羽田空港オールデイダイニングでプライオリティパス利用の食事からの福岡&長崎旅行

ヒルトン

今回の旅程は、往路は羽田空港から福岡空港へANA便で行き、復路は長崎空港からANA便で羽田に戻る予定で予約しております。

しかし、妻の体調によっては長崎行きをキャンセルして、福岡から羽田に戻る可能性もあるため、福岡での2日目に判断するつもりでした。

復路の長崎発の便をキャンセルして福岡から羽田へ戻る場合、ANA・JALの片道運賃は高額になるので、スターフライヤーかスカイマークを予約するつもりでした。

しかし、羽田でのターミナルが往路とは異なるため、復路到着後、駐車場へ行くためにターミナル間を移動しなければならないとう面倒が生じるため、出来れば元々の予定で旅行したいと祈りながらの旅行となりました。

旅行の前週に、羽田空港第3ターミナルでプライオリティパスで利用できるレストランが新たに加わったというニュースが入りました。

第3ターミナル隣接のエアポートガーデン1階にあるAll Day Dining Grand Aile というレストランの11:00~15:00のランチタイム時にプライオリティパスで無料の食事ができるというものです。

羽田空港第3ターミナル到着ロビーから駐車場方向へ歩くと、エアポートガーデンの派手なサインが見えてきます。

ANA便のフライト時間が14:20発なので、その前にこのレストランを利用するため、11時過ぎに第3ターミナルに到着できるように自宅を出ました。先ず第ターミナル隣接の駐車場P4に駐車して先にチェックインをしてスーツケースを預入しました。手ぶらになったので、ターミナル間移動の無料シャトルバスに乗り、第3ターミナルへ移動すると第3ターミナル1階に到着するので、一旦、2階に上がり、エアポートガーデンに移動することになります。

エアポートガーデンの長い渡り廊下を歩き、施設内に到着すると左手にホテルのエントランスが見えますが、こちらへ行くのではなく、逆方向の右手に折れて、エスカレーターで1階に下ります。

1階に下りたら、その反対方向に戻って歩くとホテルの1階部分あたりに到着しますので、そこに目当てのレストランがあります。

エアポートガーデン内には、このレストラン以外にもたくさんのレストランがありますので、万が一ここが満席で入れなくてもどこかでおいしい食事をいただくことができると思います。

11時半くらいに到着しましたが、この日の店内はガラガラでした。

まだプライオリティパスで食事ができることが広まっていないのかと思いますが、ぼてじゅうなど他のプライオリティパス利用可能なお店と比較すると、非常にクオリティが高いので、いずれ大人気になって入れなくなることもあるのではないかと思いました。

関空でプライオリティパスで無料で利用させていただいた、ぼてじゅうも素晴らしいと思いましたが、メニュー的には健康志向とは言えず罪悪感が残りますので、あまりリピートするわけにはいきません。

しかし、このレストランであれば、サラダ類も豊富ですので、事あるごとに利用しても問題ないと思います。

国際線利用の際に制限エリアでラウンジが利用できる場合には、それを利用したほうが良いと思いますが、国内線利用の際は、制限エリア内のラウンジを利用するより、時間の都合をつけてこのレストランを利用したほうが良いと思いました。

ライブキッチンで各種料理が提供されておりますが、おすすめの海鮮丼は小さな器ですが、作り置きして並べられておりますので、お客さんが少ないようなら2個取ってきても問題ないと思います。

美味しいのですが、ネタが細切れにされて混ぜられているので、何を食べているのかネタ単品の味を判別できず、私にはいまいち満足感が薄かったです。

提供する側としては、大きなネタで出すのであれば、別途料金を取らないと採算が合わないのだと思います。

プライオリティパスについてですが、現在は楽天プレミアムカードにより無料で発行してもらっておりますが、2025年度からはこれに年5回までの利用回数制限が入るようです。

これまでの利用頻度で考えれば、年5回で充分だと思っておりましたが、今後もプライオリティパスで無料で利用できる施設が増えてくると5回では物足りなくなってくるかもしれません。

自分自身のカードはJALプラチナの付帯で発行できるので問題ないですが、妻の分をどうするか、思案しなければなりません。妻の分のJGC維持の為にJALのCLUB-Aカード以上のJALカードが必須ですが、これをそのままにしてプライオリティパスの為に別のカードを発行するよりは、妻の分もJALプラチナを発行したほうが切り替えの差額分の増額で済むので、その方が良いのかとも考えております。

以前は、ANAさんをメインに利用するつもりでいたのですが、最近はJALさんの戦略に取り込まれつつあるように感じております。

第2ターミナルまでは無料シャトルバスで移動します。第1ターミナルを経由するので時間の余裕をもって移動しなければなりません。

プレミアムチェックイン内の保安検査を通過後、お隣のANAラウンジに立ち寄りましたが、15分ほどしか時間がないので、着替えだけして直ぐに搭乗口に向かいました。

この日のフライトは非常口座席が取れていたので、ゆったり出来ました。

福岡空港からヒルトン福岡シーホークへは、タクシーを利用したほうが断然早いです。この日も到着後に道路状況をチェックしましたが渋滞はなかったので16分で到着予定でした。

