SFC修行2019 ヒルトン・ニセコヴィレッジ

この記事は、ヒルトン・ニセコ・ヴィレッジに宿泊した際の感想・評価・コスパについて、周辺のお店などの情報も合わせて口コミ的に書いています。

小樽からニセコまでは1時間半くらいのドライブとなる。地図上で見ると近いのだが、北海道の場合は見た目の感覚よりずっと距離が長いのである。

小樽駅前を通り、山側に向かう。直ぐに市街は終わって山中に入っていく。途中小樽市街方面を見下ろすビューポイントがあった。

山中牧場でソフトクリームを食べ、道の駅あかいかわで休憩した。

やっと羊蹄山が見えるところまで来たが、この日はあいにく雲がかかって全容が見えない。

途中ニセコ・ヒラフを抜けて行くのだが、このエリアはますます開発が進み、ヨーロッパのスキーリゾートエリアの様な雰囲気である。

そこを抜けて、ニセコ・ヴィレッジが近づいてくると周りには何もない静かな環境となる。これはこれで良いと思う。

ホテル棟の手前に来るまで建物が中々見えないというアプローチも良いと思う。夏はゴルフ、冬はスキーを楽しむ為に開発されたリゾートというコンセプトが良く表れている。

ヒルトン・ニセコヴィレッジはこれだけの大きさのホテルであるにもかかわらず、エグゼクティブルームの設定が無い事と、建物に年季を感じるので、元々はヒルトンでは無かった事は明白である。

建物の感じと、部屋の中に入った雰囲気で、プリンスではないかとピンときた。ググってみるとやはりそうだった。

ウェルカムドリンクを2階のメルトでいただけるというので、そこの窓際の席で外のグリーンを眺めながらカプチーノをいただいていると、西武グループが元気だったバブルの時代の景色が蘇ってくるようであった。

今はひと気が無くガランとしたこのレストランも、ウィンターシーズンは人でごったがえすのだろう。まして30年前のバブル前夜のスキーブームの時は凄かったのだろうと思う。傷ついたフロアの木材から、その雰囲気が伝わって時の流れを感じるひと時であった。

チェックインの際にフロントで確認すると、事前にwebチェックインしておいた部屋より眺めの良いお部屋にアップグレードをしていただけたとの事だった。しかし、未だ部屋の用意が出来ていないので、一旦外へ昼食を摂りに行くことにした。

軽く食べられれば良いと思ったので、道の駅ビュープラザ・ニセコに隣接する店舗群の中で蕎麦屋があったので入ってみた。

麺の種類が2種類あって、韃靼そばと胡麻そばが選べる。韃靼そばはルチンの量が普通の蕎麦の150倍あるという説明書きがあった。その為、中国の韃靼地方の人々は健康で長生きなのだそうだ。

私も以前に韃靼そばを食べていた時期があったのだが、その様な情報は知らず、韃靼そば粉の原産国が中国という事を知ってから食べなくなっていた。

その夜、早速ネットで検索して北海道産の韃靼そば粉を使った蕎麦を探して注文した。

最初にホテルに到着した時、フロントにいたスタッフは全員日本人だったのだが、昼食を食べてからチェックインの為に戻った時には、全て外国人になっていた。

部屋のカードキーを受け取って、1671号室の前まで行って、センサーにカードをかざしたのだが、緑のランプが点灯せず、何度やっても赤ランプが光る。

仕方がないので、もう一度フロントに戻って、カードキーの再設定をして貰った。

今度は、フロントスタッフが一人我々に付いてきてくれた。聞くとミャンマー出身で、このヒルトンに来て5年目になるそうだ。日本語も上手なので、ここで仕事を覚えキャリアを積んで、そろそろステップアップの時期なのではないかと思われた。

ここのスタッフは、他のヒルトンと比べても外国人の比率が高いように感じた。各国から集めたスタッフをここでOJTで鍛えて、他の系列ホテルに配置していく教育機関なのではないかと思えてきた。

アップグレードしていただいた部屋は、羊蹄山が正面に見える素晴らしいお部屋であった。部屋は古いが、広さとしてはスーツケース2個を開いたままにしておける位の余裕があり快適であった。コンセントも至る所にあり重宝する。

洗面が玄関ドアを開けて直ぐ横にあるのだが、日本人にとってはこの造りでも良いと思う。

難点は、全館冷暖房である為、この時期は未だ冷房であり、小型ファンヒーターを借りて暖房している時に持参のドライヤーを使ったらブレーカーが落ちた。

幸いフロントに電話が通じたので、ブレーカーが落ちた事を伝えると5分位で作業員が来て廊下側でPS内の作業をして復旧した。

翌朝、部屋のカーテンを開けると羊蹄山が神々しい姿を見せていた。雲海に浮かぶその姿を拝むことが出来ただけで、ヒルトン・ニセコヴィレッジに宿泊して良かったと思えた。

朝食は、到着時にウェルカムドリンクをいただいた2階の「メルト」がバフェ会場となる。

メルトの朝食バフェは、一見地味であるが味は良い。品数も充分あるので満足できた。

朝食後、館内と周辺の散歩に出かけた。1階のジムでは欧米観光客が汗を流していた。

ホテルの直ぐ横には、ジップラインなどが楽しめるザ・ピュアという施設がある。

木造風の商店街的な建物がある。ショップや飲食店が入っているが、ウィンターシーズンの方が雰囲気が出そうである。

ホテルの目の前にゴンドラ乗り場があり、一気に山頂近くまで登ることが出来る。スキー場の構成としては最高である。もちろんホテルの手前まで滑って下りてこられる。山の中腹から上は、かなりの斜度がありそうだ。是非、ウィンターシーズンに来てみたいと思った。

今回はゴルフをする事を全く考えていなかったが、もう一泊してゴルフを入れるというパターンも検討するべきであった。平日なら空いていて、ツーサムOKで尚且つ安い。

来年はここで何泊かしてゴルフ合宿というのも良いかもしれない。

続きはこちら「支笏湖」

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