台北の桃園国際空港到着は、ほぼ予定通りの23:35頃でしたが、空港到着後スポットに到着するまで、滑走路上で長い時間待機しておりました。
雨天の為、地上業務が混雑していたとの事です。
その為、空港出口でUberを拾えたのが深夜00:30頃になり、高速道路が空いていたので30分程で到着出来ましたが、ホテルチェックインは夜中の1時過ぎとなってしまいました。
その後、風呂に入ったり、なんだかんだと過ごしていると寝るのは3:30です。
特典航空券での予約の為、空席のある便を選ぶのが難しいという事情はありましたが、やはり深夜到着の便は普通の旅行の場合は避けるべきだと改めて思いました。
ヒルトン台北板橋は、夜中1時のチェックインであっても、フロントには4名のスタッフさんがいらっしゃいました。
そのうち1名は若い女性です。宿泊客側にとっては有難い対応ですが、労働環境としては厳しい仕事だなと思います。
いつもの通り、スタンダードのツインを予約しておりましたが、ハイフロアにアップグレードしていただけました。
最上階は31階で、エグゼクティブラウンジは27階という事でしたので、27階以上がエグゼクティブフロアという事かと思います。
「あなたはゴールドステイタスだからアップグレードしました。」と言われたのですが、ラウンジ利用についての説明もされたので、不可思議でしたが、ダイヤモンドメンバーと表示されているところを単に言い間違えただけかと思い聞き流しました。
翌日以降、ラウンジは普通に入れましたので、ダイヤとしての扱いはされており問題はありませんでした。
部屋までは男性スタッフさんが荷物を引いて案内して下さいました。
フロントで、ペットボトルの水を貰うか購入するかしたいと思ったのですが、部屋に4本入れてあるという事だったので、そのままエレベーターで上がりましたが、部屋に入り、ペットボトルの水を確認したところ、4本のはずが2本しかありませんでした。
しかも450mlという微妙に小さめのペットボトルなので、寝る前に飲んでたりなくなります。
大変心苦しかったのですが、フロントに電話して、水を持ってきてもらいました。
朝食は時間予約制で3グループに分かれております。
- 6:30~8:30 ②8:00~9:30 ③9:00~10:30
この日は9時で予約を入れましたので8時に起床するつもりでおりましたが、それでも起きられるか心配でした。
もし寝過ごした場合、ラウンジのティータイムは飲み物類しかない様なので、外に食べにいくしかありません。
低層階でも上層階でもスイートでない限り部屋の広さは変わらないと思いますが、ツインのベッドの他に子供用の小さなベッドが入っており、スーツケースの置場も大型で、それでも窮屈さは無く動線に余裕がありました。
部屋に入って直ぐのエリアもコート掛けがオープンになっており、幅もありましたので使いやすいです。
特に水回りは使い勝手が良く出来ており、洗面シンクは2つあるのですが、背中合わせになるのでスペースを有効活用できていると思います。
シャワーブースと浴槽は別になっており、日本式ではありませんが、最近はこれに慣れております。
トイレはTOTO製でウォシュレット付きです。シャワーと浴槽のお湯の出も充分でした。
アメニティは、歯ブラシもスリッパもありましたが、レーザーはありませんでした。
アサインされた部屋は2506号室でしたが、北向きの部屋で、階下を見下ろすと全面道路の右斜めお向かいがバスターミナルでその横にMRT(地下鉄)の板橋駅の出入り口があります。
隣のビルから屋根付きの歩道橋がバスターミナルへ伸びておりますので、雨の日でもほとんど濡れることなくMRTの板橋駅へ行き来出来ます。
徒歩で3分程度かと思います。
隣のビルには、1階にスーパーがあり、上島珈琲もあるので、夜遅くてもサンドイッチくらいなら食べられます。
その隣にはファミリーマートがあり、バスターミナル側にはショッピングモールもあります。
また、交差点の向こう側には足つぼマッサージ店もありましたので、いろいろと便利です。
ただ私達は、朝食は2階のレストランでいただき、夕食はラウンジで済ませてしまい、日中は他所に出歩いていたので周辺施設を利用する事はありませんでした。
朝食の内容は、種類も豊富で日本人にも食べやすいものばかりでとても良かったです。
