シェラトン・サイゴン・ホテル&タワーズをチェックアウト
シェラトン・サイゴン・ホテル&タワーズに2泊した後の午前5時、フロントでチェックアウトを済ませると、フロントスタッフから、そこに用意されていた朝食のテイクアウトBOXを(何のオーダーもしていないにもかかわらず)渡された事でシェラトンに対する好感度が爆上がりしました。
その他にも、感心した事は室内クリーニングに関するエクスキューズの書類がドア下に差し込まれていた事です。
2泊3日の短期滞在の場合には、私達としてはスタッフさんに部屋に入って貰いたくないので、“Don’t Disturb”のサインを出しておくのですが、清掃担当者から「クリーニングの為に訪問しましたが“Don’t Disturb”のサインがあったので遠慮しました。」というお知らせの書類がありました。
過去、ヒルトン宿泊ではこの様な経験をした記憶が無いので、マリオットの方がこれらオペレーションのマニュアルがしっかりしているのではないかと感じました。
grabでタンソンニャット国際空港へ向かう
日の出前の朝5時の出発でしたが、grabは直ぐに捕まりました。
5分ほどでホテルのエントランスに迎えの車が到着しました。
未だ太陽は登っておらず暗い中を空港に向かいますが、地元の飲食店の中には営業している店も多数あり、朝食なのか夜食なのか、半露天の店内にはそれなりに客が入っていました。
しかし、驚いた事に今回のgrabでも私たち客を乗せたまま、そのgrab車はガソリンスタンドにピットインしたのです。
インド・デリーのUberの時と同じですが、こんなことがあるのかと、思わず妻と顔を見合わせて笑ってしまいました。
まあ2度も続けてあるのですから、これが普通の事なのだと理解するしかありません。
今回は早朝という事もありガソリンスタンドは空いていたので給油も直ぐに終わりました。
ドライバーさんは、店員さんに(金額は不明ですが)紙幣を2枚渡して給油をして貰い、釣りを受け取らずに出発しましたので、満タン給油ではなく、金額指定で少しだけ給油したのだと思います。
そう考えると多分こちらの人は車のガソリンを満タンにするのではなく、その日走る分だけ、チビチビこまめに給油する習慣なのだろうという事が分かりました。
タンクが空に近い方が車体重量は軽くなるので燃費が良くなりますし、その日暮らしで稼ぎを回すのであれば手元にある分だけしか給油できません。
もしかすると満タンにするとガソリンを泥棒に抜き取られるなどという事もあるのかもしれません。
彼らとしては、その日走る分だけチビチビ給油するのが最適解なのでしょうし、タクシーと違いgrabはメーターが回っている訳では無く、料金は定額制なのだから多少時間が余分に掛かろうが請求金額は変わらず、到着時間を保証しているわけでは無いのだから、客に文句を言われる筋合いはないという論理なのかなと思いました。
しかし、これをやられるとレビューで低評価を付ける客もいるのではないかと思いますが、だれもそれはしないのでしょうか?
何点の評価を付けたという事がドライバーに知られないで済むのであれば、私はガソリンスタンドにピットインしたこの2名のドライバーさんには低評価を差し上げたいですが、そうでない場合には低評価返しをされると困るので、勇気がなくて最高評価を付けてしまいました。
このgrabやUberの評価制度は機能しているのでしょうか?
