JGC修行2023年スタートでインド・デリーに向かう。

JGC修行1レグ目は、午前10:50羽田発デリー行きJAL便に乗る事になりました。

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これはJGC修行のメインチケットとなるデリー発ニューヨーク行きの海外発券の出発地インド・デリーに向かうためのフライトです。

フライトの3時間前に空港に到着する事を考えると、電車で行く場合も車で行く場合も丁度通勤時間帯に当たってしまうので、ギリギリまでどちらにするか考えあぐねていました。

また、インドで感染症にかかったり食中毒になったり、医者にかかる事もあるかもしれないので、クレジットカードの利用付帯の保険を有効にしておきたいという事も考えました。

つまり、クレジットカードの海外旅行傷害保険については、自動付帯のカードだけでは保険金額が心もとない気がして、利用付帯のカードで羽田空港までの交通費を支払う為、一部区間だけクレカで切符が買えるJR線を使って羽田まで行く事も選択肢であるという事です(東京メトロ・都営地下鉄・京急はクレカが使用できません、タクシーは公共交通機関扱いされません)。

しかし、品川駅で京急線に乗り換えるのが面倒なので、直前になってバタバタと妻の分のJALclub-aカードが家族会員であったものを、本会員として申し込みを行ない、楽天プレミアムカードの申し込みも行なって自動付帯の保険を追加で確保して厚くする事で保険問題を解決しました。

それにより、スーツケースをガラガラと引いて電車で行く事を回避して車で行くことにしたのですが、万が一の朝の渋滞スタックを考慮して、羽田空港のターミナルホテルに前泊する事にしました。

直前になって余分な修行経費がかさむのは不本意なのですが、自分1人の修行なら絶対に当日早起きして羽田に行くところ、今回は妻を同行しての修行なので多少の経費増加も致し方ありません。

妻の機嫌を損ねて夫婦喧嘩に発展し、既に全行程予約支払い済みの修行自体が、スタート時点でご破算になっては元も子もないからです。

かくして前日の夕方、羽田空港入りしてロイヤルパークホテル羽田エアポートターミナル3にチェックインしました。

2階のツインルーム 眺望は無し。

空港駐車場は、平日にもかかわらず、P1~P4は全て満車でした。

ターミナル3に直結するP5は空きがありましたが、自走式の立体駐車場の低層階には空きがなく5階まで上ってやっと空き区画を見つけることが出来ました。

夏休み期間など繁忙期の駐車場問題が思いやられます。

前日ではありますが、空港到着時には、翌日のフライト時刻から既に24時間を切っております。

アプリ上ではチェックイン完了とする事が出来たので、翌朝の混雑を避ける為には、先にスーツケースを預けられるなら預けてしまおうかと考えました。

ホテルにチェックインする前に、通りかかったJALのスタッフさんに、翌朝10:50のフライトだけど、荷物を預け入れできないか聞いてみました。

すると、「前日なので未だ出来ません。朝6時からチェックインできるのでお早めにお越しください。」と言う内容の説明をされたので、その場では諦めてしまったのですが、今思えば、試しに自分で自動チェックイン機でやってみれば良かったと思っています。

次に羽田に前泊する時は、ダメもとでやってみようと思います。

何故なら翌日の保安検査はとんでもない長蛇の列で、それを見た瞬間立ち眩みがする思いでした。

その瞬間は、「ああこれは完全にフライト時間に間に合わない。もしかしたら、ここに並んでいる全員が各々のフライトに間に合わず、全員が乗り遅れるんじゃないか?」と思ったほどです。

それに加えて朝食前だったので、妻はお腹が空いたとクレームするし、自分も苛立ってくるので、この後続く長いながいJGC修行のとば口にして一触触発の危機的状況となっておりました。

