この記事は、お遍路に先立ち衣装など事前に準備する者のリストと、どこで揃えたら良いかについて、おすすめ、コスパなど、口コミ的に書いています。
次にお遍路の衣装であるが、全身白装束は気合い入り過ぎだろうという事で、上着だけ白装束にしてボトムはデニムにスニーカーで行く事にした。
背中に「南無大師遍照金剛 同行二人」と書かれた白衣に輪袈裟と御朱印帳(納経帳)、納め札、経本、線香、ロウソク、ライター、ペンなどを入れる白の頭陀袋(ずだぶくろ)というポシェットみたいな物などをネットで購入して取り寄せた。ちなみに私は「いっぽ一歩堂」という店から取り寄せた。金剛杖と菅笠などは飛行機に乗るのにかさばるので1番札所の近辺の売店で揃えるつもりである。
納め札の余白部分には、願掛けと住所氏名年齢を予め記入して持って行った方が良い。88ヶ所の本堂と大師堂に収めるので、176枚分書かなければならない。
あと忘れてはならないのが、お賽銭と納経所に支払う小銭である。
我々の場合は、お賽銭を5円としたので、88ヶ所×2(本堂、大師堂)×2人分=352個の5円玉が必要となる。銀行で普通に両替しようとすると手数料を取られてしまう。キャッシュカードを用意して自動両替機で両替するか、預金通帳と印鑑を持って行き普通預金から5円玉で1,760円を引き出すかのどちらかの方法を取る必要がある。
また、納経所で御朱印のお代をお支払いする際にも、いちいちお釣りを貰っていると遅くなるので、500円玉と100円玉を88個予め用意しておいた。その他に駐車場代金がかかるお寺もあるので、万札だけでなく千円札も多めに用意しておくと良い。お金をATMから引き出すなら、郵便局かコンビニで引き出せる預金のキャッシュカードを持っていく必要がある。
御朱印帳(納経帳)に全ての札所の御朱印をいただくスタンプラリーの様なものだが、これに各300円かかる。掛け軸に御朱印をいただく場合は各500円、白衣に御朱印をいただく場合は各200円とのことだ。将来自分が火葬される際にその白衣を着せてもらって旅立ちたい人は白衣に御朱印を貰うそうである。我々はオーソドックスに御朱印帳(納経帳)に御朱印をいただき、結願した後は仏壇の横に飾ろうと思っている。
小銭関係を用意すると結構な重さになる。ロウソクと線香を東京から持っていくのは荷物になるので、数日分だけを用意して、後は現地に着いてからホームセンターで購入するつもりである。こうして準備は整い、いざ出陣となった。
当日羽田空港までは京浜急行を利用した。ダイナースカードを利用して空港ラウンジに入りフライト前に少し休憩しながらこの日に廻る予定のお寺の場所を「Google map」に入力しておく。この履歴を元に次のお寺までのナビを起動する為である。
ANA便のフライトは順調であったが松山空港に着陸する為に高度を下げ始めると気圧の変化で猛烈に頭が痛くなってきた。脳の血管が破れるかと思う位の痛みであったが着陸する頃には痛みは消えてくれた。こんな痛みは人生初の経験であった。隣に座っていた妻も同様の痛みを感じていたそうなので、高度の下げ方が急だったのだろうか?着陸後、飛行機の窓から外を見ると路面には水が溜まっており、雨も本降りの様に見える。梅雨が明けてから来るようにした方が良かったかなぁと最初からテンション下がりまくりのスタートとなった。
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