台湾の定番朝食である豆乳粥もヘルシーで美味しかったですが、ヌードルバーの米粉の麺が非常に美味しかったです。
おでんなどの日本食コーナーもありました。寿司のポップが貼られていりましたが、この日は提供されておりませんでした。
この日は、パワースポットと言われている龍山寺に参拝する事と、世界4大博物館と言われる故宮博物院に行く事にしておりました。
悠遊カードを購入して使って見たかったので、MRTで行くつもりでしたが、あいにくの雨だったので、龍山寺まではUberで行きました。
神仏混淆という事ですが、あまり下調べをしていなかったので、参拝の仕方は良く分かりませんでしたが、日本式で参拝しました。
おみくじの方式も分からなかったのですが、日本人の方がいたので、やり方を聞いてくじを引きました。
赤い2枚の木片を落として、表裏が揃うとダメで、別々になればOKで、その後くじを引けるという事です。
くじの棒を引いて、その番号を覚えて、ボックスからその番号のお札を1枚貰います。
妻は「上上」、私は「上」でしたので、まあ良かったのですが、書いてある内容はgoogle翻訳で変換しても意味が良く分かりませんでした。
龍山寺の参拝を終えて、次はMRTで故宮博物院に向かいます。
悠遊カードはコンビニでも買えるのですが、龍山寺駅の窓口が空いていたので、窓口で悠遊カードを購入しました。
「ヨーヨーカ」と発音すれば通じます。
妻の分と合わせて2枚購入しましたが、いくらチャージするかと聞かれるので、200ドルづつチャージしました。
カード代金が100ドルなので、合計600ですが、クレジットカードは使えず、現金払いになります。
故宮博物院がある駅は士林という駅ですが、台北駅で一度乗り換えとなります。
台湾の地下鉄は道路と同じく右側通行となりますので、日本の鉄道と反対側に電車が入って来ます。
それ以外は、日本と全く変わりありません。
故宮博物院は台北市内の北側の郊外にありますので、MRTは地下から地上に出ます。
緑豊かな景色となりました。
志林駅で降りて、改札を出て200m程歩くとバス乗り場があります。
多くの乗客が故宮博物院に行くので、案内板には、バス乗り場の写真が出ており、外国人にも配慮が行き届いております。
バスを利用する場合にも悠遊カードが利用可能です。
乗る時にタッチしますが、下りる時にもタッチします。
故宮博物院の車寄せにバスは到着します。エントランスを入ると、右手に記念品などを売っているコーナーがあり、左手に館内ツアーの申し込みデスクなどがあります。
入場券の自販機がありますが、最初に目に付くので行列が出来ますが、エスカレーターで上がったところには、多数のチケット自販機がありますので、そちらで買った方が早いです。クレジットカードも利用可能です。
膨らんだリュックサックなどを背負っている場合は、ロッカーに預けるように言われますが、ロッカーは無料です。
多分、館内が混雑するので、邪魔になるからだと思います。ぺったんこのリュックの場合は、何も言われずゲートを通る事が出来ておりました。
内部は広いので、見学に時間がかかると想定された為、見学前にカフェで食事をする事にしました。
テーブルに案内されると、ビニールケースに入ったメニューとサインペンが渡されます。
オーダーする料理にチェックを入れて、それをレジへ持って行きお金を支払うと、スタッフさんがテーブルまで運んできてくれるというシステムになっております。
セットメニューには、デザートと飲み物が付くのですが、料理を食べ終わるタイミングに合わせて、デザートが運ばれてくるので、半分セルフのカフェにしては素晴らしいオペレーションであり、合理的に出来ていると思います。
ビーフシチューの様なものをいただきましたが、絶品でした。
昨年、ニューヨークのMOMAのカフェで、パニーニと珈琲を食べた時とシチュエーションは同じですが、満足度は雲泥の差です。
あちらはパニーニとコーヒーのセットで4,500円位しましたが、激マズでしたが、こちらはビーフシチューとご飯と野菜とデザート、飲み物がついて1,500円くらいで激ウマでした。
ほぼ、これだけで満足して、故宮博物院の見学はサラッと見て帰れば良いという気持ちになりました。
故宮博物院の展示物は、膨大であり、価値のあるものかと思いますが、私の場合は東洋美術と書画に馴染みが無いので、感動は薄いです。
