LCC&レンタカーの旅(京都御所)⑱

二条城見学の後、どこかでゆっくりランチをするつもりで出てきたのであるが、次の京都御所見学に時間を割きたいと考え、ファストフードで済ませることにした。googleで検索すると二条駅前にサブウェイがあることが分かった。駅前のロータリーで停車して急いで買いに走る。駐車禁止を切られるのが心配なので、店内では食べずに車に戻り、二条城脇まで移動して、二条城北側の竹屋町通りに停車して車内で食べた。この通りは人も車もあまり通らず、景色も開けていて気持ちが良い。サクッと食べて、京都御所へ向かった。

京都御所は京都御苑の中にある。京都御苑の駐車場に車を入れて、そこから歩くことになるが、御苑が広いだけに間違った方向へ進んでしまうと大変なことになりそうだ。駐車場管理のオジサンに御所の入り口はどちらへ行ったらよいか尋ねると物凄く丁寧に教えてくれた。

御所の入り口では、警官が手荷物検査を行っている。番号札を渡されて首から掛け、帰りには回収するという事である。二条城よりも京都御所の方が日本の国にとって重要な施設であるという事がこれで良く分かる。清所門から入り、御車寄、紫宸殿、御常御殿と参観経路は決められている。内部は広々として、砂利敷きの地面から太陽の照り返しがあって眩い。ここに漂う空気感は二条城とも違い何か神聖なものを感じる。日本人だからそう感じるのか、外国人観光客も同じように感じているのか興味がわく。ここの参観者も外国人の方が多いのである。

参観のメインは最も格式の高い「紫宸殿」である。遠巻きにしか拝むことが出来ないが、建物の屋根の曲線が独特で美しい。明治、大正、昭和の天皇の即位礼がこの建物で行われたそうである。その光景を想像してみると如何にもそれにふさわしい場所であるという気がしてくる。 個人的に興味深かったのが、蹴鞠の庭という場所である。ここに立ってみると、平安時代の貴族たちがここで蹴鞠を行い、周りの建物の縁側に腰かけてそれを観戦しているという光景が目に浮かぶ。その後、お庭を鑑賞しながら順路を進み、清所門に戻る。御所の中の南側半分が開放されており、北側は立ち入ることが出来ない。御所は歴史の中で何度も火災に見舞われその都度再建されてきたという事であるが、人の出入りが多くなると火災の危険も増え、防犯上の問題も発生するので、参観者が立ち入る場所を限定する必要がある。この位が限界なのであろう。御所の雰囲気だけでも感じられたので参観して良かったと思う。

続きはこちら「嵐山・渡月橋」

コメント

タイトルとURLをコピーしました