SFC修行2019エアチャイナ北京ラウンジ

北京国際空港

この記事は、ANAのSFC修行でのエアチャイナ利用時のフライトと北京のラウンジの感想・評価・コスパなどについて、口コミ的に書いています。

エアチャイナの場合、以前はスマホの電源を完全にOFFにしなければならなかったようだが、搭乗ゲートで確認したところ、フライトモードでOKとの事であった。以前より運用が緩くなったようである。

北京までのフライトは、途中、寝ている間に多少の揺れはあったが暫くで収まって、その後は静かなフライトであった。

北京は日本との時差がー1時間なので、窓を開けると未だ明るい。フライトの遅れは無かったので、トランジットの時間は十分確保できそうだ。

飛行機が高度を下げるにつれ頭痛がして来た。意図的にあくびを頻繁にして副鼻腔を広げる。こうすると頭痛が酷くなるのを防げるのである。

天津の上空に到達すると、ガスった窓の外の遥か下に、林立するマンション群が見えてきた。密集したマンションの建て方が共産主義国という感じがする。

天津上空で右に旋回して機種が北京に向いた。若干速度を落として、高度も下がった様だ。

中国上空に入ってから、ずっとガスっている。排気ガスが影響しているのか、天然なのか分からないが、灰色掛かった地味な街の雰囲気を余計に地味にしている。

北京郊外の様子が機体ボトムのカメラから送られてくる。共産主義的マンション群の他、工場のような建物も多い。大きな川が流れている。未利用地も多いので、まだまだ開発の余地が沢山ありそうだ。日本の様にゴルフ場だらけという光景とは全く違う。

途中、モニター画面を左から右へ、白い戦闘機の様な機影が横切った。かなりの低空飛行である。

着陸時は、急激なブレーキングも無くスムーズに降り立った。終わってみると、あっという間の楽しいフライトであった。もう少し乗っていても良いくらいである。SFC修行には、ANAのプレミアムエコノミークラスを使うより、エアチャイナのビジネスクラスをメインに利用した方が快適な修行が出来るのではないだろうか。

着陸後は、素早く荷物を纏めてトランジットのゲートを目指した。この日は沖留めではなくブリッジに着けてくれたので助かった。ビジネスクラスは先にドアを開けてくれるので、先頭集団で歩く事が出来た。北京国際空港はとてつもなく広い。巨大な建造物である。それに比べると成田空港は、今となっては貧弱で古臭くて、日本の玄関として恥ずかしくなるくらいである。

平日の為か、どこも混雑している箇所は無くスムーズに進むことが出来た。途中外国人用の指紋登録装置があり、スルーして進んでしまって、後で必要だとなってから戻りたくないと思い先に登録をした。これは入国する人達の為のもので、トランジットの場合は必要ないとは思うのだが、入国とトランジットが分かれる前の場所に設置されているので仕方がない。

トランジット窓口

混雑する事を心配していたトランジットの窓口は、意外にも行列は無く、直ぐに手続きが出来た。係員は思っていたより親切で礼儀正しい。そこを抜けて下の階に降りると次は保安検査であるが、こちらは、20人位の行列が出来ていた。その最後尾に並ぶと、直ぐに係員が来て、列を分岐させ、新しく開ける窓口の方に誘導してくれた。客の立場に立って早く捌いてあげようという姿勢が見られた。共産主義国スタイルから脱皮して、かなり意識が改善されているのではないだろうか。

ビジネスクラス利用で、先頭集団で出てこられたこともあるが、平日はこの空港も比較的空いているのだろう。制限エリア内もその広さと比べて、閑散としている。

パブリックのトイレに立ち寄ってみたが、思っていたより綺麗であった。清掃員がちゃんと働いている。便器やシンクがTOTO製なのには驚いた。

インフォメーションで「エアチャイナのファーストクラスラウンジ」の場所を聞くと、「E20の近く」という回答であった。

E20の看板を目指して進むが、近くまで来ても見つけられず、一度通り過ぎて、また人に聞いた。誰かのブログに確か「上の階にある」と書いてあったが、上の階に行く手掛かりが見つけられない。妻がエアチャイナファーストクラスラウンジの看板を見つけてくれて、ようやく場所が分かった。

