
この記事は、SFC修行において、ヒルトン・シンガポールに宿泊して、インド人街など街歩きをした時の感想・評価・コスパについて、ランチ等の情報も合わせて口コミ的に書いています。
前回旅行からこれまで、シンガポールの小綺麗な部分しか見てこなかったので、ディープな部分も見ておかねばという事で、インド人街の「Little India」駅といスラム街の「Bugis」駅にMRTを使って行ってみた。
ヒルトン・シンガポール外観 オーチャード・アヴェニュ―の歩道
ヒルトン・シンガポールからMRTオーチャード駅までは、歩いて約2分である。地下に降りてから、IONビルの地下街が少々迷路的なので慣れるまで分かりずらい。

MRTのチケットは、事前にまとまった金額をチャージ使いやすいのであるが、今回の旅行で何回乗るか分からないので、その都度支払う方法を選択した。
自動販売機で、紙製のチケットに行き先までの運賃をチャージするのだが、10$札は単位が大きくて受け付けないシステムとなっており、5$札以下のお金を持っていない場合は、窓口に行って両替しなければならないのが非常に面倒だった。お釣りをお札で出すことが出来ない機械であるようだ。
旅行者向けにもう少し使い勝手の良いシステムにして欲しいものである。
Little India駅
Little India駅を降りたところ、メインストリートは良く整備されて、他のエリアと変わりなく整然としている。
しかし、コーナーにあるビルの1階に入ってみると、もうそこは混沌としたインドの世界が広がっている。
食料品店に並べられた野菜類は豊富で、見た目は綺麗ではないが、価格は安い。当然、他の国からの輸入なのだろう。
商店街 インドの寺院 商店街 金の宝飾品 記念撮影スポット?
インド人街の奥に進んでいくと、さらにディープなインドになってくる。日用品だけではなく、金の宝飾品を売る店も多く、結構客が入っていたりする。
インド人街に来たもう一つの目的は、「ヒルトン・ガーデンイン」というホテルがあるので、興味本位であるが、下見しておきたいと思ったことである。
ヒルトン・ガーデンイン ホテル内コンビニ ロビー
このホテルは、時期によっては一泊1万円以下で宿泊できる事もあり、ヒルトン系列では格安である。建物は新しいので、立地が微妙だが、お得感がある。
もし、一人でSFC修行をする事になった場合、ここで宿泊しても良いと思っていたのである。
しかし、実際来てみると、やはりヒルトンのイメージとは程遠く、ビジネスホテルである。客は大半がインドからの観光客のようだ。場所柄、当然その需要を狙って建てたものであることは間違いない。
普通の日本人旅行者が利用するホテルではないという気がした。
しかし、SFC修行で1泊するだけなら、アリだと思う。
イスラム街は、ここから歩いて20分かからないようだが、暑さにより20分歩けるとは思えないので、MRTの駅に戻る。
2駅目が「Bugis」駅である。
この駅も、大通り沿いのビルは近代的で立派である。特に新しいビルはデザインが素晴らしい。どれも個性的で、建築にお金をかけているのが分かる。東京都内は、いかにつまらないビルが多いかを実感する。耐震性とコスト意識に編住して建てているのだろう。最近はリートに組み入れる物件が多い為、利回り重視で計画されてしまうのだろう。オーナー企業や、個人のビルオーナーがもっと頑張って、個性的なビルを建てて欲しいと思う。
サルタン・モスクの周囲には屋台が出ており、イスラムのお菓子などが売られていたが、周辺の街区は多国籍の街並みになっている。
記念撮影スポット レバノン料理の店でランチの予定が・・・
中でも「ハジ・レーン」という狭い通りが、お洒落スポットになっていて、シンガポールの若者に人気があるようだ。雰囲気は、キャットストリートの様な感じだろうか。
ランチは、レバノン料理のお店が評判高いというので、そこで食べるつもりでいたのだが、妻が「店が汚い」という事でNGとなり、急遽オーチャードの高島屋に戻って、フードコートで食べる事になった。
ところが、そんな時に限ってタクシーが捕まらない。Bugisの駅ビルにもフードコートや飲食店がいくつか入っていたので、その中で食べようと提案したが、妻からすると綺麗な店に見えないらしい。
あれこれ考えているよりMRTに乗ってしまった方が早いので、MRTに飛び乗ってオーチャードまで戻る。
そのまま、高島屋に行くことも考えたが、一旦ホテルに戻り、エグゼクティブラウンジを覗いてみた。
丁度アフタヌーンティーの時間帯であったが、期待に反して、サンドイッチなどの軽食類は置いていなかった。
この辺りはコンラッドよりワンランク下である。
結局スルーして、ホテルを出て、高島屋の地下二階フードコートに向かった。