地下鉄利用の場合、最寄りの唐人町駅からの距離があり、結局またタクシーを拾う必要が生じるので非効率になります。

ヒルトン福岡シーホークには5時頃の到着でしたが、この日は福岡ドームで野球の試合があって込み合うのでアップグレードは期待しておりませんでしたが、スイートルームにアップグレードしていただきました。

3205号室でしたが、寝室は別になっておりませんでしたので、厳密にいえばスイートではないのかもしれませんが、フロントのかたがスイートをおっしゃるので、私には良くわかりませんが、ヒルトン的にはスイートとしているのだと思います。

このホテルは平成バブル時代のつくりであるため、最近新しく建てられたホテルと比較すると古さは感じますが、良い素材が使われているので、これもよいと思います。

浴槽にはジェットバスが備わっておりますが、バブルが噴き出すタイプではなく、水流が出てくるタイプなので、音が静かで階下に響くことを気にする必要は無さそうです。

今回の予約はヒルトンプレミアムクラブジャパンを通して一番安い部屋を予約したものですので、2泊で45,000円程度だったかと思いますが、1泊あたり2万数千円でこの部屋に宿泊できたことは非常にお得でした。

エグゼクティブラウンジは、一つ上の33階にあり、エレベーターに乗る必要はなく螺旋階段でアクセス可能です。

17時からカクテルタイムとなり、軽食と飲料が提供されますが、18時過ぎに行ったところ何組かが既にお帰りになったところだったので、丁度入れ替わりで窓際の眺めの良い席に案内していただきました。

妻はラウンジの食事で夕飯を済ませることが嫌いなので外へ行きたがるのですが、少ないように見えて意外にもそれなりに満足できる内容なので、結局この日もラウンジで夕食を済ませることになりました。

翌朝の朝食は4階のレストラン・シアラでいただきましたが、7時オープンのため、7時半ころ行きましたが、入り口では長蛇の列になっておりました。

企業の団体客と海外からのツアー客が戻って来て、以前のように賑わっているようです。

しかし、料理の内容は以前よりグレードを落としたままのようで、相変わらずサラダコーナーにミニトマトは無く、パンの種類もハード系の物が無く、物足りなさを感じます。

客足が戻って来て、採算ベースに乗るようになったら、以前の料理内容に戻していただきたいと思いました。

ヒルトン福岡シーホークには2晩お世話になり、長崎へは鉄道で向かいます。

博多駅の地下街でランチをしてJR九州の特急に乗り込みました。

長崎までは未だ新幹線が直通になっておらず、乗り換えがあるので面倒なのですが、直通の高速バスの場合、プラス1時間かかるので鉄道を選択しました。

長崎駅に列車が滑り込む際には右手にヒルトンの建物が見えてきました。

本当に駅の目の前にあります。

開業後3年経っていないので、新築同様でおしゃれなデザインです。

フロントでチェックインする際に特にアップグレードについての言及はありませんでしたが、アサインされた部屋は1031号室であり高層階なので、いくらかはアップグレードしていただいたのだと思います。

前日まで宿泊した福岡と比べると随分狭くなりましたが、部屋のレイアウトが効率的で非常に使いやすいつくりでした。

浴室が日本式であったことは、妻が使いやすいと喜んでおりました。

空調はセントラル冷暖房のため、外気温を基準にして全館で冷房と暖房を一斉に切り替えるのですがフロントに依頼すれば特別な操作をして1部屋だけ冷暖房を切り替えることも可能だそうです。

この時期は全館冷房になっておりましたが、フロントにお願いして係に人に来ていただいて、私たちの部屋だけ暖房ができるようにセッティングしていただきました。

部屋からは運河と稲佐山を望むことが出来ましたので開放感がある良いお部屋でしたが、立地として駅前にあるホテルであるため、眺望を売りにするものではないと思います。

到着後、一休みしたら11階にあるエグゼクティブラウンジに行ってみました。

稼働率はほぼ満室ということでしたが、ラウンジは空いておりました。

席数は多くないのですが、その割に料理はしっかりしており、この日の夕食もラウンジの食事で満足してしまいました。

朝食は2階のレストランでいただきました。

ダイヤモンドメンバー専用のエリアがあり、他のお客さんと仕切られているので、落ち着いたテーブルです。

1日目は、その中でも特に個室のテーブルに案内していただけましたので特別感がありました。

料理の内容も福岡と比較すると少し予算がかけられているように感じました。

サラダ類も充実しております。

朝食後は、駅周辺を散策しましたが、駅の反対側がメインの市街となっており、新しい立派な駅ビルのアミュプラザがあり、そのビルにマリオットが入っておりましたので、立地的にはマリオットの方が利便性は少し高いです。

