ファミリーロッジ旅籠屋・高松店に宿泊 <思い立って四国お遍路八十八ヶ所>㉚

この日の宿は「ファミリーロッジ旅籠屋・高松店」である。85番札所「八栗寺」の参拝を終えて約15km戻る形になる。高松市の中心部を通り越して山側の高松自動車道方面へ走る。旅籠屋の周辺は住宅団地があり幹線道路沿いは焼き肉店や回転寿司などのロードサイド店が並ぶ環境である。幹線道路はトラックも走るので夜間の騒音振動が気になるかなと心配したが左程でもなかった。当初予定では79番まで来て「坂出グランドホテル」で宿泊する手はずであった。この2日間で予定より6件先に進むことが出来て、85番までクリアして宿も旅籠屋と言うリーズナブルな宿に切り替え出来たのは大成功であった。翌日は残り3件で「結願」達成であるが、さらに1番「霊山寺」をお参りするのを「満願」と言い、殆どの方はそうするとの事である。我々もそれに従う事にした。最終日にお参りを終えた後の宿泊は初日に宿泊したグランドエクシブ鳴門に再宿泊するつもりで予約を入れていたが、これもキャンセルして、また旅籠屋に予約を入れなおした。お遍路の締めくくりは、少しリッチな宿に宿泊した方が良かろうと考えていたのだが、お遍路を廻っていくうちにそんな気持ちは無くなった。旅籠屋・高松店の方が1番札所「霊山寺」からの距離は近いのであるが、あいにく満室で予約が取れず観音崎店で予約を取ることが出来た。今回のお遍路で旅籠屋には計4泊お世話になる。1泊あたり約8000円で済むので旅費的には結構節約することが出来た。観光ではなくお遍路という目的があっての旅なので宿のグレードとしては、旅籠屋で充分である。旅籠屋さんには四国にもっと店舗を増やして貰いたいものである。徳島市内、四万十市内、松山市南部郊外、今治市内あたりに店舗が出来れば、旅籠屋さんだけで車お遍路を完結する事が出来そうである。夕食はロードサイドの店舗でも良いのだが、近くに「ゆめタウン高松」というショッピングモールがあったので、その中のレストラン街に行ってみる事にした。流石に高松市内のショッピングモールだけあってお店も充実しており人で賑わっていた。レストラン街を一通り廻ってみて「龍神丸」という土佐料理の店が美味しそうであったのだが店の前には行列があり1時間近く待たなければならないという事なので諦めた。その他和食では「大戸屋」があるのだが、こちらは直ぐに入れるので、面白みは無いがそこに落ち着いた。都内でも食べ慣れた定食なので普段と変わらぬ食事ができるというのも逆に良いかと前向きに考えることにした。お遍路を終えてから、このブログを書いている時にこの日に食べたものが中々思い出せなかったのは「大戸屋」であったからである。後から考えてみると旅の思い出を作るには美味しくても不味くても普段とは違うものを食べてみる事が必要なのだなあと感じた。「ゆめタウン高松」の中にはスーパーがあるので、帰りにそこで朝食用の買い物をした。コンビニのサラダよりはスーパーのサラダの方が良いような気がするからである。

続きはこちら「86番札所・志度寺~」

コメント

タイトルとURLをコピーしました