IONの地下街から地下で高島屋までつながっている直通ルートで行くつもりで、高島屋の方角に目星を付けて歩き出した。近くまで行けば、標識くらい出ているだろうと考えて進んだ。
ところが、IONの地下は迷路の様になっていて、歩いているうちに方角さえも分からなくなってしまった。地下なのでGoogleマップの位置情報も不正確のようである。
これは、マズイと思い、一旦地上に出た。
すると予想とは全く違う場所に来ており、そこはION裏手のバスターミナルであった。ここでGoogleマップを再確認して、裏手から高島屋に向かった。随分と遠回りをしてしまい妻の機嫌がさらに悪くなった。
やっとの思いで高島屋地下二階フードコートににたどり着いた。
ここで、あれこれ迷っていると時間ばかり過ぎるので、前回食べた米八でおこわを食べることにした。
この店は、リーズナブルでランチには丁度良い。
その後ION地下の店を見て歩き、TOPSHOPで妻がストレッチデニムを購入した。ツーリスト割引で10%OFFとなった。
男性物は、ピンと来るものが無かった。TOPMANは大好きなブランドなのであるが、セールの時に来ないと、購買意欲をそそられる価格ではない。
戻って部屋で休む。
ランチ時間が遅くなったので、エグゼクティブラウンジのカクテルタイムの終了時刻である7:30時点では、未だ夕飯を食べる気にはならなかった。
8時過ぎになり、ようやく夕飯に出掛けることにした。
一度、大戸屋に行ってみようと思っていたので、この時に行く事にした。
大戸屋はオーチャードセントラルというビルの8階にある。オーチャードアヴェニューは一方通行であるが、行きはホテルフロントでタクシーを拾えばあっという間に到着するはずである。MRTなら隣駅SOMERSETの駅前のビルとなる。
妻が短距離で、タクシーに乗るのは嫌な顔をされそうで気がひけるというので、またMRTを利用した。
オーチャードセントラルビルは、SOMERSET駅に直結するビルの隣であるが、これも繋がっているので、雨にはぬれずに行くことが出来る。
どちらもデザイン性のあるビルだ。フロア案内もイケている。
大戸屋 飲食店は何でも揃っている
オーチャードセントラルビルは、飲食店のフロアの横をシースルーのエレベーターで上下するので、客が食事をしている様子が、エレベーターの中から良く見える。というよりは、直ぐ横を上下する感覚なので、客側は落ち着かないのではないだろうか。もしくは向こう側が明るいので、こちら側は良く見えないのかもしれない。斬新なつくりである。
8階フロアは、日本食レストランが集まっていた。大戸屋以外のお店も気になったのでサイトで評判をチェックしてみたが、外人向けの日本食という評価だったのでパスした。
大戸屋店内に入ると、畳の敷かれた座敷の周りがカウンターになっており、客は一人もいない。通路の先の折れ曲がった奥に目をやるとテーブル席が並んでおり、そちらは満席の様だった。
カウンターに案内されて、席に着くと、目の前に「free refil rice」というポップが目についた。こちらの大戸屋はお代わりをセルフでするのかもしれない。前回行ったやよい軒がそうであったので、同じ方式だ。
メニューは日本とほぼ同じであるが、食材の関係か多少のアレンジが見られる。焼き魚では、「本日の魚定食」というものがメニューにあったが、店員に聞いてみると品切れであった。もしくは、そもそもその魚を仕入れていないのかもしれない。そんな適当さを感じた。
さば ほっけ
価格的には、日本で食べるのと比べると倍近い。やはり、日本がデフレなんだと思う。物価で考えると日本は住みやすいのかもしれない。
ご飯のお代わりは、セルフではなく、頼むと持ってきてくれた。ちゃんと日本のお米を使っているようだ。
食事の後、スーパーで買い物をしようと思い、Googlemapで検索すると、「fair price finest」という店が何店舗かあるようだ。SOMERSET駅にもあるが、オーチャード駅にもあるので、オーチャード店で買い物をすることにした。駅前のタンプラザの隣、グランドハイアットが入っているビルの地下にある。
またMRTに乗って、オーチャードに戻った。
MRTのホームには、KAYAKの広告で日本旅行を紹介していた。富士山と五重塔が一緒に写せるベトナム人に人気というスポットである。
スーパーのディスプレイは美しい。日本のリンゴは1個500円するので、その半額で買えるイギリスのリンゴを買った。非常に美味しかった。
ヨーグルトも低脂肪のギリシャヨーグルトがあり、これも美味しかった。
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