今回の旅程は、往路は成田空港から関空へジェットスターで行き、復路は伊丹から成田へANAで戻ります。
ジェットスターの成田AM9:45発のフライトを選択しましたが、こんな時間に成田から関空へ行く便にどれだけ需要があるのか疑問でした。
例えば、LCCなどで海外から成田へ到着して、乗り継ぎで関空へ行くという乗客が多いのかなと想像します。
成田空港第3ターミナルからの出発となりますが、AM7時頃に成田空港第2ターミナル隣接の駐車場P2に到着しアネックスに駐車しました。
アネックス駐車場は空いていたものの、ターミナルまでは長い距離を歩かなければならなかったので失敗でした。
スーツケースをゴロゴロと引きながら、第3ターミナルまで延々と歩きました。
以前に四国へ行く際にジェットスターを利用した際は、受付カウンターがごった返していたので、今回もそれを覚悟しておりましたが、チェックインカウンターに到着するとガラーンとして殆ど乗客はおりません。
預け荷物があるので有人カウンターへ行こうとしたところ、導入路が全てテープでふさがれておりました。
スタッフに尋ねると、機械でチェックインしてくださいとのことでしたので、傍らの機械でチェックインを行い、預入荷物のタグを出して自分でスーツケースに括りつけました。
自動預け機に入れて手続きを行ない完了しましたが、自分でやるのは面倒でした。
空いていたので何のストレスもありませんでしたが、自動チェックイン機に列が出来ていようものならイライラしたと思います。
しかし、LCCの場合、機内持ち込み荷物だけの人も多いと思われるので、これでよいのだと思います。
今回の変則旅程の理由ですが、ANA便やJAL便のフライト時間が、私たちの都合に合わなかったこともありますが、プライオリティパスでぼてぢゅうを利用してみようという目的もありました。
先ず、成田空港第3ターミナルのぼてぢゅうでプライオリティパスのセットを注文して朝食とし、関空のぼてぢゅうでランチを食べようと考えたわけです。
しかし、直前になって、やはり健康上良くないと考え直し、朝食は早起きして自宅で食べてから出発したので、成田空港第3ターミナルのぼてぢゅうは場所を確認するだけに終わりました。
また、意外に時間が足りず、フードコートの椅子に腰かけてお茶を飲んでいると、搭乗開始の時間になってしまい、保安検査を抜けてゲートにたどり着いたころには既に搭乗が始まっており後半に差し掛かっておりました。
予約クラスとしては優先搭乗できたのですが、最後尾に近い搭乗となり、荷物が座席の上に納められるか心配な状況となりました。
LCCなので、バス移動での搭乗だと考えておりましたが、ゲートから搭乗することができました。
しかし、2階のブリッジから搭乗するのではなく、地上を歩いて飛行機の手前まで行き、タラップを上がることになるので、車いすの方などは大変だと思いました。
シート配列は3-3で、予約した座席は、1A・1Bですが、通路側には既にスーツ姿のサラリーマンのおじさんが座っておられました。
ほぼ満席でしたが、なぜか真後ろの2列目は3席とも空いておりましたので、このおじさんが、2Aに移ってくれれば良いのにと思いましたが、何故か動かずじまいでした。
3席独占で窓際なら、そのほうが良いだろうに、もったいないなと思います。
ジェットスターの場合、席移動NGとかいう厳格なルールがあるのでしょうか?
