ウエスト・オアフ <何もしないハワイ旅行>⑦

この記事は、マカハビーチをはじめとするウエスト・オアフをドライブした感想・評価・コスパについて、口コミ的に書いています。

バジェットレンタカーの事務所のあるインターナショナルマーケットプレイスの駐車場を出るとクヒオ通りであるが、アラ・ワイ・ブールバードに出て、マックカリーストリートを右折し、アラ・ワイ運河を越えて暫く走るとH1高速を跨ぐ陸橋がある。それを越えたらすぐに左折して住宅街を進み暫くして左折するとH1高速の入り口に突き当たる。それを右折してランプウェイに入ればカポレイまではH1をひた走ればよい。当初はコオリナビーチに立ち寄るつもりでいたが、結局妻がマリオット・コオリナのタイムシェア説明会参加をOKしたので、その際の楽しみに取って置く為、この日はスルーしてマカハ・ビーチパークを目指す。ガソリンタンクがスタート時から満タンでは無かったので、マカハの手前で給油のために利用したガソリンスタンドはセブンイレブン併設であった。先にセブンイレブンの店内で何ドル分を給油するかを伝えてレジで支払を済ませ、それに達しなかったら再度レジに行ってレシートを提示して返金を受けるという面倒な方式であった。クレジットカードはもちろん使える。トイレ休憩も兼ねたつもりだったのだが店内には客用のトイレはない。道路の向かいの海沿いの公衆便所を使う事になった。その公衆トイレに入り小便器に向かった時、後ろに人の気配を感じたので振り返ると浮浪者が2人トイレ内のベンチに腰掛けていた。用を足している間、後ろから羽交い締めにされて財布を取られるのではないかと気が気ではなかったが何事もなく済んだ。 マカハから先は浮浪者が多く道路脇に彼等の掘建て小屋が沢山並んでいる。ノースやイーストサイドでは見られない光景である。ウエストエリアは観光客も少ないので彼らにとっては静かに暮らせる楽園なのかもしれない。 マカハビーチに到着すると想像していたより原始的なビーチであった。ある程度大きな駐車場があるのかと思っていたがビーチサイドに車を突っ込んで止めるだけで、直ぐそこがビーチブレイクのサーフポイントである。レスキュー用のロングボードが砂浜にスタンバイされているがライフガードの姿は見当たらない。ローカルと思われるロングボードのおじさんが2人入っているだけである。その後木陰で休んでいた若い女性ロングボーダーが海に入って行き3名となった。ワイキキやノースショアと違い、波の割れるポイントが直ぐそこなので楽チンそうだ。水は青く砂浜はサンドベージュで、ゴミもなく美しい。振り返ると荒々しい岩山がそびえ立ち、駐車場脇の小さな木が休憩する木陰を作っている。ビーチサイドには低層のコンドミニアムがあり、チョット古ぼけた外観が良い味を出している。このビーチの感じは気に入ってしまった。ヘザーブラウンの絵の題材になりそうな光景である。暫くサーファーを見ていたが、この日はバックウォッシュが強くてテイクオフが難しい様だ。殆ど乗れていない。ビーチブレイクだからコンディションの振れ幅が大きいのだろう。 マカハを後にし、カネアナ洞窟に向かう。ナビが無いと通り過ぎてしまいそうな場所である。海沿いの道路脇に10台位車を停められる駐車場がある。車を停めて山側の岩の間を覗いてみると確かに大きな洞窟になっている。奥はそんなに深くない様に見えた。神聖な場所という事なのであまり奥まで足を踏み入れるのを遠慮したのだが、もしかすると細く奥まで続いているのかもしれない。車に戻ったところで欧米人グループが記念撮影をしていた。聞くとオーストラリアから来た友達の家族をローカルの女性が案内しているそうだ。昨日はノースショアに行って今日はウエストとコオリナビーチを案内するとの事。この先にもヨコハマベイという美しい場所があるそうで時間があれば道路の終点で車を停めてハイキングで歩いてみると良いそうだ。折角なので、この道路の終点までは行ってみる事にした。 終点の駐車スペースに到着すると3台の車が停まっていたが辺りに人はいない。歩いて岬まで行っているのだろうか。この先を歩いて行くと地の果てという雰囲気になりそうだ。少し歩いてみようかとも思ったが、ノースショアを散策する時間が無くなるので写真だけ撮って切り上げた。ノースショアに行くには一旦カポレイまで戻ってH1の高速に乗り途中左方向H2に分岐して北上する。戻り道の両サイドを改めて眺めると他のエリアと比べれば手付かずのままの自然が残っている。そんな中にも米軍のヘリコプターが発着する演習場があったり、荒野を切り開いた中に巨大なコンドミニアムが聳え立っていたりする。 妻がそのマカハ・バレータワーというコンドミニアムに惹かれた様なのでルートを外れて坂道を登って行った。唐突な感じでそのコンドミニアムは建っているが、このマカハ・バレーの一帯を全て開発するという壮大な計画があったのではないかと思われる。バブル崩壊により取り残された様な感じがする。もしかすると日本のデベロッパーがやってしまったのではないだろうか?と思ったがネットで調べた限りでは日本の会社の名前は出てこなかった。将来モノレールが開通してカポレイの街がさらに発展しコオリナ・ビーチリゾートがフルオープンしたら、その次にこのマカハ・バレーが脚光を浴びるのではないだろうか。H1に乗る前にロードサイドのショッピングモールがあったのでロングスドラッグスで買い物をした。お手洗いを借りたいと言うと客用のものは無く、一番奥の従業員用のスイングドアを抜けて階段を上がれと言う。スイングドアを開けると完全にバックヤードだ。勝手に入るのは憚られるので作業をしていたオジさんに声をかけると自分は納入業者なので分からない、二階にいる従業員に言ってくれとの事であった。納入業者がバックヤードの仕事をしたりヘルプで店頭に出たりするのは日本だけの話では無くどこの国でも同じなのだという姿を見た。無事にトイレをお借りして店を後にした。旅先では小まめにトイレに行っておかないと大変な目にあうことがある。小腹がすいて来たので、タコベルかマクドナルドで食べるという選択肢もあるが、妻がノースショアまで行ってしまっていいというので寄らずに先に進んだ。

続きはこちら「ノースショアのドライブ」

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