奥のエスカレーターを上った所がラウンジ入り口

COSTAというコーヒースタンドの裏手にあるエスカレーターを上ると、そこがファーストクラスラウンジの入り口である。上記写真内の左上にその入り口が写っている。中華風の建物とパンダの置物が配置された公園スペースとCOSTAというコーヒースタンドが目印になる。

このラウンジは、中二階的なフロアにあり、天井は他のフロアと共通の高いドーム天井となっており、広々として開放的なオープンエア空間である。下の階を見下ろしながら、食事をして休憩が出来る。

WIFI登録機

無料のエアポートWIFIは、先ほど機械で申請を試みたが作動しなかった。このラウンジの受付の脇にラウンジ専用の”CA_VIP”のWIFI登録機があり、搭乗券のコードを読み取らせるとアカウントとパスワードが発行される。これは、ちゃんと作動したが、WIFI自体は繋がるのが超絶遅い。ADSLか電話回線の時代に戻ったかのような反応の遅さである。

Google系のサービスは全て繋がらないと聞いていたので、yahooを開けてみたが、繋がりは非常に遅い。検索などは、ほぼ使えない思った方が良い。試しに北京の地図を表示させてみたが、数分かかった。しかも、画面が濃くなったり薄くなったり点滅している。国策的にITの進歩は早い印象であるが、観光関連には手が回らないのか後回しなのだろう。

エアチャイナファーストクラスラウンジは非常に広くて、ゆったりとくつろげる。食事もそれなりにバリエーションが豊富である。中華料理系が主流であるが、サラダもあるので、野菜類が摂れる。生野菜はお腹を壊す恐れがあるかなと思ったが、大丈夫だった。ミニトマトは甘くて美味しい。普段なら中国製の野菜は絶対に食べないが、ここでは気にしていられない。

ワゴンで調理してくれるビーフヌードルは、麵が柔らかくて美味くは無いが食べられる。海老シュウマイは美味しい。お粥が一番おいしかった。

ラウンジのトイレも便器とシンクがTOTO製であった。ラウンジのトイレには、男性用・女性用各々1人づつ係員が張り付いており、誰かが利用すると、その都度清掃をしているので、常に綺麗な状態を保っている。中国でもVIPが利用する空間は清潔なのだろう。旅行者はそういう環境を選んで移動すれば、日本と変わらないか、それ以上の環境を手に入れる事が出来る。

スリーピングエリア

ラウンジ内にある「スリーピングエリア」は個別のブースになっていて、フロントで受付をして利用する形態である。食事をした後、少しソファで寛いだら、その後2時間位仮眠を取りたいと思ったのであるが、満室で利用できなかった。

慣れている人は先にスリーピングエリアを確保して、それからダイニングエリアに行って食事を選んで、スリーピングエリア内に運んで食べている様だ。流石、中国の人は要領が良い。仕方がないので、ソファを二つくっつけてブースの様にして、その中で横になった。数人これをやっていたので、マネをした。

ところが、スリーピングエリアから、度々出てきては外で座って咳をしているおばさんがいて、その辺りの空気を汚染させている。最初は離れていたのであるが、なにを考えているのか、わざわざこちらの近くのソファに腰掛けて、盛んに咳をする。

いい加減閉口したので、場所を移動した。先程休憩をしていたバーエリアに戻って、また椅子を繋げて休んだ。こちらは、人がポツリポツリいるので、少々落ち着かないが仕方がない。

シャワーも浴びたいところであったが、湯冷めして風邪をひきたくないのでやめておいた。移動する過程で、暑かったり、寒かったり、温度が変わるので、大事を取ってやめたのだ。

空港内にいる限り、北京の空気が排気ガスで悪いのかどうかは全く分からない。次回はトランジットで一度、外のホテルに泊まってみたいと思う。

ラウンジ内はコンセントも沢山ある。

このラウンジは、総合的に他のラウンジと比べてもかなり居心地が良いラウンジである。

スリーピングエリアがもっと沢山あって、使えたら最高なのに。まあ無料だから仕方がない。

北京発シンガポール行きのCA975便は、出発までの時間がありすぎて、未だゲートが決まっていない。初の北京トランジットなので、5時間あった方が安心であると思っていたが、やはり少々長すぎた。土日のトランジットならそれくらい余裕がある方が安心だが、平日のトランジットなら3時間位が丁度良いのかなと思う。

続きはこちら「北京⇒シンガポール」

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