはいかないので、日本円の1万円をお渡しして取引終了となりました。

その後、マネージャーさんにお礼を言って、エレベーターに乗り込む手前で、チップを渡そうとしたのですが頑なに拒否されてしまいました。役職者になるとチップを受け取ってはならない規則があるのでしょうか。

この件では本当に助けられて何らかの形で感謝の気持ちを表したいと考えていたのですが、短い滞在期間なので、その翌日以降はシフト時間の関係からか、一度挨拶しただけで、接する機会はありませんでした。

滞在後にヒルトンから評価依頼のメールが届いたので、そのメールにマネージャーさんのお名前を記して感謝の気持ちを書き込みました。するとご本人からメールでメッセージが届きましたので、こちらの気持ちだけは伝わったので安心致しました。

両替取引をしている間、妻をラウンジに待たせていたので、一旦ラウンジに戻りました。

8時になり、既にラウンジは終了の時間となりますが、結局私たちの他には誰も来ませんでしたので、この日作られた大量の料理は私達がちょっとつまんだだけで、処分される事になってしまいます。

今まで、シンガポールなど海外のラウンジでもチップを置いた事は無かったのですが、この日はプライベートで使用させて貰って、いろいろと気を使って貰ったので、200ルピー札を2枚置いておきました。

折角調達した200ルピー札が早くも2枚消えていきましたが、明日どこかのお店で水など買って、つり銭をゲットして、チップ用の小額紙幣を手に入れるしかありません。

翌日は、デリー市内半日観光の現地ツアーを予約しており、朝9時にホテルに迎えが来ますので、それまでに朝食を済ませて準備を整えておかなければなりません。

1階のレストランに行けば、未だ食事をする事も可能でしたが、エグゼクティブラウンジの食事で腹7分くらいにはなったので、この日はそれで終了として、部屋に戻ってシャワーを浴びて寝る事にしました。

ところが、部屋に戻るとルームキーが反応せずロックが解除されません。

2枚受け取っているので、両方で試してみましたが駄目でしたので、フロントに行って交換して貰おうと思ったところ、廊下の向こうにマネージャーさんとスタッフさんが偶然いて、こちらの様子を見て駆けつけてくれました。

直ぐに電話して、代わりのカードキーを1枚作成して持ってきてくれました。その後1時間くらいして別のスタッフさんがもう1枚を届けて下さいました。

以前にも1度か2度、どちらかのヒルトンで同じような事があったような気がします。

室内の様子、917号室 ツインベッドルーム

部屋は、ツインベッドで十分な広さがあり、スーツケースを広げる台がある事が助かりました。多くのホテルは、折り畳み式のパイプ製の置台を広げてその上にスーツケースを置く方式ですが、この部屋は作り付けの台でした。

浴槽は無くシャワーのみでしたが、お湯は問題なく出ましたし、シャワーの圧力も充分でした。

アメニティは、綿棒や歯ブラシもありましたので、インドまではアジア圏のオペレーションなのかなと思います。

ドライヤーも備え付けられている事は事前にわかっていたので、今回は持参しませんでした。

コンセントやUSBポートも各所にあり不自由しません。また、夜間の照明の調節もベッドサイドで好みに切り替え出来て気が利いておりました。

珈琲・紅茶も置いてありましたが、珈琲はインスタントでした。

電気ポットでお湯が沸かせるので、コーヒーカップやコップ類など全てミネラルウォーターで沸かしたお湯で煮沸してから使用する事が出来ました。

ミネラルウォーターは、フロントに言えばある程度は無料で貰えますが、私達が使用する量が半端では無く気が引けるので1階のレストラン併設のショップで大量買いしました。

日本のコンビニで買えば2リットル100円程度ですが、ホテル内のショップなので1.8リットルで450円位です。この様な比較をするとやりきれないですが、総額で考えれば10本買っても大きな金額では無いので安全性と利便性を優先しました。