離着陸時は、CAさんが目の前の席に着座して「こんにちは」となるので、気まずい席でしたが、そう思う暇もないくらいフライト中は爆睡しておりました。
成田空港の場合、滑走路から飛び立つまで、ぐるぐると空港内を走りますが、この日も延々走っており、その間にうたたねしておりましたので、ハッと目を覚ました時には、自分がどこにいるのかわからず、関空に着陸したのかとも思いましたが、これから飛ぶところでした。
この機は、滑走路手前で一時停止することなく、カーブを回って滑走路に入ったら、その流れでエンジンを全開し飛び立ちました。
あいにく空には雲が立ち込めており、暫くすればその上空に抜けて青空を拝めると思っておりましたが、結局飛行中はずっと雲の中でした。
一応、安定飛行に入るとドリンクと機内食などの販売が始まりましたが、うつらうつらして記憶が飛んでおり、ドリンクのサービスも受けずに終わりました。
予約した航空券には、ドリンク代とお菓子代が含まれていたようですので、声をかけてくれれば良かったのですが、降機するときにCAさんからその説明を受け、お土産としてペットボトルの水とお菓子を受け取りました。
しかし、この水もお菓子も飛行機を降りて移動するときには邪魔になるだけです。
上空でサービスされるから価値を持つのだと、この体験で改めて思いました。
機内販売では価格が高くなっても当然ですし、空港の制限エリアでは空港価格になっても当然なのだと、今後は受け入れられると思います。
関空到着は11:15ですが、降機すると丁度お腹が空いてランチには良いタイミングとなりました。
ゲートから順路に従って歩いていくと、レストランエリアに出ることになり、目立つ場所にぼてぢゅうがありました。しかし、預け荷物をいつピックアップするのかが問題で、とりあえずバゲージクレームまで行ってみることにしました。
どこかに地上係員がいれば、先に食事をするので荷物のピックアップが遅くなることを伝えようと考えていたのですが、飛行機を降りたところでは作業服姿のスタッフが数名いたものの、その先バゲージクレームの手前までジェットスターのスタッフらしき人はいませんでした。
結局バゲージクレームの手前のところで、この先は戻れませんという扉があり、空港係員さんがいたので、その旨を説明したところ、航空会社側で保管してくれるからそのまま放置で良いということでしたので、そこで引き返してフードエリアに戻りました。
ぼてぢゅうで食事をしている最中にジェットスターから携帯に電話連絡が入り、2階のチェックインカウンターで預入荷物を保管しておりますとのことでしたので、スタッフさんが荷物を別の場所に運ぶという手間をかけることになってしまいました。
ぼてぢゅうを利用するのは初めてでしたが、受付でプライオリティパス2枚を提示すると受信機を渡され、自分で席を選んで座ります。
端末からオーダーして料理が出来上がったら受信機が鳴るので受け渡し口に取りに行く方式でした。
成田空港第3ターミナルのフードコートでは既定のセットしか注文できないようですが、関空ではアラカルトで注文できるところが良いです。
食事のあと、ジェットスターのチェックインカウンターで荷物を受け取り、京都への移動のため、JR関空駅に向かいました。
特急はるかで乗り換えなしで京都駅まで行けますが、事前に予約していた便より1本前の便に間に合うので、窓口で変更手続きをしてもらいました。
京都駅に到着するとホームには旅行客が溢れかえっており、大半が外国人でした。
改札を出て、とりあえずJCB京都ラウンジを目指しました。
本来は昨年のJGC修行の前にJALカードのJCBプラチナを発行しておけばマイルがたまってお得だったのですが、その時点では知識がなく、費用が安く済むCLUB-Aカードで十分だと思っていました。
今年JGCプレミア維持の修行をする可能性があるため、このカードを発行したのですが、早速ここで役に立ちました。
JCBラウンジは京都劇場を目指していけばよいので、これが良い目印となり、駅構内の案内図には記載がありませんが、すぐに場所はわかりました。
ラウンジはこじんまりとしたスペースなので、時間帯によっては満席になりそうですが、平日の午後2時過ぎだったため、この時は待つことなく入ることができました。
ソフトドリンクだけの提供ですが、ちょっとした休憩に非常にありがたい施設です。
今回の旅行の目的はロクキョウトに宿泊することですが、その前に軽く京都観光をするために京都駅から近いヒルトン・ガーデンイン京都烏丸を2泊予約しております。
駅からタクシーで5分ですが、最初Uberアプリを開くと駅前では乗れず、お向かいのビルまで200m程移動しなければならないようでした。また、タクシーGOでも同様に乗車位置がお向かいのビルで設定されましたので、仕方なく普通のタクシー乗り場から乗ることにしました。
