LCC&レンタカーの旅(太宰府天満宮)㉓

福岡空港から地下鉄に乗り天神で降りて西鉄に乗り換える。次は西鉄天神大牟田線で二日市駅まで行き太宰府線に乗り換えだ。西鉄太宰府線は、二日市駅と太宰府駅の間だけを往復している支線になる。二日市駅で乗り換えの為、ホームを移動する陸橋を歩いていると、到着した折り返し電車から参拝帰りと思われる乗客が押し寄せてきた。雰囲気から察するにここでも外国人観光客の方が優勢である。

福岡空港から太宰府駅までは約1時間で到着した。太宰府駅の改札を出て右手に回るとコインロッカーがある。ここにスーツケースを預けて、手ぶらになって太宰府天満宮に向かった。時間が丁度5時だったので、太宰府天満宮参道の商店街はシャッターを下ろし始めたところであった。個人商店は閉めるのが早くて、大きめのお店やスタバのようなチェーン店だけが営業している。

鳥居の前で一礼して境内に入ると、参拝客も疎らで長閑な感じが漂っている。いくつかのめがね橋を渡って進んでいくと、厳かに本殿が佇んでいる。桃山時代の建築というだけあり古式ゆかしい風格を感じる。本殿の右手前には、あの有名な「飛梅」が鎮座している。立札には「東風ふかば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」と歌が書かれており、はるばる「太宰府に来たなぁ」という思いを強くする。

境内に立って、ぐるりと辺りを見回してみると、京都の神社やお寺とは違った空気が流れている。人が少ないから長閑な感じがするというだけではない、やはりその場所の空気というものがある。ほのぼのと心が落ち着いて癒される感じがするのである。

帰り道は、参道の商店街で開いているお店をゆっくり見ながら駅に向かった。やはり梅にちなんだお菓子を売る店が多い様だ。駅に近づくと間もなく折り返しの電車が発車するというアナウンスが聞こえた。それを逃すと20分待たなければならない。「急いでっ」と妻に言われ、走ってコインロッカーに荷物を取りに行き改札に戻った。その間、妻が電車を停めていたので、何とか滑り込むことが出来た。女性の強さを垣間見た瞬間であった。

 

 

続きはこちら「東横イン西鉄久留米駅東口」

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