朝食のレストラン

翌朝の朝食は、1階レストランの場合6:30、エグゼクティブラウンジの場合7:00からの営業となります。

この日は、9時に現地ツアーのお迎えが来るので、早めに朝食を済ませる必要があり、6:45くらいに1階レストランへ向かいました。

男性の先客が、2名だけおりましたが、空いているので、ゆっくりとビュッフェ台をチェックする事が出来ました。

コンラッドやヒルトンの朝食と比べると負けますが、ダブルツリーbyヒルトンのカテゴリー内で比較すればトップクラスに入ると思われる品揃えと内容でした。

ただ、全体的に味付けはスパイシーで、人によっては辛いと思われます。

日本食は無いですが、中華料理はありますので、自分でアレンジして、日本人好みの味にする事も出来ます。

この日もサラダやフルーツが豊富に並べられておりましたが、2日間だけだと思い、生ものは控えました。

焼きトマト、ブロッコリーとマッシュルーム炒めは、火が通っているので安心して食べられましたし美味しかったです。

朝食を終えて身支度を整えて市内観光に出かけるのですが、あと1日だけの滞在で、タオル類も足りていたので Don’t Disturb の札を下げて外出する事にしました。

ルームクリーニングをしていただく事は有難いのですが、妻は感染予防のためにエタノールで全てを消毒するという作業を行うので、昨日のチェックイン時に行なった作業をまたやり直す事を考えると、部屋に入らないで貰った方が良いという判断です。

朝9時にロビーに降りて行ったら既に現地ツアーのガイドさんは、ホールで待機しておられました。

南国の方は時間に遅れる事もあるだろうとロビーで待つ事を想定しておりましたが、ガイドさんはデリー旧市街にお住まいで朝は渋滞に巻き込まれる可能性が高いので早めに出発して8時過ぎにはこちらに到着して待っていたそうです。日本人以上の几帳面な対応に驚きました。

デリー市内観光については、別記事にしたいと思います。

7月のインドは雨期なので、この日は終日スコールの洗礼を浴びました。

午後3時過ぎにホテルに戻りましたが、全身ずぶぬれ状態で、体は冷え切っておりました。

前日のマネージャーさんがフロント内に立っておられましたが、その時は早く部屋に戻って温かいシャワーを浴びたい気持ちが強かったので、会釈をして手を振った位でそのまま通り過ぎエレベータホールに向かいました。残念ながら、その後はこのマネージャーさんに会う事は無く、別のマネージャーさんが色々と面倒を見て下さることになりました。

レストランで夕食(アラカルト)

この日の夕食は1階のレストランでいただく事にしました。ビュッフェとアラカルトを選ぶことが出来るのですが、ビュッフェは朝食の時と大差ない気がしたのでアラカルトでいただく事にしました。

私はパニーニを注文し、妻はパスタを注文しましたが、それまでスパイスが効いた料理が多かったので、クリーミーなパスタが食べたいという事で、メニューには無かったカルボナーラを作れるか聞いたところシェフに確認してくれてOKとの事でした。

カルボナーラはインド風のアレンジなのか、いくつかの具材が入っており、こちらがイメージしたものとは違いましたがスパイスは弱めで良かったようです。

パニーニは絶品で、また明日もこれを食べたいと思いました。

また、フレッシュジュースもパックに入っているものでは無く、その場でフルーツをジューサーに掛けて作ってくれるので美味しかったです。

食事が終わるころにシェフがテーブルに来てくれて、お話をしましたが、明日も滞在しているなら、このレストランはピザの評判が高いので是非食べて貰いたいとの事でした。

翌日のランチに利用したいと思い、また来ますと伝えたのですが、ホテルでランチをして渋滞に巻き込まれて飛行機に乗り遅れるのが不安になってしまったので、結局ランチをせずにホテルを後にする事になってしまい残念でした。

夕食の後、館内をひと通り散策しましたが、宴会場やバーにも人がたくさん集まっており9時過ぎにも拘らず賑やかでした。

特にバーはドアを開けて中を覗いてみたところ、大音量の音楽が流れ、フロアで体を揺らしている人たちがいたので、バーというよりはディスコのノリで盛り上がっておりました。

2日目の朝食レストラン

翌朝は、また1階のレストランで朝食をとりました。やはり朝食は品数の少ないエグゼクティブラウンジで食べるより1階のレストランの方が良いと思ったからです。

このホテルのエグゼクティブラウンジは、アフタヌーンティーがなく、朝食と夕方以降のカクテルタイムだけです。私達も滞在中に一度利用しただけだったですが、このホテルの利用者には、あまりラウンジ利用の需要が無いのかもしれません。

