ブリリアタワーズ目黒

 

メトロ駅に直結して大型商業ビルにも地下から繋がるタワーマンションを探してみたのだが、都心3区ではなかなか物件が無いようである。ブリリアタワーズ目黒は駅直結ではないし、サウスタワーは商業施設や共用部分が充実しているノースタワーからは切り離されているが、距離的には駅に直結と言いたくなるくらいの近さである。

タワーマンションの定義を広義にとらえれば、左程の共用部分を持たないものも入ってくるのであるが、本来は大規模再開発で建物内に商業施設が入り、大きなエントランスとロビーを供え、内部には最低でもフィットネスジムくらいはあって欲しい。

ブリリアタワーズ目黒は、JR山手線駅前の大規模再開発タワーという超希少な価値を持っている。欲を言えばメトロ線の乗り継ぎが悪い路線なので少々使いずらい。分譲時は数か月で完売となったが、中古で購入を考えるかというと不動産価格の振れ幅が大きすぎるので、当面は静観した方が良いのだろう。いずれ不動産大暴落という時が必ずやってくると信じている。住むとすれば先ずは賃貸物件でという事になる。

分譲で購入したオーナーが、その後賃貸に出している部屋は、この大規模再開発のタワーマンションという恩恵を受けられるのであるが、目黒セントラルスクエアという大規模再開発には、東京建物株式会社の他に(一財)首都圏不燃建築公社という別のデベロッパーが入っている。後者の持ち分は、目黒第一マンションズという名称で、ノースタワーの一部に入っているのであるが、エントランスは別に設けられている。従って、ブリリアタワーズ目黒の共用部分とは切り離されているのである。ラウンジ・フィットネスジム・ゲストルームなどタワーマンションの魅力というべき部分が利用できない。その分賃料が安いかと言えば、それほどでもない。ただし空室は沢山出ているので自分に合う間取りを見つけて即入居は可能である。

大規模再開発では、共用部のお庭も魅力の一つであるが、関係者以外にも開放されるため周辺住民にとってはメリットが大きい。物件の北側で影に入るエリアは大迷惑であるが、目黒セントラルスクエアの北側部分は目黒通りと目黒駅前のロータリー、その他は商業ビルなので影響はない。南側の花房山エリアの不動産価値はこれによって随分アップしたのではないだろうか。以前は目黒駅には近くとも断絶された雰囲気があったが、駅に繋がったイメージがある。

やはり都内で不動産を持つなら、大規模再開発の計画にに入っている物件か、その周辺の物件を買うべきだと、改めて感じさせられた。

 

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