リロバケーションズ軽井沢の体験宿泊①

この記事は、リロバケーションズの体験宿泊を経験して、その説明を聞き、価値があるのか、コスパはどうなのか、買う意味はあるのか、実際に予約はとれるのかなどの疑問について、口コミ的に評価を書いています。

ダイナースクラブのDMが届き、会員制プレミアムリゾートの体験宿泊が1泊100円で出来るという。早速、封を開けてみるとリロバケーションズのが運営する「L class menbers」という施設であった。

結論から言うと、セールス自体は非常に淡白なので、興味のある方は気軽に試して検討すれば良いと思う。私は、過去にヒルトン、ウィンダム、マリオットのタイムシェア販売会を経験したが、左から順にかなり強めのクロージングを説明終わりに掛けられる。どの会社も後追いセールスは無いが、説明終わりには上司のマネージャーさんが出てくる。このアメリカ仕込みのハートの強いセールスマンに対峙しなければならない所は苦痛である。リロバケーションズさんはそれが無いので、こちらの気持ちを素直に伝えれば良い。クロージングさえも無いと言える。いかにも日本の上場企業という品の良さであった。また、ホテルスタッフの女性たちも非常にホスピタリティがあり、会社自体には好印象を持った。

今回の体験宿泊は、軽井沢と南紀白浜の2施設から選ぶのであるが、モノは試しという事で関東圏の軽井沢に応募してみた。南紀白浜に1泊で旅行するのは距離的に厳しいし、遠方にある評価の分からない宿泊施設にわざわざ出かけていく理由がない。

DMに記載されているフリーダイヤルに電話をして宿泊希望日を伝えて、いくつかの質問に答える。その日から1週間くらいで抽選の結果を連絡するとの事であった。普通のホテル予約の様に先着順で予約を受け付ければ良いのに、先方で見込み客の選別をしているのが、見え見えであった。2日後には電話が入り、「当選しました」という事で、数日後に施設の地図などの案内書が郵送されてきた。

送られてきた資料を見ると、施設の住所は「軽井沢町追分」で、しなの鉄道の「信濃追分」駅と「御代田」駅の中間位の立地である。軽井沢の中心地からは車で20~30分はかかる場所だ。それが分かった時点で、今回体験宿泊して購入するという気持ちは、ほぼゼロになった。近隣には「グランドエクシブ軽井沢」があるが、もしエクシブ位のグレードがあれば、心が動いてしまうかもという気持ちも少しはあった。

今回の結果としては、体験宿泊だけさせていただき、利用権の購入については丁重にお断りさせていただいたのであるが、営業の方の説明と、ホテルスタッフのホスピタリティは素晴らしかった。また、商品のシステムも良く考えて作られており、施設自体に魅力があれば買っても良いと思わせるものであった。

案内書によるとチェックインは、15~16時の間に定められており、遅くとも16時には到着して、その後すぐに1時間の商品説明を受けていただきますとの事であった。当日はゆっくり観光をしている暇はない。カーナビを見ると到着予想時間が15:55だったので、一所懸命飛ばして目的地を目指した。目的地付近に到着すると「ポイントバケーション」という看板が18号線沿いに出ていた。あまりセンスのない看板である。案内板に従って、敷地内道路を進むと施設のフロントらしき場所に到着した。車寄せ的になっているが、ホテルのエントランスの様なものは無い。最初その建物を見た時は、仮設の販売センターかと思った程、あっさりした建物である。建物周辺にある駐車場は満車だったので、車寄せに一旦駐車した。階段を上がった中2階のフロントに体験宿泊のチェックインをしたいという旨を伝えに行くと、直ぐに奥から営業担当の男性が出てきて、駐車場の案内をしてくれた。「L class menbers」専用というボードが貼られた区画があり、三角ポールでガードされていたが、そこが今回の部屋専用の駐車場であった。直ぐに部屋まで案内してくれるとの事なので、荷物を持って部屋に向かった。部屋はそのフロントの上の階にある。エレベーターは無く階段で上がるのには少々驚いた。販売用の商品説明もこの部屋で行うという。担当の方はいったん下がって資料を準備して5分後に戻るとの事であった。

その間、部屋の中をいろいろとチェックした。専有面積としては110㎡、間取りは2LDKであるが、各部屋はゆったりしている。ベッドルームのうち1部屋が窓のない行燈部屋になっているのが惜しい。天井高は最大で2.7mくらいありそうだ。LDKは30帖くらいかと思うが、キッチンはアイランド型のシステムキッチンが入っており、ダイニングテーブルは両サイド3名づつの6人掛け、リビングのソファは3人掛けと2人掛けをL字に配置している。リビングのテレビは60型の液晶が壁に掛けられている。マッサージチェアもテレビの前に置かれている。ソファとダイニングチェアは革張りであるが、質感的にそれほど高価なものでは無さそうだ。システムキッチンは日本製であるが、食洗器はビルトインされている。オーブンはビルトインではない。電子レンジ&オーブン、トースター、炊飯器、フードプロセッサー、ホームベーカリーなど必要な家電は置いてあり、食器類も充分に揃っている。洗面にはドラム式洗濯乾燥機があり、システムバスは、打たせ湯のできるシャワーとジェットバスの機能がある。タオル類とアメニティもホテル同様一通り揃っている。部屋の内部としては、申し分なく、その後快適に一晩を過ごすことが出来た。

営業の方が戻ってきて、早速説明の開始となった。先ず最初に「約1時間の説明の後、次の日の朝までに購入についての意思表示をしていただき、それ以後の後追いセールスは一切致しません」という表明がなされた。こちらが「買わない」と決めた場合は、一度だけ断りの返事をすれば終わりとなるので、気が楽である。これはお互いにとって非常に良いと思う。

説明はテンポよく進み、こちらからの質問にもいくつか答えていただいたが、時間的には1時間かからずに終了した。今回販売している「L class menbers」という商品は、この部屋の利用権を1ヶ月単位で購入するというものであるが、時期によって、価格に大きな差をつけている。ハイシーズン・ローシーズンの価格差は3倍ほどになる。分譲のタワーマンションの高層階・低層階の価格差が可愛く見える。不動産的商品ではなく、旅行商品的な発想で組み立てられているから、この価格設定になるのだろう。

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