タクシー乗り場は、日本人用と外国人用に分かれておりましたので、英語対応できるタクシーのドライバーさんとそうでない人を分けているのかと思います。
個人タクシーが回ってきたのですが、クレカOKのシールが貼ってあったので安心して乗車したのですが、支払い時に機械が故障していると言われ、現金で支払うことになりました。できれば現金を触りたくなかったのですが仕方ありません。
ガーデンイン京都烏丸にチェックインするとダイヤモンドメンバーということで、少しだけアップグレードをしていただけたということでした。
今回は831号室でしたが高層階なので良い部屋なのだと思います。
入室して、大きな失敗に気づくことになりましたが、なんとバスタブがなくシャワーのみの部屋でした。
まさか日本のヒルトン系列のホテルでバスタブがない部屋があるとは考えてもおりませんでしたが、このホテルは外国人をメインターゲットとしているのであれば当然なのかもしれません。
好立地の駅前の小さな土地でホテルプランを作る際に、当初から外国人をターゲットとするのであれば、場所をとる浴槽は設置しないのだろうと思います。
非常口の案内図に記された部屋の概略図を見ると水回りスペースが広い部屋もありましたので、追加料金を支払えば一部には浴槽付きの部屋もあるのだと思います。
妻からはさんざん苦情を言われましたが、ほかの部屋に浴槽があることは言わずにおきました。
この日は食事して寝るだけですが、散歩がてら東本願寺を参拝しました。木造建築でこれだけの規模のものが建てられることに驚きます。
その後、また四条方面に歩き、大戸屋で夕食をとりました。
翌朝は8時過ぎに1階の朝食会場のレストランへ行きました。
ダイヤモンドメンバーとしての特別な扱いはなく、テーブルへの案内もなく、受付でカードをもらって、自分で適当なテーブルを見つけて座る方式ですが、人員の無駄を省いて効率的なオペレーションをしていると思いました。
ガーデンインのグレードなので、朝食の内容は簡素なものかと思っておりましたが、意外にもサラダ類が充実しておりました。
前回ヒルトン福岡シーホークに宿泊した際には、朝食にミニトマトが無くて残念だったのですが、ここには豊富にありました。
卵料理は、スクランブルエッグしかありませんでしたが、スタッフさんに相談するとゆで卵を作って運んできてくださいました。
朝食後は、軽く京都観光に出ますが、まずは定番の清水寺に向かいました。
タクシーで10分程度ですが、清水寺の手前まで行くと渋滞にはまるので、五条坂の交差点で降りて、そこから歩きました。
案の定、大型の観光バスが狭い道ですれ違いを行うので、大渋滞が発生しておりました。
大舞台から奥の院を回って音羽の滝を参拝しました。
その後、高台寺へ向かいますが、喉が渇いたので、先にアメックスのラウンジに立ち寄りました。
Google mapの案内に従って歩いたのですが、それがないと見つけるのが難しい場所にあります。
入り口には小さくアメックスの看板が出ておりますので、近くまで来ればわかりますが、本当にこの木戸を開けて入ってよいのかと思うような場所です。
ラウンジというカタカナは似つかわしくない静かな和の空間で、清水寺から高台寺周辺までの通りの喧騒が嘘のような別世界です。
入り口で鐘を鳴らすとスタッフの女性が案内に出てきてくださり、和室のテーブルに通され、昆布茶と小さなお菓子をいただきました。
JCBがこのラウンジを運営しているのであれば、なるほどと思うのですが、外資のアメックスが運営しているとは驚きです。素晴らしいセンスだと思いました。
その後、高台寺、八坂神社を参拝しました。
八坂神社の周辺は高級な料亭が連なっており、ランチ営業もしておりましたが、見送って、神社前の庶民的なお店でランチをいただきました。
その後、タクシーで西院春日神社へ行き参拝しました。
翌日は土曜日のため、朝食会場へ下りるとレストランはほぼ満席でした。
自分で席を見つけなければなりませんが、丁度良い席が空いたので、スタッフさんにテーブルを拭いてもらって確保することができました。
フロント前には、団体客のものと思われるスーツケースが大量に保管されており、チェックアウトと到着の手続きで大忙しの様子でした。
繁忙期のレイトチェックアウトは基本的にお断りするそうなのですが、メンバー特典で午後1時までOKとしてくださいましたので、午前中にもう一度東本願寺へ参拝に行きました。
チェックアウト後、Uberを呼んでロクキョウトに向かいますが、ガーデンインのロビーでuberアプリで配車すると待機場所としてお向かいの京王プレリアホテルを推奨されるので、道路を渡ってそちらで待ちました。天気の良い日なら問題ありません。
道は空いていたので30分もかからずロクキョウトに到着しました。