それでも2時間くらいは見て回り、足が疲れたところで、帰る事にしました。
帰路も同じルートで、バスで士林駅まで行き、MRTで板橋駅まで戻りました。
MRTの板橋駅からヒルトンホテルまでは、屋根の付いた歩道橋が通じておりますので、雨が降っていてもほぼ濡れずに行き来出来ます。
正確に言えば、お隣のシーザーパークホテルまでなので、少し濡れてしまう部分はあります。
夕食については、先ずはエグゼクティブ・ラウンジへ行ってみて、そこの料理で足りなければ、ホテル内の1階のカフェで食事が出来ます。
また、最初からしっかり食べたいのであれば、3階に高級な中華料理のレストランがあります。
エグゼクティブ・ラウンジは、6時からカクテルタイムとなりますので、6時過ぎに行ってみましたが、入口に行列が出来ており、既に満席という事で、1時間後に予約をして出直しをする事になりました。
27階まで来たので、ついでに32階のジムとプールをのぞいてみる事にしました。
プールは、屋外ですが、横に長く伸びており、お隣のシーザーパークホテルと共有しているそうです。
その分、大きなプールとなりますので、良いアイデアだと思いました。
ジムは、標準的な大きさですが、2名の先客が居ました。
1時間後に改めてエグゼクティブ・ラウンジを訪れましたが、この時は席に余裕がありました。
皆さん、さっと食べて帰る方が多いようで、お酒を飲んで長居するお客さんは多く無いようです。
料理は全てセルフサービスとなり、食事が終わって、退出する際には、目印のコースターを裏返しにして下さいとの事でした。
料理の品数は多くありませんが、タンパク質系もあり、充分夕飯になります。
特に、鶏肉とキノコ類がベースの出汁のきいたスープは美味しかったです。
朝食の予約については、チェックイン時に渡されたエグゼクティブ・ラウンジの説明書きにはラウンジでの朝食は予約が必要と書いてありますが、2階のレストランでの朝食について予約が必要とは書いてありません。
しかし、念のためフロントに確認してみると予約をして下さいという事だったので、2日目は8時に予約をしました。
8時に2階のレストランに行った時には、満席に近い状態でしたが、徐々に空いてきましたので、遅い時間に食べる場合は予約は必要ないのだと思います。
この日に案内されたテーブルは、両隣りにテーブルがあり距離が近いので落ち着かない場所でしたが、両隣りが外国人でしたので特に会話が気になる事が無いので助かりました。
隣が日本人だと落ち着かないと思います。
朝食の後は、MRTに乗って郊外の動物園駅まで行き、そこから猫空ロープウェイに乗りました。
ロープウェイも悠遊カードで乗車可能です。
気を付けなければならないのは、悠遊カードのチャージは現金のみなので、残高が足りるかどうかは、確認して予めチャージしておかないと、エラーになった場合、現金もATMも無かったりすると困る事になります。
ロープウェイですが、この日は雨だったので、台北市内の景色を一望する事は出来ませんでしたが、それなりに楽しめました。
頂上駅には、沢山のカフェがあり、特産のお茶の葉を使った料理と、テラス席からの眺望を売りにしておりますが、この日は雨なので、残念でした。
MRTで昆陽駅まで行き、そこからUberで、免税店のエバーリッチに向かいました。
ランチはエバーリッチ内のレストランでいただくつもりでしたが、ランチ営業の時間を過ぎておりクローズしておりました。
4階の受付で、パスポートと航空券予約票を提示すると館内の割引パスを貰えるので、5階のカフェも10%引きになります。
ここのパニーニと珈琲は、注文してから長い時間待たされましたが、非常に美味しかったです。
その後、また昆陽までUberで行きMRTで板橋駅まで戻りました。
ランチの時間が非常に遅くなってしまったので、ホテルに戻って夕食の時間になってもお腹がすきません。
レストランに行くつもりでしたが、お腹が空いていないので、またラウンジで軽く食べて済ませる事にしました。
料理の内容を前日とは少し変えて下さっていたので、飽きずに食べられて良かったです。
翌朝は、5時起きで、ホテルでの朝食も食べず6時にチェックアウトして空港に向かうので、この日は早めに寝ました。
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