ファミリーロッジ旅籠屋ホッピングの旅 ⑫高山陣屋

高山陣屋

いつもの通り、ゆっくり朝食を摂ってから出発すると、チェックアウト時間ギリギリのタイミングになる。旅籠屋を利用する人達は出発する時間が早い人が多い。我々はいつも一番最後の出発となる。

飛騨高山では、色々と観光をする場所はあるのだろうが、ここで1日過ごしてしまうと、帰宅時間が夜中になるので、1件だけ観光して帰路につくことにした。

旅籠屋から一番近い観光施設が「高山陣屋」という史跡であった。ここは江戸時代の代官所跡を復元したものの様だ。一部は当時のものがそのまま残っているのかもしれない。

執務室
美しいお庭
懐かしさを感じる台所跡

高山陣屋には専用の駐車場が無いので、近隣の民間駐車場を利用する必要がある。この日は平日だったので、高山陣屋正面入り口の手前脇道を入ったところにある一番近い駐車場に停められたが、土日など混んでいる時は、駐車が大変そうである。

入口の感じからすると、左程大きくない施設というつもりで入場したのであるが、中に入って進んでいくと思ったより大きな敷地であった。

代官所の跡なので、この地一帯を治めていた役所の役割をしていたのであるが、二条城などよりは、もっと庶民に近い感じがして、親近感が湧く。当時の生活の様子が分かるので非常に興味深い施設であった。

御白州

中に当時の御白州を再現したコーナーがあり、そこには責め台と抱石があり、罪人を責める光景がまざまざと浮かび上がるようになっている。あの責め台のギザギザ部分に正座をさせられ、重い石を載せられる事を想像するとゾッとした。当時は人権などないのだろうから、本当に罪を犯したのならまだしも、冤罪で責められたりしたらたまったものでは無い。

この施設は、入口で靴を脱いで、館内は裸足で廻ることになる。本当はもっと時間をかけてゆっくり見学したいのであるが、後半は足が冷え切ってしまって、堪え切れなくなってしまった。

吹曝しの施設なので、ここは寒い時期に来るものでは無いと思う。

続きはこちら「アルプス越え」

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