今回はJGCプレミア修行で羽田からバンコクへエコノミークラスでフライトした際の記録です。
前回のソウル行きと違い、今回は羽田を午前11:25発なので少し時間的余裕がありました。

いつもの通り羽田空港P5に車を入れて第3ターミナルに到着しました。
今回は、旅行保険を厚くするため、セゾンアメックスゴールドの年会費優遇型カードを発行し、さらに荷物を往路でも空港まで宅配するためにSBIプラチナデビットカードを発行して、事前準備をしておりました。
私の目論見としては、スーツケースを空港まで事前宅配して手ぶらで電車で空港へ向かうのであれば楽なので、妻も納得するのではないかと思い、今回試験的に実施して、今後はその方法に慣れれば継続しようと考えておりました。
その方が、万が一の道路渋滞などでやきもきすることもないので私としては気が楽です。
出発の3日前まで、この方法の実施を妻に説得を試みておりましたが、3日前にパッキングを終えるなんてできないとか、色々理由をつけられて今回は却下されたので、結局車で向かうことになってしまいました。
これを実行するには、行きと帰りを羽田・成田と分けるなど、電車を使わなければならないシチュエーションを作ってしまわないと我が家の場合は実行できなさそうです。

朝8時前に空港3階の出発フロアに到着しましたが、保安検査場は長い行列が出来ているもののJALのチェックインカウンターは混雑しておりませんでした。
自動チェックイン機は空いているものが何台もあるので直ぐに手続きが出来るのですが、アップグレードのキャンセル待ちに関して最後にチェックインカウンターでお尋ねしたいと思い、有人カウンターに向かいました。

バンコク便の復路については10日前くらいかと思いますが、キャンセル待ちをしていたアップグレードが受け付けられましたとのメールが入りましたので、web手続きで真ん中3席のうち2席を指定して、その後に窓際席が空いたので、窓際2席に変更して押さえておりました。
復路の方が予約クラスは低いのですが、朝9:55バンコク発の便なので、滞在ホテルでの朝食がとれないことなどから人気薄なのかと思います。
それに比べて往路については夕方16:20バンコク着で未だ明るいうちに空港に到着できるので人気が高いのかと思います。
この往路については3日前にwebで確認したところビジネスクラスで空席が1つありましたので、当日まで残っていれば、1人だけでもアップグレードが出来るのではないかとの淡い希望を持っておりました。
私は、往路復路のうち片方だけビジネスクラスが取れるとしたら、往路をエコノミークラスで、復路は疲れているのでビジネスにしたいと考えるのですが、妻は逆の考えを持っておりました。
往路については旅を楽しみたいという期待があるが、復路については乗って運ばれるだけだから重要ではないし、バンコク便の場合は帰りの方が気流に乗るのでフライト時間が短いということが理由だそうです。
という事であれば、妻だけでもビジネスに乗せてあげたいと思い、1人分だけでも空きがあればと考えておりましたが、カウンターでは残念ながら満席ですと言われました。
チェックインを済ませたらフェイスエクスプレスの登録を行ないましたが、機械を設置している場所がチェックインカウンターに並ぶ通路の導線上なので人がぶつかって来て不自由しました。導線を考えてもらいたいと思います。
完了後、出国手続きのフェイスエクスプレスのレーンに並びましたが、この日はフロアの端まで行列が伸びており通過まで15分以上かかりました。
保安検査の前に水筒のお茶を捨てるつもりが忘れていた為、X線検査後に指摘を受けて中身を捨てましたが、その際にカバンの中身をひっくり返していた為、搭乗券を紛失してしまいました。

ラウンジで再発行してもらえるものだと思っておりましたが、ラウンジのカウンターで依頼したところ、受付の方が上司に確認に行き、セキュリティ上再発行は出来ないので、スマホの画面で搭乗してくださいということになりました。
その後、ラウンジ内でバッグ内を再点検したところ、バッグ内に突っ込んでいた折り畳みの買い物袋の隙間に挟まっておりましたので、落としたわけではありませんでした。

ラウンジ内は6割くらいの入りでしたので、座席はどのエリアでも選択できました。
飛行機が眺められる窓際のカウンター席も良いのですが、この日は2時間くらい滞在が可能なので、一番奥の落ち着けるソファに陣取りました。
モバイルオーダー方式で料理を取りに行く必要が無いので、端の方の落ち着く席がベストポジションだと私は思います。
この4月以降はJGCプレミアから陥落するので、お寿司を堪能させていただきました。
前回訪問時は時間がタイトで食べた気がしなかったのですが、今回はゆっくり味わうことが出来て幸せでした。

その他、サラダ・スープもおいしかったのですが、和御膳は微妙でした。

朝食を終えたところで、妻をラウンジに残して両替に行きましたが、あまり考えずにラウンジの出入り口前の両替所を利用しましたが、そこは韓国の銀行が運営しているようです。
少し左方向へ歩けばトラベレックスがあるので、そちらを使えばレートは同じでもJALマイルが付くので失敗しました。
今回は搭乗開始時間前に少し余裕をもってゲートに向かいました。
144番ゲートなので、やはり10分程度歩くことになりました。
到着すると未だ搭乗開始時間前ですが、グループ1、グループ2と2本の列が早くも出来ておりました。
グループ1だけでも相当な人数になります。
この便はファーストクラスもビジネスクラスもありますので、エコノミークラスである私たちがグループ1に並ぶのも僭越ですが、恩恵を享受して優先搭乗をさせていただきました。