しかし、結果的には1時間くらい牛歩をする事になりましたが、何とかクリアする事が出来、ラウンジで食事をする時間も確保できました。

これはフライト時刻の3時間前にチェックインカウンターへ行ったのではなく、約4時間前に行ったから助かったわけであり、前泊した事で救われたという事です。

もし余裕こいて空港到着が2時間前であったなら、どうなっていたか考えるだけでも恐ろしい事になります。

細かい話になりますが、ホテルを出てチェックインカウンターに向かう途中で空港スタッフとすれ違ったのでJALのカウンターは何処ですかと聞いたところ、Kという事だったので、Kカウンターを目指して行き、いち早く行列の最後尾に並んだのですが、プレエコの場合隣のIカウンターで荷物の預け入れが出来たのです。

行列に並んでいる時にJALのスタッフさんにチケットを見せたのですが、その際にプレエコカウンターに誘導してくれれば、もう少し早く進めたのに時間をロスしました。

列の最前列迄進んで、次に呼ばれる段階になって、後ろを振り向いたら、お向かいのチェックインカウンターにビジネスとプレエコのカウンターがあるのを発見したのですが、時すでに遅しで並びかえるのもロスになるので、そのままエコノミークラスのカウンターで荷物を預けました。

今思い返すと地上スタッフにはがっかりですが、自分も国際線搭乗が久しぶりなので、その混雑を目の当たりにしてテンパってしまっていたのだと反省しております。

保安検査とか出国検査とか国際線はこれが煩わしいのですが、早く空港に到着してチェックインをしなければならないという事は、やはり制限エリア内のラウンジ利用が必須となります。

エアライン修行の最大の目的は、ラウンジという事になりますが、プライオリティパスの利用空港が増えて来れば意味合いは半減するのかもしれません。

保安検査と出国審査では、事前に顔認証登録をしておいたにも拘らず、またパスポートを出して読み取りさせなければなりませんでした。

理由が分からないので、次回検証したいと思いますが、チェックイン前の気がせいている時間にわざわざマスクを外してカメラに顔認証させる準備作業を行なったのに結局無意味でした。

※これは後日判明しましたが、顔認証登録を行なった場合は別の出国審査ゲートがあるようです。顔認証を終えたところで、その機械が専用レーンを指示してくれればスムーズに行けるのですが、その案内はありません。私の場合は偶然通りかかった空港職員に「出国審査はあちらの窓口しかないのですか?他のゲートは無いのですか?」と聞いたところ「あそこしかありません。」と言われたので並んだのですが、その空港職員は作業着的なものを着ておられたので自分の持ち場以外の事は良く分からなかったのだと思います。聞いた私が悪かったようです。時間が無いからと言って通りかかった人に聞いて判断するのではだめですね。また、8月下旬の段階では優先レーンも復活しているようです。

ロイヤルパークホテルでは、朝食を食べる余裕はないと思ったので、素泊まりプランにして、出国審査後にラウンジで朝食をいただくつもりでおりました。

保安検査で並んでいる時は、それも諦めて機内での食事が朝食になるのかと覚悟しておりましたが、意外に早く抜けられたので、ラウンジでくつろぐ時間を確保する事ができました。

JALファーストクラスラウンジは、出国審査を抜けて直ぐの場所にありますが、ビジネスクラス以下のラウンジは、エリア内の一番左の端まで歩かされます。

デリー行きの搭乗ゲートは出国審査を抜けた直ぐ目の前だったのですが、ラウンジの為に約10分歩く事になり、搭乗の際はまた戻る事になりますので、ファーストとビジネス以下の差を痛感させられます。

2023年7月上旬コロナ明けからの回復により制限エリア内は大混雑で、歩くと人とぶつかりそうになるほどでした。

しかし、ラウンジ内は最初空いておりましたので、和御膳をいただき、食事が終わるくらいまでは周囲のテーブルにも人はおらず、感染を気にする必要はありませんでした。

和御膳、冷製スープ、シーザーサラダ、アンパン、たい焼き

しかし、皆さんがやっと保安検査の大渋滞を抜けてきたのか、いつの間にかラウンジ内は満席に近い状態になり、外国人のグループなどはマスクもしておらず平常通りおしゃべりしておりますので、若干飛沫感染リスクが気になりました。