ロクキョウトの立地ですが、金閣寺から山沿いに北へ1.5kmほど行ったところにあります。
周辺は、一部高級住宅地で、一般の住宅地も混在しており、そのエリアから山側に少し入ると急にホテルのエントランスが現れる感じです。
ロクキョウトの敷地内に入ると、別世界のラグジュアリーな空間となります。
ここは東急不動産が運営するしょうざんリゾートの敷地内にありますが、ヒルトンがフランチャイズで進出したものだそうで、スタッフさんは東急グループの方々のようです。
しょうざんリゾート内には各種レストラン、日本庭園、東急ハーヴェスト京都鷹峯があり、ロクキョウトの建物から小径で全て繋がっています。
午後1時半頃到着したので、荷物を預けて近隣散策がてら食事に行くつもりでいたのですが、既にお部屋の準備が出来ているとのことでした。
今回の宿泊は、ヒルトン・アメックス・プレミアムカードの無料宿泊特典2泊分を利用したものですので、アップグレードは期待しておりませんでした。
前日にヒルトンアプリでwebチェックインの画面を開けたところ、選択できる部屋は2階の部屋だけでしたが、現地では、ダイヤモンドメンバーということで、4階の部屋にアサインしてくださいました。
4階の場合、レストラン棟の屋根越しに向こう側の敷地外の山の木々の緑が眺められるので、非常に眺望が良かったです。
また、事前情報では、宿泊の際に付与される1泊あたり1万円、2泊目が5,000円、合計15,000円のクーポンは3月末で終了とのことでしたが、それが発表される前に予約していたためなのか付与されました。情報のため説明を受ければよかったのですが、この事情を聞くのは忘れてしまいました。
部屋までは女性のスタッフさんが案内してくださり、男性スタッフさんが後に続いて荷物を運んでくださいました。
この場合にもチップが不要なのは楽でよいです。
女性のスタッフさんが部屋の中の説明をしてくださるとのことでしたが、私たちは土足で室内を歩くのが好きではないので入り口でお断りして、早速エタノールで室内の消毒作業を行いました。
天井を見ると感知器らしきものが設置されているので、ガスがこもって警報が鳴らないよう、ドアを開けて慎重に行いました。
高級ホテルなので、夕方以降、ターンダウンの為にスタッフさんが訪ねてきてくださいましたが、部屋に入られると、その後にまたエタノール消毒作業をしなければならないので、これもお断りしました。
チェックインの後は、直ぐに散歩に出て今宮神社を参拝しましたが、予想外に広い敷地で立派な神社でした。
傍らには名物のあぶり餅のお店があり、大繁盛しておりましたが、昼食をとっていなかったので、それはパスして回転ずしの「にぎり長次郎」でランチをしました。
カウンター内には何人もの職人さんがおり、その都度握ってくださるので、実質回転ずしではなく、大満足でした。
今回はロクキョウトに2泊しますが、観光で外出するより、ホテルを楽しむことを目的としました。
その日の夕食は、インルームダイニングを予定しておりましたが、クーポンをいただけたのでほとんど負担なく済んでしまいました。
牛ロース重とスープを2つ、パスタとパンをオーダーしましたが、写真で見ると小さいように感じるので、これでは足りないかもと思っておりましたが、予想外にボリュームがあり、パスタは必要なく牛ロース重だけで充分な量でした。
ホテル内のサービスとしてはお得な料金設定だと思います。
翌日は日曜日なので、8時過ぎに朝食会場のレストランへ行ったところ、満席に近い状態でスタッフさんもテンパっている状態でした。
入り口で3組ほどが待たされる状態になりましたが、他のヒルトン系列のホテルなどと違い、待たせることを想定していないオペレーションになっているので、待っている3組は少しイラっとしていました。
ようやく席へ案内していただき、係の者が注文を伺いに来ますと言われたのですが、一向に来ないので、先にドリンクを取ってきました。
妻は、お腹が空いたということで、しびれを切らしてサラダも取ってきて食べ始めました。
朝食の方式は、メニューからメインを選んで注文して、そのほかはバフェ台からセルフで取ってくるというミックスした方式ですが、客の入りが集中した場合にはスタッフの人数が足なくなりパニックになるのだと思います。
朝食の時間は予約をしなくてよいということなので有難いのですが、その為にスタッフがテンパってしまって客が待たされるのであれば、繁忙期に限っては、時間帯を分けて予約制にしたほうが良いのではないかと思いました。
また、日本人客の場合、殆どがメインに和御膳を注文するようなので、事前にweb注文しておけるようにしてもらえると良いとも思いました。格式を維持する事とのバランスの問題があるのかもしれませんが、スタッフの確保が難しいと思うので省力化する部分は割り切ったほうが良いのではないかと思いました。
