LCC&レンタカーの旅(ピーチアビエーション FUK⇒NRT)㉕

福岡空港までは西鉄の特急と地下鉄を乗り継いで約50分である。天神駅で乗り換える際、今後の為にコインロッカーの場所をチェックした。西鉄の改札口手前右側に一ヶ所あるのは時間単位のコインロッカーとなり割高である。西鉄から地下鉄に乗り換える途中のビル1階のコインロッカーは1日単位なので、こちらを利用した方が安く済む事が分かった。

福岡空港に到着すると、真っ先にピーチアビエーションのチェックインカウンターに向かった。預入手荷物は無いので自動チェックイン機で完結する。その後、お手洗いに行くと空港ビルの工事の一環で、トイレ天井板が抜かれてシート張りになっている。多分そこからカビの臭いが強烈に漂ってくる。とても耐えられず、用も足さずに避難して来た。再びクレジットカードラウンジTIMEに駆け込む。しかし、こちらのお手洗いも天井裏は繋がっているらしくカビ臭い。幸いラウンジ内はカビの臭いは無いので救われた。ピーチアビエーションの出発ゲートは45番という大きい数字だった。フロアマップを確認すると保安検査場から近い場所であるが、下の階に降りる様だ。という事はバス移動で沖どめの飛行機に乗るという事に違いない。であれば余裕をもってゲート前に行っておいた方が良さそうである。ピーチアビエーションの機内持ち込み手荷物は10kgまで許容されているので、往路のジェットスターの時と違いスーツケースの重さを心配する必要はない。保安検査を終えて、45番ゲート前に行くと5つのモニターの前の椅子にそれぞれの便の乗客が疲れた様子でシートに腰掛けていた。飛行機を待つという雰囲気ではなく、連絡船のフェリー乗り場を連想する光景だ。間も無くピーチアビエーションの搭乗開始コールがあり、機内の混雑緩和の為、窓際の席とその連れの客からバスで案内するとのことであった。今回も短いフライトで途中お手洗いに行かない想定なので窓際の席を予約してある。1番のバスで沖どめの飛行機に向かった。
ところが、そのバスが飛行機のタラップ手前数メートルまで来て乗客が降りる準備のため席を立って乗降口に移動し始めた時、何のアナウンスもなくそのバスは停車した。運転手は無言のままだ。飛行機の下で整備士が1名点検らしき事をしているが、こちらのバスを誘導する気配はない。誰がストップをかけたのか、次に誰がゴーを出すのか見当がつかない。それでも後3mなのだから直ぐに動いて降りられるだろうと、立ち上がった乗客はそのままの体勢で固まっている。ところが10分経過しても何の進展もないのである。もちろんアナウンスもない。後ろを振り返ると後続のバスも到着して後ろに4台連なっている。これでは飛行機に乗り込んでから混雑必至である。ばすの乗降口手前で立っていた乗客も諦めて元の座席に戻って待った。それから5分してようやくバスが動いた。
バスの思わぬ足止めで早くも疲れてしまったが、座席に着くと予約しておいた非常口席の足元スペースが非常に広くてテンションが上がった。これならトイレに立つ時も隣の人を立たせなくて済みそうだ。追加料金がいくらだったか忘れたが、高くはなかったと思う。次の機会があれば、またこの席を狙ってみようと思う。
その後、飛行機は20分遅れがさらに遅れ、飛行場の夕方ラッシュでホールド。プッシュバックまでさらに待ち、

50分遅れでやっと動き出す事となった。

この日は天候下り坂で、
乱気流が予想されるとの事。成田まで
1時間32分のフライト予定だそうだ。
出発まで相当待たされた事もあり、体が睡眠モードに入っていたので離陸すると直ぐに爆睡した。 帰路は太平洋上を飛行すると思っていたので左側の席に座っていたのだが、目を覚まして窓の外を見ると、遠くに富士山が雲海の中から頭を出しているのが見えた。思っていたより、相当南よりの海上ルートを飛行している様だ。その後、まもなぬ雲に突っ込み視界は無くなった。乱気流による揺れは、一度ドスンと落下した以外、左程の揺れは無かった。
成田空港では安定した着陸が出来たが、その後急ブレーキがかかった。滑走路の距離は未だ充分にありそうに見えるのだが、何故そんなに急ブレーキをかけるのだろうか?乗り心地とのバランスも考えて貰えるとありがたい。

ピーチアビエーションは、LCCであるが成田空港第3ターミナルではなく第1ターミナル 南ウイング利用となる。これは非常に大きなメリットである。
到着が予定より遅れたこともあり、空港で食事を済ませてしまった方が良いと考え中央に戻りレストラン街に行った。 まず、5階のクレジットカードラウンジで、温かい塩水を作り鼻うがいをして少し水分補給をした。その後レストラン街に移動して検討の結果、「焼肉食堂やんま」という店で夕食をいただいた。ラストオーダーが20時で20時半閉店となる。成田空港内のレストランは意外と早く閉まるので要注意である。

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