この和御膳は、あまり美味くはありませんが不味くもありません。ただ、ご飯の質感がいまいちでバサバサだったのが残念でした。

ところで、インドルピーはどの両替店でも扱っている訳ではなくトラベレックスのみが取扱との事でした。

搭乗前に両替をすれば動線的には無駄がないのですが、万が一行列が出来ていると大変な事になるので、妻をラウンジで待たせて両替に行きました。

トラべレックスは搭乗ゲートより向こう側にあるので、結局制限エリア内を2往復することになり、考えようによっては飛行機に乗る前の良い運動となりました。

トラベレックスでは約10,000円をインドルピーに両替しました。

クレカで外貨購入する事も出来ますが、現金支払いで両替するとマイルが付くという事で現金の両替をしました。

しかし、トラべレックスで用意しているのは、500ルピー札が最低単位の紙幣という事なので、現地でのチップ用の小さい紙幣が用意できません。

従って、この両替店で多額の両替をしてもあまり意味がありません。せめて200ルピー札をストックして貰えると有難いと思いました。

現地に到着したら先ずはチップ用にATMでルピーの引き出しが必要となります。

ところが、私の場合、現地ATMではクレジットカードが何故かエラーになり現金の引き出しが出来ず困る事になりました。

両替を終えてラウンジに戻り、その後、フライト時刻30分前に搭乗ゲートに行き待機しておりましたが、乗客の大半はインド人で、日本人は少なかったです。

インド人のご婦人で車椅子の方が5名いらっしゃったので、その優先搭乗とサポート作業で時間がかかったようで、かなり待たされました。

ブリッジから搭乗するとビジネスは左方向、プレミアムエコノミー以下は右方向に分かれており、今回はプレエコなので乗機して右へ折れて直ぐの座席でした。

プレエコも空いており、私達は左側の窓側の2席でしたが、その隣の真ん中の3席は空席でした。

後側を見るとエコノミークラスもガラガラの状態でした。空港内は混んでいましたが、他の方面に比べてインド便の需要は未だ少ないようです。

エコノミーからの当日アップグレード申請が無かった為なのか、それにしても空席のままフライトするのは勿体ない気がしました。

定刻の10:50にドアが閉まり、11:20に離陸、11:35に上空での飲み物サービスが始まりました。

反対側の右側窓際席のインド人男性が、旅慣れている感じの人ではありましたが、半袖ポロシャツで搭乗しており、上空で気温が下がってくると咳ばかりしているので嫌な感じがしておりましたが、スマホでイヤホンも付けずに音楽を聴き始めるという暴挙に出ました。

これにはさすがにCAさんがすっ飛んできて、注意してやめさせてくれましたので助かりました。

プレエコの座席はフルフラットにはならないので寝ようと思うと厳しいものがありますが、昼間のフライトで寝るつもりはなかったので、広さ的にもそれで十分でした。

食事については、ラウンジでいただいたばかりでもあり、当初は断ろうかと思っていたくらい機内食には全く期待しておりませんでしたが、結局出されたものは完食してしまいました。

見た目はしょぼいのですが、空の上だと飢餓感が高まるのでしょうか、他にやる事が無いからでしょうか、美味しく感じます。

ただ、インド便の場合、宗教上の関係で特別食のオーダーが多く、それを配り終えてから一般食の配膳となる為、配膳開始後も長い時間待たされました。

この便は空いていたのでさほどでもありませんでしたが、多い時は特別食が100食以上にもなるそうで、プレエコとエコノミーのオペレーションは同時に行う事から、もっと長く待たされる事になると思います。