私は未だマリオットのステイタスを取得することには逡巡しており、今のところヒルトン一択ですので、サービスでヒルトンさんに頑張ってもらいたいと思います。

午後は、世界遺産に登録された軍艦島ツアーに参加して、ブラックダイヤモンド号に乗船して、初の軍艦島上陸を果たしました。

後で知りましたが、軍艦島ツアーを行っている船は数隻ありますが、上陸できずに周囲を航行するだけのものがあり、どうやら上陸できるのはこのツアーだけのようです。

最初にお隣の高島という有人島に上陸し、軍艦島の模型を見ながら事前のレクチャーを受けます。主な目的はトイレ休憩で、軍艦島にはトイレなどの施設がないため、必ずこの島で用を足していかなければなりません。

往路の船内でもガイドさんから船内放送の説明があり、船の右舷側にいくつかの世界遺産を見ることができますので、往路は右舷側に座ると良いと思います。

軍艦島の沖にたどり着いたら、船が旋回して島の全景を眺められるように航行してくれますので、2階のデッキに移動すると良いです。

島内についたら、立ち入りエリアは制限されておりますので団体行動をとることになります。

ガイドさんの声が聞こえる距離で、説明を聞くと良いと思います。

この船のガイドさんは、非常に説明が上手で、それまでの軍艦島に関する知識が無くても、よく理解できるようになるので、このツアーに参加して本当に良かったと思いました。

帰路は、船内で軍艦島の歴史に関するビデオが映し出されますので、それを見ていると丁度長崎港に到着します。

この日は海が穏やかでしたが、大型の船からのうねりが当たると大きく揺れましたので、天候が悪くて海が荒れているときなどは、ツアー参加は見合わせた方が良いと思います。

軍艦島ツアーは、午前・午後の2回ありますが、午後のツアーに参加しましたので、この日の観光はこれで終了しました。

夕食は、長崎駅の構内にフードコートとレストラン街がありますので、そこでいただきました。やはりずっとホテルのラウンジでいただいていると飽きてきます。

翌日は、チェックアウト日ですが、長崎空港からのフライトが19時台なので、余裕で半日観光ができます。

朝食後にタクシーでグラバー園に向かいましたが、タクシーのドライバーさんが親切な方で、文明堂の本店、オランダ坂、中華街などを説明してくださいましたので、長崎のおよその雰囲気が分かりました。

また、市内は急な坂も多いので移動は大変だと思います。

グラバー邸は山の上の見晴らしの良い場所にあり、港が見張らせる絶景でした。

この日はホテルも混んでおり、レイトチェックアウトは13時までということでしたので、また長崎駅構内のレストランで昼食をとってからホテルに戻り、チェックアウトをしました。荷物を預けてエグゼクティブラウンジを使わせていただけるよう頼んでおいたので、3時までラウンジでゆっくり過ごしました。もう一回り市内観光をする選択肢もありましたが、今回はゆったり過ごすことにしたものです。

長崎市内から長崎空港へは鉄道は通っておらず、高速バスを利用するか、タクシーを利用するかの選択肢となります。

長崎市内から空港までは約40kmあり、高速を使って渋滞がない場合でも40分ていどかかります。タクシーの料金目安は15,000円でしたのでちょっと痛いです。

高速バスを利用することにしました。

ヒルトンからすると長崎駅の反対側の東口側に県営バスのターミナルビルがあります。

駅前から歩道橋を渡り切って古いビル内に入ると、そこがターミナルになっており、バス乗り場があります。

切符でも交通系のタッチでも利用できます。

スーツケースは係の人が入れてくれるわけではなく、指示に従って、自分でバスの下に入れる方式です。到着後に取り出すのもセルフ方式です。

長崎空港は、ローカルな空港で特に空港内のエンタメ的施設はないので、早く到着しすぎると時間を持て余します。

雨が降っていなければ屋上の展望デッキから離着陸の飛行機を眺めるのは楽しいですが、便数が少ないので、まったく動きがない時間帯もあったりします。

しかし、長崎を拠点とする航空会社であるORCのボンバルディア製プロペラ機の離着陸などは他ではあまり見られないかわいくて貴重なものでした。

暫く屋上デッキで時間をつぶしてから、適当な時間帯に2階のレストランで食事をして、搭乗までは制限エリア外になりますが、カードラウンジで待機しました。

保安検査が込み合うとのアナウンスが入りましたが、他の空港から比べたら混雑とは言えないのどかなものでした。

丁度、日が暮れる時間帯の離陸で、空はきれいでしたが、街の灯りなどはなく、山と海なので景色的には動画にもならないものでした。

長崎19:35発のフライトを予約しておりましたが、この日はほぼ満席でした。エコノミークラスの非常口座席を予約しておりましたので足元は広いのですが、通路側のお隣には女性のお一人様が乗ってこられました。妻が窓際に座っており私が真ん中席だったので、女性同士が隣り合った方が良いかと思い、妻と交代しようと思いましたが、妻は咳がでるとお隣に迷惑になるのでこのままで良いというので、多少の気まずさもありながらも約1時間半のフライトを寝て過ごしました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました