兼六園を訪れるのは何十年ぶりかである。当時の記憶は殆ど無い。
閉園の時間もあるので、お庭を鑑賞するというよりは、ガイドブックを見ながら、押さえるべきポイントを次から次へと回ることにした。
上坂口から入場すると、すぐ目の前に明治紀念の標が見える。そこでまず写真を撮り、次に山崎山に向かう。
紅葉の季節、山崎山からの眺めは美しい。ここの休憩スペースには沢山の人が集まっていた。
次に花見橋を渡って、根上がりの松を見る。それから霞ヶ池に向かい、栄螺山を登る。この山の上から霞ヶ池を見下ろす眺めは美しい。
最後に噴水を見て、茶屋の方に向かった。金沢城が未だみられる時間帯だったので、桂坂口からお城へ向かう。
気温が低い為か、スマホのバッテリーが突然ダウンしてしまい写真が取れなくなってしまった。
金沢城は、高台で市内を一望に見下ろすことが出来る最高の場所にある。スケールも大きい。
このお城も以前に来たはずであるが見覚えは全くない。
京都の二条城と比較すると用途の違いがよく分かる。この城はより防御に対する備えが厚い。城内へ攻め込もうとする敵兵を上から攻撃できる仕掛けがしっかりしている。
それにしても、よく人力でこれだけの建物を作ったものである。
その後、もう一度兼六園に戻った。再入場の際には、入場券の半券を入り口で見せると入場が許可される。
歩き疲れたので、霞ヶ池のほとりのベンチで一休みして、まったりした。夕暮れ時の兼六園の風景も良いものである。
その時、ふとガイドブックをベンチに置いたのであるが、それを忘れたまま立ち上がってしまった。
駐車場に戻り、車を出してからガイドブックが無いことに気が付いたのであるが、兼六園に電話してみると、未だ落とし物としては届いていない。もう閉館の時間である。多分明日にはお掃除の人達などが見つけてくれるだろうと思っていたのであるが、翌日電話しても結局それは出てこなかった。ガイドブックなど持って行ってしまう人がいるとは悲しいことである。
しかし、翌日は雨だったので、もしそれが出てきたとしても、もう既に使えないものになっていたので諦めがついた。
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