40分程で空港敷地内に到着しましたが、ドライバーさんがこちらに何やら合図を送ってきます。
フロントガラスを人差し指で突いて、右・左という事を言おうとしている様でしたので、その先を見ると道路の標識があり、InternationalとDomesticsの分かれ道でした。
分かれ道の手前で減速したところで、「International」と答えて、そちら側にハンドルを切って貰う事が出来ました。
grabの予約で目的地をタンソンニャット国際空港としていたので、国際線の方に着けてくれると安心しきっていましたが、そこまで詳細に指示しきれていなかったようです。今後注意せねばならないと思いました。
往路のgrab料金は148,000ドンでしたが、復路のgrab料金は約1割安い130,000ドン(780円)でした。どちらもチップとして10,000ドン(60円)を付けました。
JAL成田便エコノミークラスにチェックイン
国際線ターミナルは、朝6時前にもかかわらず、多くの人でごった返していました。
未だ発着便数が回復しておらず、寂しさが漂う成田空港とは大きな違いです。
空港内の表示板でJALのカウンター記号を確認して、チェックインカウンターへ向かうと、エコノミークラスのカウンターの前だけ10人程度の列が出来ていました。
自分の順番になった時、ビジネスクラスのカウンターが空いていたので、そちらで手続きをする事になり、足ふきマットが敷かれているカウンターの前で後ろから見ればあたかもビジネスクラスに搭乗するかのような風で手続きを終えました。
発券自体は直ぐに完了したのですが、出国審査はやはり長い行列が出来ておりうんざりました。
X線検査では、靴も脱いで検査をする必要があったので、「こんなことなら履き替える靴下を用意しておけばよかった。」と妻が憤慨しておりました。
プライオリティパスでアプリコット・ラウンジ入場
プライオリティパスで入れるアプリコット・ラウンジは、出国審査を出てすぐの場所にあります。
左右両側の出国審査の中間地点にベトナム航空のロータスラウンジを示す青色の看板が通路の天井に下がっておりますが、それと同じエレベーターを利用します。
ロータスラウンジを示す看板の矢印の方向はDFSの店内に入る方向なので、一瞬戸惑いますが、そちらへ進むと直ぐにエレベーターがあります。
ロータスラウンジは上階でアプリコット・ラウンジは下階へ行きます。
エレベーターの右手にある階段を降りてもアプリコット・ラウンジには行けませんのでご注意ください。
アクセス方法はエレベーターのみとなります。
アプリコット・ラウンジは駐機場に面して横長で、全面ガラス張りなので見晴らしは良いです。
料理は次々に入れ替えてくれますし、中には美味しいものもあります。
デリーで利用したJALの臨時の提携ラウンジよりはずっと良かったです。
50分程で切り上げ、搭乗口に向かいました。
ホーチミンから成田へのエコノミークラス最後尾席でのフライト
定刻通り搭乗が始まりましたが、妻が最後にトイレへ行くと言って、行ったきりなかなか戻らないので、最後列での搭乗となりました。
今回の座席は55A・55Cという最後尾の席ですが、事前に座席変更してエコノミークラス席の前から5列目に変更したつもりが、変更完了ボタンを押し忘れたまま画面を閉じてしまったようで、変更がされておりませんでした。
アプリコット・ラウンジにいる時に初めてそれに気が付いて、「やってもうた」とショックを受けたのですが、結果として意外に快適なフライトが出来て良かったです。
最後尾にはトイレがあると思っていたのですが、この機材(787-8)の場合トイレは無くギャレーのみがありました。
おかげで、食事後のトイレ行列が出来てシートのヘッドレストにもたれかかられる事も無く、トイレを流す際のシュポッという音が聞こえることもありませんでした。
CAさんが食事の用意などをする際にガチャガチャという音はギャレーから聞こえてきますが不快という程では無く、自分の後ろに誰も座っていないという事は後ろからウィルスを含んだ咳を吹きかけられるという心配も無いので快適です。
安定飛行に入り直ぐに食事の提供となりましたが、ラウンジで食事をしてから未だ時間が経っておりませんので、お腹が空いておりませんでしたが、2回目の食事は無くドリンクだけになるとの事でしたので、頑張って食べておきました。
後回しにして、途中で運んで貰っている人も数人いらっしゃいましたが、私は取り越し苦労かと思いますが後回しにすると菌が繁殖するような気がして食中毒になると嫌なので皆と同じタイミングで食べました。
お腹が空いていれば、多分美味しいと感じられる内容かと思いますが、味噌汁はちょっと改善した方が良いのではないかと思いました。
フライト中は映画ミュージカルの「シカゴ」を観て過ごしましたが、シカゴ芸人の「ゆめちゃん」の印象が強すぎて、歌とダンスの場面になると映画の中に「ゆめちゃん」が出てきそうな気がして想像しながら観ておりました。
日本列島近辺のエリアは陸地から離れた航路を飛行しておりましたが、遠くの雲間に姿を現した富士山を見る事が出来ました。
成田空港には定刻前に到着しました。
Visit Japan webの入力をしておくのをうっかり忘れておりましたので、機内で紙の申告書を記入して用意もしていたのですが、到着してからスマホでVisit Japan webの入力をしようと試みましたが電波状況が悪くて断念しました。
16:00到着だったので、そのまま直ぐに駐車場に直行して車に乗れば良かったのですが、ラウンジでうがいをしてお茶を飲みたいと思い、少しゆっくりしていたところ、それが原因で夕方の渋滞にはまることになり余計に疲れる事になりました。
あっという間の旅行でしたが、観光地を回るという事では無く、日常に変化を付けるという意味で、弾丸旅行も悪くないと思いました。
YouTube動画も是非ご覧ください。☟
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