朝食会場には少し遅めの8時前くらいに行きましたが、昨日より賑わっており、遅い時間ほど人が増えてくるようです。

前日にいた男性もまた居ましたが、このホテルに何日も連泊しているようでした。

この日は、テーブルに男性スタッフが付いてくれて、いろいろとオーダーを聞いて料理を運んでくれました。

ビュッフェ台に並んでいる料理を取って来て食べるのとは違い、スタッフさんのお勧めに従い注文してオーダーした料理はどれも美味しかったです。作り立てのマサラダなども美味しかったです。

また、途中で「Thank You」とデコレーションされたケーキを運んでこられ3名のスタッフさんから挨拶されて記念撮影をしました。

折角だからと、妻が一口だけ食べるつもりでケーキに口を付けたのですが、意外にも美味しくて完食してしまいました。

客からの評価が自分達の人事評価に繋がるのだと思いますが、良い評価を書いて欲しいと何度かお願いされました。

また、レストランを出る時にマネージャーさんから呼び止められて、ギフトを貰ったのですが、ケーキとオレンジ・バナナなどのフルーツが入っておりました。

ダイヤモンドメンバーから悪い評価を付けられるとホテル従業員全員の人事評価が傷つくのかと思います。外部評価は率直な評価がされるので、彼らも大変なのだなあと思います。

ホテルをチェックアウト

最終日は、夕方発の便ですが、インドでは何が起こるか分からないので余裕を持って早めに空港に行き空港ラウンジで時間を潰す事にしました。

朝食後に部屋に戻り、荷物のパッキングを終えて暫く休憩して、当初の予定ではホテルでランチをするはずだったのですが、お腹が空かないので先ほど貰ったケーキとフルーツを部屋でいただいて、1時過ぎにホテルを出発しました。

ホテル内での食事や買い物の支払いは部屋付けにして最後に宿泊料と合わせて支払った方がヒルトンのポイントがつくので、結局現金は使わず仕舞いで、小額紙幣は枯渇したまま終了しました。

ホテルのロビーでUberを呼びましたが、やはりクレジットカードはエラーになってしまいます。

空港までの復路の料金は往路の半額に近い400ルピーでしたので、500ルピー札を渡せば済みます。

いつまでもクレカ決済で予約しようと粘っても上手くいかないので、結局現金支払いで予約しました。

予約完了してソファで待っているとドアマンが寄って来て、タクシーを呼びますかと聞かれたので、「Uberを予約して待っている所です。」と答えると、アプリ画面を見せて欲しいと言われました。

スマホを渡すと画面を見て「私が連絡してあげるよ。」との事で、勝手に私のスマホで電話を架け始めました。私がびっくりした顔を見せると「フリー・コール」という事で「心配するな」という事のようでした。

私がビックリしたのは、感染リスクだったのですが、こちらではもう感染リスクは過去のものになっているようです。

ドライバーは、もうすぐ到着するとの事でしたが、英語を話さずヒンドゥー語オンリーという事で、ドアマンが私たちの行き先の国際線ターミナル3について説明しておいてくれたとの事でした。

しかし、客のスマホを奪い取って勝手に電話してくれるとは、日本では考えられないファンキーな対応でした。

その際に、またフロントの女性スタッフが駆け寄って来て、お土産としてクッキーをいただいてしまいました。ヒルトン系列ホテルでこの様な対応は初めてでした。

このホテルのお勧め度

これでホテルを後にする事になりましたが、滞在中、心のこもるおもてなしと対応をしていただき大変満足しました。

ここを拠点にすれば、アーグラーのタージマハールへUberで行く事も出来ますし、デリー市内の観光にも便利です。私達は行きませんでしたが近隣にはいくつかのショッピングモールもありますので、旅の拠点としては良いホテルだと思います。

また、デリー市内より宿泊料金は安いのでコスパは良いです。

次にインドに来るときは、別のホテルに宿泊する事を計画しておりますので、リピートする機会はないかと思いますが、エアライン修行をされる方にはお勧めしたいホテルです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました