これまでプライオリティパスは楽天プレミアムカードに付帯するものを発行して使っておりました。
これが2025年度から年5回の利用に回数制限されるという事なので、来年度の使用状況によってはJALカードJCBプラチナ付帯のプライオリティパスを追加で発行しようと考えております。
妻の分をどうするかということになりますが、プライオリティパスの使用頻度が年5回を超えるようなら妻のJALカードをJCBプラチナに切り替えなければならないと思っておりました。
それにより、国内のレストラン利用の際だけ楽天のプライオリティパスを使用すれば、年5回でも十分事足りるし、それ以外の場合はJCBプラチナのプライオリティパスを利用すればよいと考えました。
ところが、その後、楽天のプライオリティパスについて再度の改悪があり、国内のレストラン特典が2025年から利用できなくなるとのことです。
こうなると選択肢を検討し直さなければならないと思い、エポスカードプラチナを申し込みして制限のないプライオリティパスをゲットすることも選択肢としてあがってきました。
しかし、羽田空港のグランエールの利用が自分にとって価値があるものなのか、もう一度検証してみようと思うこともあり、2泊3日の福岡旅行をして、その出発時にグランエールを利用して来ました。

羽田空港の駐車場は入庫街の渋滞が起きているとのことなので、予約が必要かと思いましたが直ぐに埋まってしまい中々予約が取れませんでしたが、定期的にサイトをチェックしていたら1週間前くらいに希望日に空きの枠が出ました。
当日は駐車場に午前11時過ぎに到着しましたが、予約ではない一般エリアにも空きが多数あり入庫待ちの渋滞もありませんでした。12月であっても平日であれば駐車場問題は発生していないようです。
しかし、予約をしておけば、当日にハラハラすることもなく、P3の4階に駐車できるので、連絡通路に直通で繋がるので非常に楽です。

今回はANA便利用で第2ターミナル出発となりますので、グランエールがある第3ターミナルへは、シャトルバスに乗って第1ターミナル経由で移動しなければならず時間がかかります。
チェックインして荷物を預け入れたら、急いでシャトルバス乗り場に向かいました。
荷物さえ預ければ、ほぼ手ぶらになるのでこれくらいの移動なら苦になりません。
ただ、グランエールがある場所は第三ターミナルから繋がるエアポートガーデンになるため、この徒歩区間が微妙に距離があります。

11時半過ぎにグランエールに到着しましたが、入場待ちの行列は無く、直ぐに入ることが出来ました。平日であればランチ時間であっても待ち時間は無いようです。
ただし店内のテーブルはほぼ満席でした。
入店すると同時に男性マネージャーさんから「プライオリティパスですか?」と確認されましたので、ここを訪問する人はほぼ全員プライオリティパス利用なのだと思います。
プライオリティパスとの提携が始まったころに訪問した際は、同じような時間帯でしたが客はまばらでした。
通常料金を支払ってここでランチをする人は極少数かと思われますので、各カード会社のプライオリティパスに制限が入れば、また元のガラガラ状態に戻るのではないかと思います。
今回は提携当時と比べるとフロアの従業員数が爆増しておりましたが、2025年からはおそらく必要なくなるので配置転換しなければならないのだろうと余計な心配をしてしまいました。


ランチ後は第2ターミナルへの移動時間もあるので、ここでは1時間くらいの滞在時間にしておこうと考え、テーブルに案内されると同時に飲み物と料理を取りに行きました。
以前訪問した時と比較しても料理のクオリティは落ちておらず、満席近い込み具合であっても、バフェ台の料理の皿の欠品は無く、常に補充されていたので、運営は素晴らしいと思いました。
これがプライオリティパス利用により無料でいただけることは本当にありがたいです。
やはり、制限なしのプライオリティパスをゲットする為、エポスカードプラチナを申し込むなどの方法を考えてみようかなとも思いました。
しかし、ランチを食べ終えて、またシャトルバスに乗って第2ターミナルへ戻るという行程の中で、やはりこの移動は煩わしいなと感じ始めました。
国際線利用で第3ターミナル利用なら近くて良いのですが、その場合は制限エリア内のラウンジの食事が充実しているので、グランエールへ行く必要が然程ありません。
国内線利用時に利用するか否かということになりますが、移動ということを考えれば、同じターミナル内のレストランでお金を払って食べた方が楽で良いかなと思います。
楽天プレミアムカードが継続してくれるなら追加料金が無いので良いのですが、他のクレカの年会費数万円をこれらレストラン特典の為に支払うのは割に合わない気がします。
従って、結論としては2025年からはプライオリティパスで国内のレストラン特典を利用することは諦めることにしました。
当初の予定通り、旅行保険の事も考慮して妻の分のJALカードJCBプラチナだけを発行することになりそうです。

グランエールを出た後、シャトルバスに飛び乗り第2ターミナルに戻りましたが、搭乗口へ行くには時間が早すぎるので、ANAラウンジで休憩しました。
搭乗ゲートは63番でラウンジから直ぐであることはわかっておりましたので、フライト20分前に出発階に下りましたが、丁度グループ2の搭乗が始まっていたので、そのまま機内に乗り込むことが出来ました。

今回はエコノミークラスの非常口席で33A・33Bを予約しておりました。
足元が広くて快適なのですが、3列席の通路側席には必ず誰かが乗ってくることはお決まりです。
今回も旅慣れた感じのビジネスマンが後から乗ってこられました。