ちなみに翌日の朝食は、月曜日であるため、ホテル客室の稼働に比例して朝食会場も空いておりましたので、スタッフさんによるケアも行き届いており、何のストレスもなく快適でした。
話は戻って1泊目の朝食ですが、近くのテーブルにいた2組の中国人グループの食事が終わってレストランを出ていくと、ようやくスタッフさんにも余裕が出てきたらしく、ベテランの男性スタッフさんが、平身低頭でこちらを待たせたことをお詫びしてくださり、それ以降何かと気を使ってくださいました。
その他の外国人スタッフさんについても日本語が堪能で、良くしてくださいました。
スタッフさん個人のレベルは非常に高いと思います。
彼らからすると、忙しいときにご自分たちが理想とするサービスを提供できないことを残念に思っていらっしゃるように感じました。
和御膳は日本の旅館の定番朝食的な内容ですが、1日目はブリ、2日目は赤魚で、炭火で焼かれているように感じましたが、焼き加減が絶妙でした。
この日は、午前中は曇りで午後から雨になるということでしたので、近場の散策だけするつもりで、徒歩15分以内にある光悦寺に行くことにしました。
Google mapに表示されるホテルからのメインルートを歩くと大回りになりますが、フロントで最適ルートについて尋ねると電動カートで途中まで送って貰えることになりました。
館内移動用のカートなので、施設内の東急ハーヴェストのエントランスに行くという前提で、そのエントランスまで行って降ろしていただきました。
そこからは、一本道で坂を上っていけば良いので助かりました。
光悦寺は本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)の屋敷跡を日蓮宗の寺として設立されたもので、境内には大正時代に建立された茶室が残っています。
アプローチの石畳は紅葉のトンネルになっており、境内に入ると外界から隔絶された静寂の空間となります。
一般人は茶室には入ることができませんが、一部縁台に腰かけられる場所があり、そこで休んでいると、小川のせせらぎと小鳥の鳴き声だけが聞こえて来る中で鷹峯の山の緑を眺めるという風流な体験ができました。
その後、近隣の源光庵を覗いた後、いったんホテルへ戻り、金閣寺へ足を延ばすことも考えましたが、雨が降ってきたので取りやめました。
金閣寺へも徒歩15分程度で行けるようですが、光悦寺の参拝で充分満足しましたので今回は見送りました。
金閣寺へ行けば外国人観光客でごった返しているはずなので、今回は敢えて行く必要がないと思ったからです。
朝食をしっかり食べたので、あまりお腹は空かず、夕食はしょうざんリゾート内にある中国料理の楼蘭を予約しているので、ほんの軽く蕎麦でも食べたいと思い、Googlemapで探してみると、徒歩10数分の場所に地元のお蕎麦屋さんが見つかりました。
ロクキョウトに宿泊している人は絶対に行ったことがないであろう昔ながらのお蕎麦屋さんです。
小雨が降っておりましたが、フロントで立派な傘を借りて歩いて向かいました。後で知りましたが部屋の中にも宿泊客用の傘が設置されています。
ロクキョウトの傘は黒ですが、東急ハーヴェストの傘は赤で目立ちすぎるので、黒い傘で良かったです。
お蕎麦屋さんまでの道は入り組んでいて非常に分かりにくいのでGooglemapが無いとたどり着けません。
「きぬがさ」というお蕎麦屋さんです。
別にどうということはありませんが、ご家族で経営されており、良心的な価格なので、もし外国人観光客がここを訪れたら安さにびっくりするだろうと思いました。
その後、夕方まではホテル内のティーラウンジでまったりして、プールやジムを見学しました。
屋外のプールですが、天然温泉を入れているので、4月でも寒さは感じないそうですが、今回は見学だけにしました。
水着は1500円でレンタル出来るそうです。
夕食の楼蘭ですが、予約時間は5時スタートと7時半スタートを選択する形だったので、7時半で予約をしておりました。
楼蘭はしょうざんリゾート内ですが、ロクキョウトに隣接しております。正門から行き来すると非常に遠回りになりますが、ロクキョウトとしょうざんリゾート及び東急ハーベストは一帯の敷地内にありますので、裏の小径で繋がっております。また、この小径が風情があって良いです。ロクキョウトのジムとプールがある側に、通用口的な出入り口があり、そこから出れば徒歩1分です。
雨が降っておりましたので、この出入口は助かりました。
事前にメールで「できる範囲で脂質を少なめにして欲しい。」という要望を伝えておりましたので、2日前に確認の電話をいただきました。
中華料理で脂質を少なめというのも難しいとは思いましたが、こちらの要望以上に気を使ってくださり、結局、本来のコース料理とは全く違うものを提供してくださいました。
