
ランチは、セントラルのランドマークビルにオーガニックのフードコートがあるとの情報を得ていた。歩いて向かえば、ランチタイムを少し外せる時間帯になりそうなので丁度良いだろうと考えた。
未だ小雨が降っていて鬱陶しいが、クイーンズロードセントラル(皇后大道中)を歩いていく。英語名と両方あるのが格好いい。
ようやく辿り着いて、インフォメーションでフードコートの場所を聞くが、ここには無いとの事。
では併設されているはずのスーパーマーケットは?と聞くとそれも無いとの事。
情報が間違っていたのか、潰れたのか、私の勘違いだったのか?
納得がいかないので、その場でスマホで調べると既に2013年時点では撤退しているとの事である。流石に賃料単価の高い一等地は栄枯盛衰が激しい。
このスーパーのスリーシックスティも覗いてみたかったのであるが、MTR九龍駅店があるとの事なので、日を改めて行ってみる事にした。
そんなこんなで、ランチ難民になってしまったので、こんな場合は拘りを捨て直ぐに第2案に移る事にする。
それまで結構歩いて疲れてもいたので、セントラルエリアで他のレストランの候補もあったのだが、移動しないで済む同ビルの地下に降りた。
ここの地下のカフェが人気と言うので来てみたが、妻は朝にサンドイッチを食べているので、パン系は無理との事。お隣は、キクと言う店で、和食かと思いきや中華のテイストが濃い。
それだと野菜が取れないので、最初に隣のカフェでサラダだけ食べて、次にこちらで中華を食べるというハシゴ方式を取る事にした。
カフェの名前は、シンプリーライフカフェといい、結構な人気店らしい。サラダは、スモールとラージの箱を選び、嫌いな野菜を申告すれば、それを除いてガラスケースの中の皿に盛ってあるサラダ全種類を入れてくれる。
ラージを2人で分けて食べたが量的に丁度良かった。
一部の野菜はローストしてあったり、特色のあるサラダバーの様な感じである。
我々が食べている間、席は常に満席で、空くと直ぐに埋まる。
客の殆どは香港市民で、良く利用している様な感じの人達ばかりであった。
隣のキクに移動すると、先程のランチメニューから、アフタヌーンメニューに変わっていた。結構内容が変わるので、香港のお店は注意が必要だ。
ランドマークの高級店をザッと見た後、次はコーズウェイベイ(銅鑼湾)に行こうという事になった。
ランドマークと地下鉄の駅は地下道で繋がっている。
今度は青色で表示されるアイランドラインに乗って3駅である。
地下鉄の駅を出ると、平日の昼間だというのに若い人達で賑わっている。
ファッションウォーク、そごうなどをザッと見て、タイムズスクェアに向かう。
この辺りの街並みは昔からの香港の延長という感じであるが、タイムズスクェアの前まで来ると、突然景色が切り取られて時代がチェンジする。
良くこの場所にこれだけの規模の建物を作って、ハイブランドのテナントを集めて来ようと考えたものだ。周囲からの唐突感は否めない。
テナントはバラエティに富んでいて、高級志向という事ではない。それでもコーズウェイベイのランドマーク的存在になっているとの事なので、開発成功という事なのだろう。
地下には英国系デパートがテナントで入っているとガイドブックに書いてあるが、そのテナントも銘柄は変わっていた。
地下のスーパーマーケットは、活気があり、丁度日本フェアの催事をやっていた。置いているものは日本のローカルの商品なので、販売員は日本から来ているのかと思いきや、香港の人達であった。
価格的には、日本で買うのと同じ位のものもあるが、殆どのものはかなり高い。関税が掛けられて高いのか?日本の商品が香港で人気があるから、業者が乗っけて売っているのかは不明である。
タイムズスクェアから駅への帰り道、サーフブランドのクイックシルバーの看板がデカデカと貼られたビルがある。
香港で買う人がいるのか?と思い、少しだけ店内を覗いてみた。
アパレルだけかと思っていたが、サーフボードがずらりと並び、ウェットやリーシュなど、普通にサーフショップである。
店員に聞くと、香港島の東側でサーフィンが出来るビーチがあるそうで、地下鉄アイランドライン終点の柴湾からバスに乗って行けるそうである。
これは一度行っておくべきかもという気がして来た。ホテルに帰ったらネットでもっと情報を集めてみよう。
思いがけない情報のお礼に、丁度シーガルのウェットが欲しかったので、1着お買い上げ~となった。
今日はもう歩き疲れたので、ここで観光は打ち切りとし、地下鉄でホテルに戻る。地下鉄については大体様子がつかめて来た。あとは、バスとトロリーに乗れば香港での移動には自信がつくだろう。
チムサーチョイの駅に着いたところで、ついでに駅直結のアイスクエアを覗いてみる。特筆すべきものは無い。
チムサーチョイの駅からセンチュリーハイアットまでは、地下道を通って雨に濡れずに行くことができる。
一旦ホテルの部屋に戻って休憩する。夕飯は、近くで食べたいのでホテル棟内のモールK11を散策してみようという事になった。
ここはアートスペースとモールの合体というコンセプトで作られているので、いたるところにアート作品やオブジェが展示されている。館内には独特のフレグランスが漂っており、これは何処かの店から漂ってくる香りでは無く、共用部全体に意図的に香る様に噴射されている様に思う。
ほぼ各階に飲食店があるので、店前に掲示されたメニューを見ながら、下から上まで全部チェックしてみる。
日本関連の店が多いのに驚かされた。
沖縄のパンケーキの店PAN DE PAINは長い行列が出来ていた。店前のメニューはカタカナで書かれているので、普通に日本にいる様なつもりで読んでいる自分に途中で、はたと気づき、ここは香港だよな?と妙な気持ちになった。
地下には和食店があるが、ナンチャッテ和食店の様な気がしたのでパスした。
GOCHISOと言う日本語名の洋食店があり、ステーキが食べたくなったので、ここに入った。味は普通に美味しいのと、店員さんがテキパキとして、感じが良かったので気に入った。
地下には、マーケットプレイスと言うスーパーが入っている。このスーパーにも日本の食材や製品がたくさん並んでいた。
US産のりんごは1個200円位であるが、日本産のものは1個500円位する。
それでも売れるのだから、香港市民がリッチなのと日本製品が信頼されているという事なのだろう。
レストランの名前を日本風にするのもイメージ戦略なのかもしれない。
スーパーで少し買物をして、部屋に戻った。部屋に冷蔵庫があるかどうかを確かめていなかったので、朝食用の食材を買えなかった。
またコンビニか、ホテル内のカフェで食べるかの選択になりそうだ。
部屋に戻ってシャワーを浴びる。お湯の量は充分あるので快適であった。
トイレの音も静かなので申し分無い。
部屋には持ち出し可能なスマホが1台あり、市内通話無料、データ通信無制限であった。
グーグル使用の際、ログインを求めてきたのでIDとパスワードを入力したが、チェックアウトの際、リセットが万全なのかフロントで確認した。
テザリング機能も付いていたので、それを設定して、自分達のスマホを使う様にしたら快適になった。
日本でレンタルして来たwifiルーターは、速度が遅くて快適では無かったのである。
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