レッドライン(ワイキキトロリー)で観光する <ハワイの風に吹かれに行く>⑯

この日の午後は、ワイキキ・トロリーのレッドラインに乗ってダウンタウンに行ってみる事にした。朝食を腹一杯食べたので、お昼は軽めにしようと思い部屋で蕎麦を茹でて食べた。これが出来るのもタイムシェア物件の良さである。
レッドラインは50分毎に発着しているので、出発時間を計算して15分前には乗り場のTギャラリアに到着する様に部屋を出る。観光スポットに多数停車するので、下車して見学して次のバスを拾うという方法もある。我々は午後スタートなのでバスの上からの観光に留めて、ダウンタウン周辺の散策だけするつもりである。
レッドラインはTギャラリアを出発すると一方通行の為、カラカウア通りを東へ進みアストンワイキキの前で左に折れてアラワイブールバードに突き当たり、また左折して西方向に進路を変える。アラワイ運河を渡り、ホノルルコーヒー、
ホノルル美術館、ハワイ州政府庁、フォスター美術館、ハワイ出雲大社と観光スポットに停車して進んで行く。
我々はチャイナタウンで降りて街を歩いてみる事にした。平日の午後の為か人通りは少ない。閉まっている店も多く日本のシャッター商店街と変わらない雰囲気である。チャイナタウンを抜けてアロハタワー方面に向かう。近くまで行ってみたがタワーの上に登るまでも無いだろうと思い外から写真だけ撮って引返す。次にダウンタウン方面を経由してイオラニ宮殿に行く。生憎この日は休館日であった。カメハメハ大王像の前でお決まりの記念撮影をして、この停留所で次のレッドラインのバスを待つ事にした。未だこの時は追跡アプリの存在を知らず、前のバスが行ったばかりの様で、たっぷり50分待たされた。南国は途中スコールもあるので傘が必要だ。この日も基本晴天で太陽ギラギラなのだが、停留所で待つ間小降りではあるが雨に降られた。これにてこの日の観光を切り上げてワードウェアハウス、ワードセンターを経由してアラモアナショッピングセンターで下車した。この日もアラモアナ・フードランドで買い物をして帰った。
夕飯を部屋で自炊して食べ終わった頃、ヒルトンハワイアンビレッジの花火の音が聞こえる様な気がした。うっかり忘れていたが時計を見ると19時45分、花火の始まる時間である。
花火が行われる時間は5分程度なので今から行っても間に合わない可能性があったのだが、とりあえず部屋を飛び出した。ワイキキビーチまで早足で歩いてハレクラニの脇の道を抜けて砂浜にたどり着くと、そこにはたくさんの人が繰り出していた。ヒルトンの花火を目当てに出てきた人達でビーチから桟橋まで人で一杯だ。砂浜に出て右手を見るとちょうど花火が打ち上がった。それをバックに写真を撮ろうと妻を立たせてスマホを構えると、暗い夜空はシーンと静まり返っている。どうやら、残念ながら先ほどの花火が最後の一発であった様だ。撃沈。

それでも夜のビーチもなかなか良いものである。ホテルのライトがビーチを明るく照らしているので危険は無い。この日は人手も多いので夏祭りのような雰囲気であった。直ぐにホテルに戻るのも癪なので記念撮影などをして暫くビーチで過ごしてから部屋に戻ることにした。

続きはこちら「パープルラインで観光」

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