コース料理は2名からということなので、本来なら別の調理法で提供することは出来ないところを、気を遣っていただき本当に感謝です。
また、早めに予約を入れておいたためか、リゾート内に宿泊している為なのか、窓際の良い席を用意してくださいました。
web予約をする際には、宿泊している場所が東急ハーヴェストかロクキョウトかを入力する画面がありました。
日は落ちているので窓の外の日本庭園の景色が望めるわけではありませんが、ライトアップされた緑が眺められるので癒されました。
夕食後、ホテルの部屋に戻り、ゆったりお茶を飲んで、大きなお風呂に浸かって贅沢な2晩を過ごすことができました。
ウインドウスクリーンは電動で、ベッドサイドで開閉できますが、朝起きてベッドの中からスクリーンを上げると鷹峯の山並みがドーンと窓いっぱいに見られるので、その迫力に感動しました。
本当に素晴らしい立地に建てられたホテルだと思います。
最終日の朝は、早めに起きて7時過ぎには朝食会場のレストランへ降りました。
伊丹空港14:15発の飛行機に乗るため、京都駅11:30発のリムジンに乗りたいので、京都駅に11時過ぎに到着することを考えると、駅前の渋滞を考慮して遅くとも10時半にはチェックアウトしてタクシーに乗り込まなければなりません。
月曜日なので朝食会場は空いており、スタッフさんにも余裕があり、細やかに気配りをしてくださいました。
ゆったり朝食をとり、荷物の整理をすると名残惜しいですが、10時にチェックアウトしました。
チェックイン時に予めエクスプレスチェックアウトのサインをしているので、カードキーをスタッフさんに渡すだけでチェックアウト完了です。
後日、超過分の請求がカードから引き落としされましたが、私が利用したのはインルームダイニングの超過分の数千円だけでした。
最近はタクシーに乗るより、Uberの方が事前に料金が確定しているので安心して乗れます。
この時も距離が長いので、ティーラウンジでUberアプリを立ち上げて配車すると、意外にも早く迎えの車が到着しました。
Uberではありますが、実際の車はタクシーです。発車時にはメーターを上げますと言われますが、追加料金などはありません。
降車後にチップを入力できるので、海外と同様に100%ドライバーさんに渡るなら、良いシステムだと思いました。
しかし、これが進んで日本にもチップ文化が入ってくると面倒だなとは思います。
伊丹空港まで行くリムジンバスの乗り場は、京都駅の南側の八条口にありますが、駅の北口の渋滞を避けて南側に回るので、予想より早く到着し、2本前の10時半出発のバスに間に合ってしまいました。
事前に予約することは出来ず、並んだ順に乗車するのですが、丁度満席でしたので、少し遅れたら30分待つところでした。
到着して乗り込んだら直ぐに発車となりましたのでラッキーでした。チケットを購入する必要はなく、パスモで乗車可能です。
スーツケースの出し入れは係のスタッフさんがやってくださいます。
渋滞もなく、予定より1時間も早く伊丹空港に到着しました。
リムジンバスは南ウイング側に最初に停車します。
ANAプレミアムチェックインは2階にありますので、直ぐに2階に上がりチェックインを済ませ、直結で保安検査も終了し、ラウンジに入場しました。
一連が繋がっているので、非常に効率が良いです。
国内線のラウンジは、ドリンクをいただく程度ですので、暫く休憩してからフードコートに向かいました。
大繁盛で空席がありませんでしたが、隅の方で立って待っていると漸く席が空きました。
早めに食事が終われば、もう一度ラウンジに戻ろうかと考えておりましたが、その時間はなく、食事が終わるといい時間になったのでゲートに向かいました。
この日はグループ1の搭乗は5名くらいしかいませんでした。
座席配列は3-3ですが、グループ2で登場して非常口座席に落ち着き、隣に人が来ないことを期待しておりましたが、やはり今回もビジネスマンの方が乗ってこられました。
1人で登場される方は、非常口座席の通路側が空いていれば選択すると思うので、ここに人が来ないのは相当に搭乗率が低いときに限られるのだと思います。
成田到着は第一ターミナルになりますが、車を止めた第2ターミナルまで移動しなければなりません。
ターミナル連絡バスに乗り込みましたが、第1ターミナル⇒東成田駅⇒第3ターミナル⇒第2ターミナルと回っていくので、ずいぶん時間がかかりました。
今後、往路と復路のターミナルが異なることはあまりないと思いますが、もし同じようなケースが発生する場合は、空港駐車場に止めるよりも、SUNパーキングなどの民間駐車場を使った方が良いかなと思いました。
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