LCC&レンタカーの旅(高野山お礼参り)⑦

高野山へ向かうルートをナビで検索すると、自動設定の場合、高速を利用するルートとなるが、別ルートを検索して一般道を選択すると時間的にその方が早いと予測された。それに従って、先ずは南下し長谷寺の近くを抜けて吉野を通るルートで行くことにした。途中、コンビニやドラッグストアに立ち寄った事もあり到着は12:30頃となった。途中、妻は助手席で爆睡していたが、途中吉野川に差し掛かると開けた河川敷の中を澄んだ色の水が流れていて美しい景色であった。河川敷には沢山の車が降りて駐車している場所があり、そこを中心に鮎釣りの釣り人が川の中に腿まで浸かって竿を振っている。紀の川も豊かな感じだ。飛行機で上空から見ても紀伊半島は緑が深いので水は清涼で豊かなのだろう。

最近人気の観光地九度山を過ぎると、道は徐々に登山ルートという感じになってくる。途中、自転車で登っている人は見かけたが、さすがに歩きお遍路の人は見かけなかった。高野山へのお礼参りは電車かバスで行くのだろう。それにしても高野山への道のりは山が深い。弘法大師の時代には四国八十八ヶ所のお寺よりも更に山深い環境だったのだろうと想像出来る。山頂まで一気に行くつもりだったのだが途中トイレが我慢できなくなって、道路脇に唯一あった公衆トイレを見つけて車を停めて駆け込んだ。有り難い場所に設けてある。更に登って尾根筋をぐる~と回ると高野山街区を示す看板が出てきた。左折して街に入る所に立派な大門が建っている。道路はその横を通って街に入る。一旦降りて、大門を徒歩でくぐろうかとも思ったが、車を停車すると邪魔になって失礼になりそうなので、そのまま通過した。街区内に入って行くと、想像していたより大きな開けた街が出来上がっている。ここが宗教都市である事を知らなければ、高原の上に広がる温泉街の様に思うだろう。弘法大師が開いた真言宗の聖地が、時代が下るに連れこれだけの発展を遂げているのは、真言宗の宗徒の信心深さを物語っている。先ずは全体を把握する為、金剛峯寺の駐車場から一の橋に向かい、そこに民間駐車場があるのを確認して、奥の院駐車場まで進んだ。奥の院駐車場は観光バスも沢山停まっている大きな駐車場でドライブインの様な食事処もある。一の橋までの距離が近ければここに停めるつもりであったが、往復歩くのは時間的にロスが大きいのでやめにした。金剛峯寺の脇辺りが飲食店の集積地なので、もう一度戻る途中で数件の食堂が目に留まった。直ぐ近くに路駐スペースがあり、数人の客が中に入って行くのが見えたので、我々もそれに倣おうと路駐して店に向かった。店前ショーケースには日に焼けたメニューサンプルが飾られているが、定食で1,800円くらいする割には店が汚くて不味そうである。観光地価格だから、どこもこんな料金設定かと思ったが、一応他も見てみることにして立ち去った。駐車場に車を入れて、中心街を歩いて、数件の店をチェックした。人気の2店のうち中央食堂さんぽうは湯葉などを使った精進料理なので大豆使用により逆に脂質が高いのでパス、梵恩舎はベジタリアンランチであるが、ワンプレートに盛り付けられたモノで普通に油で調理している様に見えるのでパスした。私の場合は脂質制限しているので、外食の内容の選択が難しいのである。結局中心街にある「精進料理寿司丸万」という普通の店に入った。隣接する同じような店と比べ、客が入っていて、外国人も多く評価が高いのかなと思って選択した。刺身と蕎麦の定食にかっぱ巻きを食べたのであるが、とにかく蕎麦が美味しくなかった。麵がブヨブヨで出汁も効いていない。かっぱ巻きだけがまともであった。まあ、こんな場所だから仕方がない。

続きはこちら「高野山奥之院」

コメント

  1. cutorimejin より:

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