何もクレームなど言っておりませんが、CAさんは、お待たせして申し訳ございませんとひたすら謝って下さいました。

飛行ルートは、日本を飛び立ってから南海上を飛ぶものと勝手に思い込んでおりましたが、最初に羽田を飛び立った段階では、朝鮮半島の上を抜けてインドに向かう飛行ルートがモニター上に示されておりました。

球体である地球上で最短ルートを線で引くとそうなるのでしょうか。

しかし、実際には少し異なったルートで飛行しており、偏西風を避けているのでしょうか、日本の国土上空を縦断した後、福岡上空だけ避ける様に南下して東シナ海に出てからは、沖縄と韓国の中間ラインを西へ進みました。

その後、上海上空で中国大陸に入り、インドまではずっと中国の陸地の上空を進みました。

昼食後は直ぐにライトを落とされ、窓もスモークになるので、昼寝をするのを促されているようです。

私は寝たくなかったので暗いのは迷惑だったのですが、長距離フライト中にCAさんも休みたいのでしょうから仕方ありません。

ハワイ便など海上を飛ぶ場合にはフライトレーダーを見ても退屈なので映画などを見たりしますが、陸の上を飛ぶとフライトレーダーに様々な地名が出てくるのでモニターはずっとフライトレーダーにして、手元ライトで本を読みながらモニターを眺めるなどして過ごしました。

1名だけ、窓をクリアにしている人が居ましたが、別世界であるかのように強烈な日差しがありましたので、上空の紫外線が如何に強いかを実感させられました。

その頃、くだんのインド人男性は、薄いダウンジャケットを引張り出してきて羽織っておりましたので、やはり上空は寒いです。最初からそれを着ておいて欲しかったです。

プレエコシートの場合、普通に座っていると足を伸ばして前の座席の下に入れられるので余裕がありますが、リクライニングしてフットレストを上げると前の座席の下の空間が使えなくなり足を曲げなければならなくなります。

リクライニングして寝ようとすると、この点がネックになります。まあ欲張り過ぎかも知れません。

インドまで10時間以上のフライトでしたが、 日中のフライトであればプレエコシートで十分という感想を持ちました。

予定より早く到着するという事もあり、未だあまりお腹が空いておりませんが、軽食が提供されました。

アボカドサラダ、ミートボール、パンの軽食に紅茶をいただきました。

いよいよインド・デリーのインディラ・ガンディー国際空港に着陸となります。未だ日は高く明るいですが、インドは雨期に当たるので空全体はどんよりと曇っておりました。

乗る時は、ビジネスとプレエコの間のドアから乗機しましたが、降機時は一番前のドアが開けられておりました。

ビジネスクラスの方々が全員降機されるまで、境目のカーテンが閉められ長い時間待たされました。

本来なら、座って待てばよいのですが、後ろのエコノミークラスから進んでくる人たちがいるので、それをブロックする為にも立って待たなければなりません。

反対側の通路では、エコノミークラスの人達が最前列手前まで侵食して来ていました。

ここでもビジネスクラスとプレエコの差を痛感させられましたが、丁度価格の差という事でしょうか。

エアライン側からすると、プレエコとエコノミークラスは同列の扱いなのだと思います。

コメント

  1. つる より:

    航空関係に携わる人間として
    マイラーと称される方々の
    お人柄が良くわかる内容でした。
    コロナ禍を越して、人材も足らず
    いろいろある中で、(機内食含め)
    一生懸命、自分たちの能力の限界の中でも
    努力している航空人としては、
    心が折れそうな内容でした。

    • hitoha-tachibana より:

      私の雑文を読んでいただきコメントまでしていただいて誠にありがとうございます。
      JALさんについては過去に色々あって株でも大損をしたので長らく乗っていなかったのですが、今回の旅程で各部門のスタッフさんと接する中で暖かいホスピタリティを感じることが出来て大好きになりました。
      続きのブログの中では、褒める内容も書いてまいります。
      また、今後の旅行ではお世話になるつもりでおります。

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