ワイキキ・トロリーのブルーラインで観光する <ハワイの風に吹かれに行く>⑤

ハナウマ湾に到着して、景色を見るより先ずはトイレに行っておくのが重要だ。水分補給の為にペットボトルの水を飲んで、バスの上で風に当たって意外に体が冷えている。用を足してホッとして、ハナウマ湾の崖の上から遥か下に見える綺麗なブルーの湾内を眺めていると、陽射しが程よく体を暖めてくれる。

暫くここでボーッとしていたいがバスに乗り遅れると大変なので、記念撮影して早々に切り上げる。もう少し気温が高い季節にハワイに来たらレンタカーでここを訪れて、またシュノーケリングをやってみようと思う。20年前に一度やったきりであった。

次の停車地はハロナ潮吹岩である。ここは海沿いにちょっとしたパーキングエリアがあり、寄せた波が岩に当たり穴から潮が吹き上がるのを見る場所だ。この時間は干満の関係の為かそれは見られず、帰りに通った時に吹き上がっているのが見えた。ガイドさんは親切で、乗客の記念撮影のためにシャッター係りをしてくれた。

ここのパーキングエリアの下には岩の間に小さなビーチがあり家族で来て水遊びを楽しむには良さそうな場所である。

その先にあるのが有名なサンディビーチで、ボディボードやサーフィンをやっているのを見学出来る様、バスは海沿いの駐車場エリアをトロトロと走ってくれる。この日は波のコンディションは良くなかったが上手いロングボーダーが癖のある波を乗りこなしてインサイドまで乗り継いで来ているのを見る事が出来た。

その先ハワイ・カイ・チャンピオンシップ・ゴルフコースを左手に見て東に進むと右手方向の彼方に「ペレの椅子」が見えてくる。ここは前回の旅行でパワースポット巡りをした時にギリギリ日没前の時間に間に合って訪問出来た思い出の場所である。また来る事が出来て遠目からでも見る事が出来たので、このバスツアーはこれだけでも満足である。

最終地点のシーライフパークに到着すると数人下車した様だ。次のバスまで見学をして帰るつもりなのだろう。

ここで折り返して、ほぼ同じルートでワイキキに戻るのであるが、復路になると乗客全員疲れが出て静かになる。ガイドさんのアナウンスもそれに合わせるかのように控えめになっている。

カハラモールに到着して、暫く停車した。数人降りる客もいる。我々もここで降りてホールフーズマーケットで買い物して別の便で帰ろうかとも思ったが、少し前にチェックインの用意が出来たとのメールが入ったので、先ずは一旦ホテルに戻ろうという事になった。

Tギャラリアビルの停留場まで戻りバスを降りる。運転手さん・ガイドさんお疲れ様ですという気持ちでチップボックスに2ドル入れる。このラインに乗った乗客は皆チップを入れるだろうから結構な収入になるのではないだろうか。ワイキキトロリー自体の乗車賃が高めの設定で、尚且つチップもある。従業員の固定給は低めに抑えてもチップが入るから運転手の希望者は集まるだろう。この会社は独占企業で儲かっているだろうなあと思う。

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