LCC&レンタカーの旅(伏見稲荷)⑳

この後は、高速に乗って奈良市内経由で宿に戻るだけなのであるが、京都市内の高速入口「鴨川西」インターチェンジは、伏見稲荷に近いので、最後に伏見稲荷だけ見ていこうという事になった。

伏見稲荷大社の千本鳥居は、インスタ映えスポットとして訪日外国人には一番人気の場所となっているので、一応写真を撮っておこうというのが目的である。嵐山から伏見稲荷までの道のりは、京都市内の中心部を南西側から弧の字に迂回して行くので渋滞の心配もなく約30分で到着できる。

201号線に入り京阪本線の線路の陸橋を越えて、伏見稲荷方面に左折すると一方通行になるが、この辺りから車の渋滞が始まる。JRの線路の下をくぐれば伏見稲荷は直ぐ先であるが、その手前からは人も車も混んでいる。この辺りの民間駐車場に入れてしまおうか迷ったが、そのまま進むと、時間的に場内が空いてきたのか、伏見稲荷大社の駐車場に入ることが出来た。しかも参拝者は無料である。伏見稲荷大社前のJRの駅舎はこじんまりとした建物であるが、全てを朱に塗られているのが特徴的だ。これもインスタ映えで人気なのだろう。

駐車場は誘導係が沢山いるので、直ぐに空き区画に通されて駐車できたが、境内未だ参拝者が多く、清水寺以上の混み具合である。ちなみに伏見稲荷大社は拝観料も無料である。料金を徴収すれば、凄い収入になるだろうと思うが太っ腹である。

  早速、大鳥居をくぐり本殿にお参りする。本殿周辺は割と空いている。その先、稲荷山の頂上まで千本鳥居が続いているのであるが、人気はこちらに集中している。混雑する中をゆっくりと登って行くことになる。最近はインスタ映えする観光地というイメージしかないが、本来の稲荷山は修行の場であった様だ。山は思ったより大きく高く、境内はとてつもなく広い。参拝者が脇道に逸れて写真などを撮っているが、夕方暗くなったら山中で迷う人も出てくるのではないかと思う程だ。

頂上まで登るのはこの時間からでは無理であるし、トレッキングの装備が必要と思われる程の山道なので、我々は麓の熊鷹社あたりで引き返すことにした。坂を下る途中で写真を撮っている参拝者は殆どがアジアからの観光客である。顔と話し言葉から推測すると、最近はタイ人の観光客も増えているのではないかと感じる。

この日は、これで観光終了とし、宿に向かうことにした。予定より少し寄り道したので、夕食は途中の奈良市内で食べることにした。奈良市内唯一の大戸屋を再訪しようという事になり、カーナビをセットして向かった。脂質制限をしている身にとってはこの店が重宝するのである。

続きはこちら「関空KALビジネスクラス・ラウンジ」

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