良く晴れた日だったので、都内上空を旋回して街の様子が眺められましたし、少しうとうとした後、富士山上空に差し掛かると西日を浴びた富士山の火口が見下ろせて、貴重な景色を拝むことが出来ました。

福岡空港への着陸は、南側から侵入する航路だったので、福岡市街上空で大きく旋回して左舷側の真下に住宅街を見下ろすスリリングな飛行でした。
飛行機に乗っているものとしては楽しいですが、街の住民からすれば、頭の上で旋回されてうるさくて迷惑だろうと思います。
福岡空港はアクセスが至便で、預入荷物をピックアップして外に出ると、その先のエスカレーターで直ぐに地下鉄空港線の駅に降りられます。

唐人町駅まで行って、そこからタクシーを拾えば、直ぐにヒルトン福岡シーホークに到着するので非常に便利です。
夕方5時前の良いタイミングでチェックインしましたが、満室に近いためなのか、今回のアップグレードはプレミアムツインまででした。
過去2回はスイートルームまでのアップグレードがあったので、今回も期待していたのですが欲張りすぎでした。もっと遅い時間にチェックインした方が良かったのかもしれません。
また、フロントには若い女性スタッフさんだけしかいなかったので、その影響もあるのでしょうか、事情はよく分かりませんが、部屋に入ると既に暖房がオンになって暖められており、なおかつエクストラの毛布も運び入れられていたので、この部屋固定でアップグレードしてくださり準備万端だったのかと思います。

今回のお部屋は2345号室でした。エレベーターから近いので移動が楽です。

部屋に入ると(以前と比べて)狭いと思いましたが、よく考えてみればツインベッドの部屋としてはゆったりとしています。
また荷物台が広くて余裕で広げられることもあり、使い勝手は非常に良い部屋でした。
エグゼクティブラウンジのカクテルタイムは17時~19時ですが、部屋で荷物を開けて着替えたりしていると17時半を過ぎたのでラウンジに向かいました。
エレベーターに乗ろうとすると、韓国の女子旅グループがドドッと降りてきたので今回もツアー客が相当入っているのだろうと思いました。
ラウンジは窓際席が全て埋まっておりましたが、一番奥の落ち着く席が空いておりました。

バフェ台に料理を取りに行くと、空のお皿が多く、魚や肉が無い状態でしたので、やはり外に食べに行かないとダメかなと思いましたが、その後に補充されて、サーモンやローストビーフをいただく事が出来、夕食として十分満足してしまいました。
毎回、妻はラウンジで夕食を終えるのを嫌がるのですが、私はこれで充分です。

しかし、翌日の夕食は妻の機嫌を取る為に中洲のなだ万さんを予約して美味しい料理をいただきました。
朝食は2回とも4階のレストラン・シアラでいただきました。

朝食は6:30~10:00となりますので、1日目は6:30過ぎに部屋を出て降りていきましたが、レストラン入り口には長蛇の列が出来ておりました。
しかし、それは団体と一般客の列であり、ヒルトンオーナーズの入り口に列は無かったので直ぐに席に案内していただく事が出来ました。
ヒルトンオーナーズのテーブルエリアは未だ空いておりましたので、隅の落ち着く席を確保できました。

バフェ台に料理を取りに行くと、スモークチキンなどたんぱく質系のものはきれいになくなっておりました。直ぐに補充されると思いますが、団体客の群れが襲った後だったのかと思います。
今回もサラダコーナーにトマトは無く、何故かゆで卵もありませんでした。スタッフさんに聞いてみると「切らしているんです。すみません。」という事でしたが、半熟卵は山盛りにありました。半分をゆで卵にすれば良いのにと思いましたが、卵の種類が違うので何かこだわりがあるのかもしれません。
パンコーナーは、菓子パン的なものと食パンしかなく、バゲットはカットされたものがヒルトンオーナーズのコーナーにあるだけでした。
ハード系のパンをナイフでカットして食べたいのですが、コロナ以降このホテルでは置いてないのでやめてしまったようです。
このホテルの朝食は訪問するたびにコストダウンされているようなので残念です。
ホテルのキャパ的に大量の団体客を受け入れなければならないので仕方がないのかもしれません。
次回はラウンジの朝食の方が少し良いかもしれませんのでチェックしてみたいと思います。

2日目は福岡市美術館を見学したり、市内観光をしました。福岡市美術館は200円で入館できますが展示品の数は然程多くありません。でもじっくり鑑賞する人には十分だと思います。規模の割にレストランなど付属施設が充実しているので、観光客には良いと思います。
帰路のフライトは14:20発なので、レイトチェックアウトを12時にお願いしておきました。
福岡のタクシーは、以前は現金のみというものもありましたが、今回は6回乗りましたが全てキャッシュレスで対応できたので助かりました。
現金に触れたのは美術館だけで済みました。
最寄りの唐人町駅までタクシーで行き地下鉄空港線で福岡空港まで行けば、改札口から直のエスカレーターで2階のANA・JALのスイートチェックインカウンターへ行けますので導線が素晴らしいです。

この日はチェックインして荷物を預入した後、空港内のお店を一回りしてサンドイッチを購入し、ANAラウンジに持ち込んで昼食としました。
帰りの便も非常口座席を予約しておりましたが、右舷側なので富士山を拝むことは出来ませんでした。





しかし、羽田空港への着陸ルートが、南風時のルートではなく、鴨川上空から南房総を横切り、富津岬、アクアライン上空を抜けるルートでしたので、西日に照らされた風景を楽しみながら無駄のないフライトとなりました。
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