LCC&レンタカーの旅(手打ち蕎麦よしむら清水庵)⑫

池の横を回るルートで山門まで戻り、もう一度階段を上って入ったルートで清水寺を後にした。参道の商店街は土産物屋で買い物をする観光客でごった返している。八つ橋の試食を摘んだりして店を冷やかしながら坂を下り、到着時から気になっていた蕎麦屋「よしむら」に入った。黒壁のシックな外観で高級そうな感じがするが、表のメニューを見ると意外にである。安心して暖簾をくぐった。

窓際の席は埋まっていたので、奥の壁際の4人掛けの席に案内された。向かい合って座ろうとすると、店員さんが「お客様、よろしければ壁際にお並びになってお座りください。景色がよく見えますので」と言ってくれた。なるほどと思い、その様に座り、注文を終えたところで妻が手洗いに行った。その後、窓際の席の人が食事が終わり席を立ったので、店員さんが今度は「窓際の席が空きましたのでよろしければお移りになりますか?」と声を掛けてくれた。お隣の席の人は、もう既に食べ始めているので、移るのなら我々しかない状況である。お言葉に甘えて移動させてもらった。妻が手洗いから戻ると私が丁度席を移ったところで、それと同時に次の客が入って来て元の我々の席に座った。タイミング的にラッキーであったと同時に店員さんのおもてなしの気持ちに感謝した。窓の外の池を見ていると徐々に雨粒の波紋の大きさと数が増えてきた。雨が本降りになる前に店に入る事が出来て良かった。
お蕎麦が運ばれて来た。私は冷たい蕎麦、妻は暖かい蕎麦を注文をした。その後、じゃこ飯と漬物が到着した。蕎麦は蕎麦粉100%では無いと思うが、配合と茹で方が絶妙で、素晴らしい噛み心地と喉越しであった。妻が食べた暖かい蕎麦はとにかく出汁が最高で、ウチにとっては最高のお出汁であった。何を使っているのか聞いてみると、鰹節と昆布と調味料という事で、特別なことは無いが、家庭では再現できない味である。アゴ出汁を使っているのかと思った。その後の蕎麦湯も丁度良い濃さと温度であった。

大満足で店を後にすると、雨は小降りになっていた。駐車場まで坂を下っていく途中、他にも良さそうなお店は沢山あった。やはり奈良より京都の方が、食に関してはレベルが高いのだろうか。レストラン&ハウスウェディングの店もあり、商業レベル的に東京に近いと感じた。タイムズ駐車場の料金は2,400円、平日にもかかわらず、ここのタイムズの売り上げはすごいなぁと思う。

続きはこちら「平安神宮」

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