今回の座席は46A46Bなので真ん中より少し後ろです。
エコノミークラスは途中にギャレーが挟まっていて前方と後方に分かれており、後方座席の前から2列目になります。
搭乗率が高そうなので、私たちのお隣の通路側席にも誰かが乗ってくるものと覚悟しておりましたが、女性の一人旅の方でした。
私が隣にいるのも気まずい気がして女性同士で隣り合って座ったほうが良いだろうと思い、窓側席の妻と席を代ろうと言ったのですが、妻に拒否されました。
妻としても他人と隣同士で座るより、窓側にいた方が落ち着くという事でした。
考えてみると、この数年エコノミー席であっても窓側2列の席であったり、非常口座席だったりしたので、3列席で通路側に他人様が座って塞がれるというシチュエーションはありませんでした。

お手洗いに行くタイミングが難しいのですが、お隣の方が立った時に合わせていこうと考え、トイレが近くて何回も立つ方であれば良いなと願っておりました。
しかし、その願いは叶わず食事をしたら爆睡して一向に目を覚ます気配がありませんでした。
フライト時間は6時間とそこそこ長いため、食事の後、何度もドリンクサービスが回って来て、機内が乾燥しているため喉だけは乾くので、そのたびにお茶などをいただいてしまったので、2回目の食事の前に限界を迎えることになりました。
爆睡されているところに声をかけるのは憚られたので、タイミングを計っておりましたところ、CAさんがドリンクサービスの声掛けをしているときに少し反応する気配があったので、声をかけさせてもらいました。
すると目を覚まして席を立って下さいましたので、妻にも声をかけ2人で用を済ませることが出来ました。
結局この女性は1度もトイレに行くことが無かったように思いますが、それに引き換え、前列の非常口座席に座っていたおじさん2人はしょっちゅうトイレに行っていたと思います。
やはり中長距離で3列シートの窓側席はなかなか厳しいものがあると改めて思い知らされました。

エコノミークラスの機内食ですが、前回のソウル便に比べると格段に良かったように思います。
和風ハンバーグを選択しましたが、目玉焼きが半熟に仕上がっていたのが意外でした。
機内で温めなおすのであれば黄身がカチカチになっていてもおかしくないのに、調理時間を絶妙に調節して冷凍と温めをしているのかと思います。
そう考えてみると、前回のソウル便の牛肉とおこわの冷たさは、あれが標準ではなくて、温め忘れか温め時間設定の失敗だったのではないかと思えてきました。

また2回目の食事は調理パンが提供されましたが、裏面をひっくり返してみるととんでもない数の添加物の記載がありましたので、食べるのは遠慮しておきました。
ところで今回のフライトは順調とは言えず、先ずは羽田空港でゲートを離れるのに30分以上遅れました。
理由は、乗らないことになったお客様がいて、既に積み込み済みの荷物を降ろす作業に時間がかかっているという事でした。
乗らなくなった理由も気になりますが、そのような場合にキャンセル料などはどうなるかも知りたいところです。
多分CAさんに尋ねても担当外なので分からないと思いますので、聞く相手がおりませんでした。
フライト中は、おそらく偏西風の中を逆行しているためだと思いますが、フライトレーダーをみても遅々として進みません。

やっとベトナム上空あたりまで来て、やれやれと思っていたところ、スワンナプーム国際空港付近で雷雲が発生しており、管制塔から上空で旋回して待つように指示が出ているとのアナウンスが入りました。
バンコク上空まで来たところで引き返し、都合3回ほど旋回して上空待機となりました。
30分後に着陸許可が下りましたが、空港着陸時は雨雲を抜けて降りると未だ土砂降りの状態でした。

飛行機から一歩外へ出ると、ブリッジではムッとする生暖かい空気がまとわりつきます。
空港内に入れば、冷房が効いていて快適でした。

入国審査に非常に時間がかかるということを覚悟していたのですが、時間帯の為かそれほど並ぶこともなくスムーズに入国して外に出られました。
ホテルまでの移動手段は一番簡単で安全なエアポートリムジンを利用しました。
税関を抜けた先の出口の直ぐ右手の分かりやすい場所に受付カウンターがあります。
2組が手続き中で待ち時間もなさそうだったので、先にチップ用の小額紙幣を手に入れようとコンビニを探しましたところ、直ぐ先に売店がありましたのでエビアンを1本購入しました。
しかし空港価格はエビアン1本が108バーツと異常にお高かったので、ここで崩すのではなくホテル近くのセブンイレブンで水などを購入する方が良いと思います。

エアポートリムジンのカウンターに戻り、配車の手続きをしました。
希望の車種を指定するのですが、カウンターの上においてあるリーフレットの表面は先方のお勧めの高級車なので、それをひっくり返して裏面の一覧表から一番安い車種を選択しました。
一番安い車と言っても、いすゞ自動車製のSUVでしたので、小さいわけではなく、スーツケース2個を後ろのトランクに余裕で積めるので快適でした。

夕方のラッシュ時間にかかることを心配しておりましたが、途中の高速合流地点で若干渋滞した程度でその他はスムーズに流れました。

コンラッドのあるプルーンチット駅周辺エリアまでなら大きな渋滞は無く、その先のチャオプラヤ川周辺まで行こうとすると大変な渋滞に巻き込まれることになるのかと思います。
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