マンション共用部分火災保険の見直し、解約すべき特約その2は?

水濡れ原因調査費用特約です!!

過去2~3年の保険金支払額(受取額)と特約保険料を比較して、理事会で検討してみてください。

あるマンションの事例で確認したところ、2020年契約の火災保険の水濡れ原因調査費用特約保険料は、2021年1月の保険料改正で2.17倍になり、2022年10月の保険料改正で1%値上げになっておりました。

約100世帯のマンションですが、5年契約の火災保険の水濡れ原因調査費用特約費用をチェックすると、2020年時契約なら87万円、2021年契約の場合189万円、2022年契約の場合191万円です。

そのマンションで過去2年間に支払われた水濡れ原因調査費用特約による保険金は18,000円で、1回だけでした。

上の階からの漏水で、原因を調査する場合、わざわざ業者を呼ばなくても、管理人が上の階を順番に見に行けば、原因住戸と水漏れ原因を特定できる場合が殆どです。

それでも原因が分からない場合、業者を呼んで、天井を剥がすなどして本格的に調べる事となりますが、その業者は、改修工事を発注してあげれば、「調査費用は要りません。」という事になる場合が殆どです。

従って、調査費用だけ別途に発生するケースは殆どありません。

保険料が安ければ、掛けたままでも良いですが、上記のような例の場合、非常に勿体ない事になります。

保険会社に明細を出して貰って、是非ご検討していただき、総会で決議して特約の途中解約を致しましょう。

その1はこちらからどうぞ

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