アパホテル徳島駅前に宿泊 <思い立って四国お遍路八十八ヶ所>⑪

何とか午後5時ギリギリでこの日の予定の第17番「井戸寺」までをお参りする事が出来た。
宿泊の予定をしているアパホテル徳島駅前はまさに駅前徒歩3分であるが、ホテルにチェックインする前にホームセンターで必要なものを買物する事にした。Google検索するとイオン系列の大型のスーパーがあったので、そこで調達する事にした。お遍路廻りでは線香と蝋燭を大量に消費するのであるが、この先進んでいくと売っている店があるか分からないので、ここで最終日までの分を計算して多めに購入しておいた。Tシャツと下着を前日の夜に洗濯したものが乾かせないので車の後部座席で乾かせる様に洗濯ハンガーと紐を買い込んだ。その他、水分補給の為のミネラルウォーターを車に積んでおく為、箱ごと購入してトランクにセットした。

徳島駅前は多少渋滞があったが、明るいうちにアパホテルに到着することが出来た。ホテルの前の駐車場は台数が少ないので空きがなく、隣の契約駐車場に止める事になった。フロントでチェックイン手続きを終えて、エレベーターに乗って部屋に入ると、「これが2人部屋?間違いでは無いか」と思う程狭い。ダブルベッドが部屋を占領しており、周りを歩くスペースは無い。スーツケースを広げる場所が無いので、ベッドの上で広げて荷物を整理して片付けたらスーツケースを横に下ろす。足の踏み場が無いので起きている間はベッドの上で過ごす事になる。

夕飯の為、外に出た。ホテルの近くにイタリアンのバルがあって気になったのだが、妻が乗り気でなかったので駅方面に向かう。デパートの「そごう徳島店」があるのでレストラン街なら何かしら良い店があるだろうとエレベーターで最上階に上がった。
一通り見て、とんかつ屋なら外れは少ないだろうという事で入ってみた。
店員のおじさんが慣れない感じで、注文を取る時もお茶を頼んだ時もスムーズに行かずストレスを感じる。何か嫌な予感がした。ヒレカツ定食を頼んだのだが味が「微妙」であった。油の問題であろうか?その後、改善されていることを祈りたい。 過去には千葉県の鴨川で食べたとんかつ屋のとんかつが歴史に残る微妙さで10年以上経つが未だにその時の味覚が脳裏に焼き付いている。その店は油の使いまわしで前に揚げたと思われるエビの匂いが染みついていたのだが、今は既に閉店している。それには遠く及ばないのだが、歴代第2位にランクされる店であった。

アパホテルに戻り、明日に備えて早めに休む。翌日は1階のレストランで朝食ビュッフェが食べられる。早めに1階に降りていくと仕出しの業者さんが料理をセッティングしているところであった。ペンシルビル的なビジネスホテルなので食堂を設ける余裕は無いのだろう。このホテルはおそらく他のホテルブランドが経営していたものをアパさんが中古の状態でそれを購入して、看板を掛け換えた物件なのだろうと思う。アパホテルには他の地方で何件か宿泊したことがあるが、明らかに雰囲気が違っていた。部屋の狭さ以外には特に不満は無く、朝の食事は普通のビジネスホテルの朝食という感じであった。ただ朝食のスタート時間は6:30からなので、お遍路さんにとっては少々遅めとなる。「順打ち」であれば立地的には我々と同じく、次の18番「恩山寺」へ行く前の宿泊地となるので、そこまでの移動距離15kmを考えると朝早く発ちたいところである。まぁ我々の場合は朝の時間に無理をしない方針なので、3日目の朝もゆっくり朝食を食べてスタートは8時頃となった。

続きはこちら「18番札所・恩山寺」

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