LCC&レンタカーの旅(ジェットスター KIX⇒FUK)㉒

保安検査場は空いていたが、スーツケース内の空の水筒が引っかかて再検査となった。液体が入っていないのはX線で写らないのだろうか?水を出して空にするだけではなく、今度は蓋を外してからカバンに入れるようにしよう。

搭乗ゲートに到着したところ、機内持ち込み手荷物の重量検査を厳格に行っている旨のアナウンスが入った。重量検査が済んでいない方はカウンターに申し出て白いシールを手荷物に貼るようにとの事である。様子を見ていると何人かがカウンターに申し出て重量を計っている。

我々の荷物の重量は宿を出るときに計測していないが、感覚的に微妙に7kgをオーバーしている感じがする。「参ったなぁ。やはり持ち込み荷物の検査は本当に厳重になったんだなぁ」と観念したが、ここで追加料金を支払うことは癪なので、スーツケースの中の洋服類を取り出して出来る限り身につけた。小物関係でポケットに入るものは全てポケットに詰め込んだ。

搭乗前に妻がお手洗いに行っておきたいというので、その帰りを待っていると搭乗口に並ぶ列のほぼ最後尾になった。列の順番が進んでゲートでのチェックの順番になったが、特に荷物に関してのチェックは無く、結局スルーで搭乗することになった。出発時間の関係でいちいちチェックできないからなのだろう。搭乗客全員の荷物を計量していたら絶対に出発が遅れるはずだ。その為、搭乗開始前にアナウンスで荷物の計量の事を強めに警告して、申し出てきた人だけをチェックするという方法なのだと思う。

今回の座席は、前方近くの右手窓際を予約した。この日の関空は北から南に向けて飛び立ち、離陸して暫く上昇した後、大きく右に旋回した。関空が海の上にH型に浮かんでいるのが、右側主翼エンジンのはるか下方に見える。暫くすると砕石の削り出しで禿山になった男鹿島が見えてきた。どうやら瀬戸内海上空を抜けて行くルートの様だ。

LCCの座席は標準体型の私には左程窮屈には感じない。国内の移動であれば、充分耐えられる。お尻を引いて背もたれにピッタリつければ足元には空間の余裕が出来る。この姿勢の方が体には良いのだ。ただ隣の人がお手洗いに行く場合は、座席を立つ必要がある。出来れば、お手洗いには行かない様にした方がお隣同士お互いに良い。

それもあって、機内食の販売が始まった時、温かい紅茶だけをいただくことにした。

紅茶を飲み終わらないうちにストンと眠りに落ちてしまったようで、気が付いた時にはどこの上空を飛んでいるのか分からなくなってしまった。LCCにはライブカメラもモニターも無いので、こんな時退屈である。窓の外に見える陸地と海の関係からすると日本海側に抜けた様に見える。最初は四国上空を飛んでいるのかとも思ったのだが、右手に見える海の先に本州の陸地が見えない。その後、完全に海上に出た後、左旋回を始めたので、ここで山口県の上空を抜けて日本海側に出て、東シナ海城を南下し始めたのだと確信した。福岡空港へのアプローチもやはり南からの風が吹いている為か、北側の海上からの着陸アプローチとなった。右手側にヤフオクドームと福岡タワーが見えてきた。前回の福岡訪問時とは反対方向からのアプローチだったので、上空から福岡の街の違う表情を見ることが出来た。

到着した福岡空港は大規模な工事の最中であった。到着後、搭乗時に着込んだ服を脱いでスーツケースに収めるためラウンジへ向かったが、仮設の通路の様な所を歩かされる羽目になり案内板も充分でないので難儀した。カードラウンジのTIMEは、この日は混んでいた。着替えをして、スマホの充電をした。太宰府天満宮に電話を入れてみると19時まで参拝可能という事なので、今日のうちに参拝しようという事になり、長居せずにラウンジを後にした。

続きはこちら「太宰府天満宮」

コメント

タイトルとURLをコピーしました